犬の鼻血 原因と対応が知りたい!!

犬の鼻血は危険!今すぐ原因を確認しよう
私たち人間は病気でなくとも、刺激物を食べすぎたり、興奮状態になったりすると、鼻血が出ることがありますが、犬や猫などの小動物は、そんなに簡単に鼻血を出すことはありません。
でも、体調不良なら話は別です。犬や猫の鼻血は、思いもしなかった病気の兆候かも知れないので、要注意。ここでは、犬の鼻血についてご説明します。
① 犬が鼻血?
犬が鼻血を出した場合は、速やかに獣医に相談することをお勧めします
鼻血の症状によって、原因や病気が異なりますので、その例をご紹介します。
鼻血とともに、鼻水やクシャミ・逆クシャミが出る場合や、咳をする場合は、鼻炎や呼吸器系の異常が考えられます。細菌やウイルス、真菌、カビの放置が、その誘因になりうるとされています。花粉症や、アレルギー疾患が鼻炎を引き起こすこともあります。
またクシャミを伴う鼻血の原因として、意外なところでは歯周病が挙げられます。こちらは歯石が誘因になるので、口腔ケアも欠かせません。
鼻血が流れて止まらなくなる場合には、血液の病気や何らかの中毒症状(殺鼠剤に使われるワルファリンなどは要注意)、フィラリアなどの感染症、腫瘍や癌などの疑いがあります。
特に老犬の場合は、鼻のポリープや腫瘍、フォンヴィレプランド病などの凝固系疾患が心配されます。歯槽膿漏が悪化し、歯根部分に膿がたまることで鼻腔に炎症が起こり、流れる鼻血の原因になることもあります。
鼻が腫れて、呼吸がゼイゼイと荒くなったり、口呼吸をするようになったりすれば、副鼻腔炎の疑いがあります。しきりに鼻を気にして痛がったり、鼻の上が腫れたりする症状が現れ、目やにや涙が大量に出る結膜炎を併発することがあります。この副鼻腔炎は、放置すると蓄膿症を誘発します。蓄膿症を発症すると、鼻腔に大量の膿がたまり、粘膜がただれて嗅覚が鈍ります。また、脱力感やのぼせから、元気がなくなる、食事をとらない、散歩を嫌がるといった反応を示すようになります。
鼻が腫れあがって変形し、それに伴って目が飛び出たような顔つきになってしまった場合には、鼻腺癌、肺水腫、脳腫瘍や骨肉腫などのガン、または糖尿病などの病気が疑われます。塊のような鼻血が出たり、嘔吐や吐血、血便や四肢筋肉の震え、痙攣といった症状が出ることがあります。
片方の鼻から大量の鼻血が出る場合には、外傷の可能性が高くなります。病院で獣医に相談しやすいように、周囲の状況をざっと確認して、速やかに病院に連れて行くことをお勧めします。
また、犬が大きなイビキをかいている場合には、鼻腔が狭くなっている可能性があります。そうすると、体温調節がうまくいかなくなり、熱中症にかかりやすくなってしまいます。この状況を放置すると、気管虚脱をはじめとした呼吸器系の慢性疾患を引き起こしてしまいます。
② 犬が鼻血を出したらどうしたらいいの?
犬の鼻血に、止め方というものはありません。
愛犬が鼻血を流せば、なんらかの応急処置を施したくなる気持ちは分かりますが、対処方法を間違えると、かえって二次症状を引き起こしてしまう可能性があります。ここはグッとこらえて、できるだけ速く獣医に相談することをお勧めします。
人間が鼻血を出したときには、鼻に詰め物をして安静にするのがセオリーですが、犬の鼻に詰め物はできません。
犬の鼻血を止めようと、ティッシュで詰め物をしたり、綿棒で鼻孔をこすったりすると、窒息ししてしまう場合もあります。犬の鼻腔は入り口が狭く奥が広いので、鼻の入り口で止めたつもりの詰め物が、奥に入って取れなくなることがあります。また、詰め物が鼻腔の奥を刺激して出血を招き、症状を悪化させてしまうこともあります。
鼻血の治療法は、その原因によって異なります。
鼻炎の場合は内科的治療が多く、腫瘍や癌、原因不明の大量出血の場合は、内科的治療に加えて、患部の切除などの外科的治療が施されることがあります。外傷の場合には、安静にしていれば、じきに鼻血は止まります。しかし、鼻血が出るような衝撃を受けているなら、場合によっては脳震盪などを疑う必要があります。
犬が鼻血を流している場合、まずは獣医に相談するべきでしょう。











