フレンチブルドッグの基本講座

はなぺちゃで愛嬌満点なところ、後ろ姿、思い切りリラックスしている寝姿などフレンチブルドッグの魅力を挙げてゆくときりがありません。
実は元は闘犬の一種でもあり、気性が荒かったり、頑固な面もある犬種ですが、意外にも皮膚はデリケートで日ごろの生活で様々なトラブルに悩まされることがあります。
辛い皮膚トラブルから解消されるために、フレンチブルドッグの基本を抑えておきましょう。

生後一年以降にアレルギー検査を

どんなことよりも食べることが大好きというフレンチブルドッグの食欲いつられ、いろいろな食べ物を無条件で与えてしまってはいませんか？
フレンチブルドッグのしつけには、ご褒美のオヤツを用いないというドッグトレーナーさんが大勢いるほどに、フレンチブルドッグは食べ物に目がありません。
そのため、どんな物でもおいしそうに味わってしまいます。

ただこの犬種は数ある犬種の中でもトップクラスに皮膚がデリケートです。
中でも食物への反応が過敏に出ることが多々あります。
毎日食べている食事はもちろん、犬用のオヤツや家族の食事のお裾分けでもアレルギー症状が起こることがあります。

辛いアレルギーは、一旦発症してしまうと完治させる方法はなく、日々の食事で症状をコントロールするしかありません。
辛い症状を未然に防ぐためには、生後一年を目安に動物病院で血液検査を受け、今後発症する可能性があるアレルギー原因物質を把握しておくと安心です。
生後一年未満はまだ発育というであり、月齢によっては母犬の免疫が検査結果に影響を及ぼすこともあるので、検査時期は動物病院に相談をしましょう。

検査後は食事やオヤツから危険性のある素材を排除すれば、発症予防にもつながります。
もちろん血液検査は何歳でも受けることが出来ます。
検査を受けることで、除去すべき素材が明確になれば、もっと安心して愛犬の食べ物を選んであげられるようになるでしょう。

シャンプー後の乾燥はしっかりと

フレンチブルドッグのシャンプーは大抵の方が自宅で済ませているでしょう。
もちろん短い被毛ですから、洗い上がり後はしっかりとタオルドライを済ませ、ドライヤー不要という事もあります。
ただシャンプー後は

部分に水分が残りやすいので、これらの部分はタオルや綿棒でしっかりとケアをしてあげましょう。
いずれの部分も通気性が悪く、生乾きのままで放置してしまうと雑菌が繁殖し、痒みや湿疹、赤みが起こることがあります。
足先は体の上部から降りてきた水分がたまりやすく、指の間が湿った状態になることもあります。
たとえドライヤーを使用した場合でもほんのわずかな時間で乾燥を終えることが出来るので、ドライヤーの利用をおすすめします。

意外なところで皮膚ダメージを受けることも

皮膚がとても敏感なフレンチブルドッグは日常生活の思わぬところでダメージを受けることもあります。例えば

などです。他にも想像もつかない場面もあるでしょう。

例えば散歩から帰宅をした後で、お腹や脇、足に赤みや痒みが出るのは、除草剤の成分が体に付着してしまったことが原因という場合もあります。
症状が軽い場合は数時間で自然と収まることもあれば、シャンプーをすることで改善されることもあります。

しかし時間が経つにつれて症状が強くなる、愛犬が執拗に掻く、舐めるという場合は念のため動物病院を受診しましょう。

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