愛犬とドライブしたいけど車酔いが心配…そんな飼い主様へ

愛犬と楽しいドライブのはずが、車酔いで散々なドライブに、なんてことをよく耳にしますね。
車酔いは犬にとっても体力の消耗が激しく負担も大きいので、快適なドライブを楽しむための犬の車酔いの予防と対策について考えてみましょう。

犬が車酔いするのはなぜ？

犬が車酔いしてしまう原因はおよそ３つ考えられます。

犬の車酔いの症状

犬が車酔いをした時の初期症状として、よだれをたくさん垂らす、鼻水がたくさん出る、頻繁にあくびをする、ガタガタと震える、などがみられるようです。
症状が進むと嘔吐や下痢がみられ、脱水状態になることも懸念されます。

犬の車酔いを防止するための対策

子犬のころから乗り物に慣れさせると乗り物酔いを起こしにくいといわれます。
最初は１０分程度のドライブから徐々に距離を伸ばして少しずつ慣らしていきましょう。
他にもいくつかの対策をまとめてみました。

犬を車に乗せる時は満腹と空腹を避けましょう。

エサの量をいつもの半分くらいの量にして出かける２時間前には食事を済ませておきましょう。

犬の不安感をフォローしましょう。

優しく声をかけて落ち着かせてあげましょう。

犬が受ける車の揺れをできるだけ軽くしてあげましょう。

移動用キャリーバッグ、ケージ、バリケンなどに入れてあげると犬の体の安定を保つことができます。
飼い主さんはなるべく車が揺れないように一定の速度で走行し、ソフトなブレーキングを心がけて運転してあげましょう。

音楽やラジオはボリュームを小さくしてかけましょう。

犬の聴力は人間よりはるかに優れており、人間には心地よいボリュームでも犬には大音響に感じる場合がありますので、車
酔いの心配がある時は音楽やラジオをかけない、もしくはボリュームを小さくしてかけましょう。

車に乗って出かける行先は楽しい所であるよう印象付けましょう。

普段車で出かける時、ほとんどの行先が病院である場合の印象は犬にとってはあまり良いとはいえないですよね。

例えば行先が病院であっても、その後にドッグランに連れて行ってもらえたらたくさん遊べる楽しい場所という印象を持ってくれると思います。
嫌な印象を楽しい印象にスイッチする、または嫌な行先より楽しい行先の方が多いと犬も喜びますね。

犬が車酔いをしてしまった時の小さなサインを見逃さないようにできるだけ気を配り、初期の兆候がみられたらこまめに休憩をとって犬の負担を軽減できるように対応することで、車に乗る＝車酔いという嫌な印象を持ってしまうことへの予防にもなります。

犬の車酔いのおすすめ予防策

人間はもちろん犬の乗り物酔いの民間療法として注目を集めているのが「しょうが」です。
しょうがの成分のジンゲロールには、よく知られる血行促進や温熱効果の他に吐き気を抑制する働きがあります。
犬にしょうがの搾り汁を数滴飲ませることで効果が見込めます。

他にはペパーミントのアロマ効果は人間の乗り物酔い止め効果や抗菌作用が高い評価を得ています。
もちろん犬にも有効であるといわれていますので、ペパーミントオイルを綿花などに数滴たらして車の中でアロマとして使用するのもおすすめです。

いろいろ試してもなかなか良い結果が出ない時は獣医さんに相談して酔い止め薬を処方してもらうか、酔い止めに効果があるサプリメントを使ってみるのも良いでしょう。

犬の車酔いまとめ

犬の車酔いの一番の対策は子犬の頃から乗り物に慣れさせ、たくさんドライブに連れて行って、たくさんの楽しい時間を一緒に過ごす、これに尽きるかもしれませんね。
それができなかったとしても（もしくは成犬で迎え入れても）飼い主が充分に予防と対策を施すことで克服できることも多くありますので、愛犬とドライブをたくさん楽しんでくださいね。

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