様々な体験を積むことで、社会への警戒心、恐怖心が払拭出来る

プードルはとても賢く、しつけの覚えも早い犬種です。
中にはトイレをたった1回教えただけで、完璧に覚えたという事もあるほどです。

ただあまりに賢いがゆえに警戒心が強くなってしまったり、人見知りをしてしまいがちな面もあるので、子犬のころから「社会科トレーニング」に取り組んでゆきましょう。

あえてトリミングショップを利用する

爪切り、ブラッシング、シャンプー、カットに至るまで全てのお手入れを自宅で完了できるというプロ顔負けの飼い主さんが増えています。
オリジナリティ溢れるカットスタイルは愛犬ならではのチャームポイントが引き立っています。

でもプードルの社会化という側面からは、あえてトリミングショップの利用をお勧めします。
トリミングショップでのトリミングを体験させることで、愛犬は

など様々な社会のルールを学びます。
トリミングは必ずしも犬にとって快適でリラックス出来るものではありません。

ただ今後生涯を通じて必要になるお手入れですから、子犬のうちに余計な警戒心をぬぐいさり、どのような場面にも対応できる練習を重ねておくと安心です。

相性の合う遊び相手を探す

プードルは本来水辺での猟で活躍するために輩出されています。そのため小型化されたトイサイズも活発で高い運動能力を持っています。
一見、お洒落で繊細な外見からは想像できないほどに運動量も豊富に必要です。
プードルとの生活ではぜひ相性のあう遊び相手を見つけてあげましょう。
毎日の散歩やドッグランで共に遊び、じゃれあうことの出来る犬友達がいれば、きっと運動不足だけでなくストレスの解消にも効果的です。
プードルはとても知能が高く、繊細な気質を持っています。

そのためややこだわりが強い面もあり、必ずしも相性のある相手が同じプードル同士、小型犬同士とは限りません。時には大型犬や年齢の離れた犬との相性がいいこともあります。
様々な犬と触れ合い、対面させ、愛犬自身に友達作りは任せてあげましょう。

目指せ6カ月で100パターンの体験

しつけに関する書籍等ではたびたび「社会化」という言葉が用いられます。
犬達が人間社会で共に暮らすうえでかかせない順応性を身に着けるためのしつけの意味です。

ただ忙しい毎日で、この社会化にどう取り組めばいいのか、どの程度時間を割けばいいのかが曖昧なままでは家族にとっても負担が生じます。
子犬の社会化とは生後3カ月～半年ほどの期間に積極的に行います。
人間であればこの時期は幼稚園、保育園を経験する年齢です。家族以外とのかかわりが増え、遊びを通じて接し方を身に着けてゆきます。
犬の場合は

など様々な目的があります。
社会化トレーニングでは「生後6か月までに、100パターンの経験」というキャッチコピーがあります。
これは様々な経験を積むことで、社会への警戒心、恐怖心が払拭出来ること、周囲との交流方法を身に着けることを数値化した目標です。

この中にはトリミングショップや動物病院、ペットホテルの利用も含まれています。
将来いつかは必要になる場面を先に経験させておくことで、いざ直面した時に愛犬がスムーズに受け入れられる事を目指します。
プードルの子犬を家族に迎えたらぜひ積極的に「体験」の機会を増やしてあげましょう。

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