愛犬は大丈夫？隠れ肥満チェックと対処法

家族が食事をしている時、スイーツを食べている時、じっと見つめる視線を感じるでしょう。パグは何といっても食べることが大好きな犬種です。
食べ物には目がないので、なんとかお裾分けをもらえないかと考えています。もちろん期待通りにもらえた時の喜びは、嬉しさがあふれています。ただこんなパグですから、当然体重管理は二の次になりがちで、気が付けば肥満・・・・ということも。元気で健康に過ごしてもらうためにも、パグの体重管理について考えてあげましょう。

実は隠れ肥満が多いパグ達

パグはどっしりと重量感のある体形と細い足が特徴的です。
標準的な体重を維持している場合でもこの体形ですから、肥満と勘違いされてしまうこともあります。
逆に本当に肥満であっても、家族がつい見落としてしまう、リスクを見逃してしまうことがあります。
ペットとして暮らすパグの多くは「隠れ肥満」だと言われています。
愛犬の体重は？食事は？運動は？もう一度見直してあげましょう。

肥満の目安3ポイント

我が家のパグは肥満気味？それともセーフ？見極めるポイントをご紹介させていただきます。

もし思い当たるポイントがあれば、肥満を疑ってあげましょう。
特に体形はわかりやすいでしょう。
パグの胴体はどっしりとボリューム感がありますが、決して頭よりも肩幅が広くはなりません。
でも肥満になってしまうと、肩や首回りにぜい肉が付き、特に首元の皮膚がたるみます。
首に余計な皺が出来ている時は、毎日の食事やオヤツを見直してあげましょう。
家族の食事やオヤツのお裾分けは当面の間控えてあげましょう。

もし太ってしまった時は？

我が家の愛犬も肥満・・・と感じた時、ダイエットを計画してあげましょう。
ただ犬のダイエットは人間と違い必ずしも運動が最優先ではありません。
特にパグのように足が細く華奢な体形の場合、肥満状態で運動をさせたり、散歩に連れ出し長時間歩かせることで足腰の関節に痛みが生じてしまうことがあります。
標準体形の場合でさえ、運動をしすぎることで足腰への負荷が心配されるのですから、肥満ともなればなおさらです。
パグの肥満にはまずは食事制限から取り組んであげましょう。
毎日の食事を１０％ほど減らしします。この方法を一か月ほど継続してみましょう。すると次第に体形に目に見える変化が現れます。
たとえ健康の為とは言え、急激なダイエットや食事制限はストレスや体調不良につながるので、まずは10％を目安に続けてみましょう。
もし過度な肥満で早急なダイエットが必要な場合は、15％ほどで調整をしてみましょう。
手術や加齢による体調不良で急速な改善が必要な場合は、獣医師に相談をして具体的な食事量の指示を受けましょう。
市販のペットフードは製品によって原材料やカロリーが異なります。必ずしも一律の数字を提示することはできず、全ての犬に同じ方法での食事制限はできません。
ですから愛犬の様子を意識して観察し、体形の変化の有無を見極めてあげましょう。
また家族も協力しあい、食事のお裾分けやオヤツを与える量などの見直しをしてゆきましょう。実は家族はこの点を見直すだけで、十分なダイエット効果がみられるケースもあります。
体重が標準値に近づき、これまでに比べ体の動きがスムーズになったと感じられるようになったら、散歩やレジャーの機会を増やし、アクティブな生活を心掛け、体重維持に取り組んでゆきましょう。

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