トイプードルの毛玉はどう処理していますか？

トイプードルにとって毛玉の悩みはなかなか改善策が見つからない深刻なお悩みでしょう。
せっかくならかわいいヘアスタイルを楽しみたい・・・
でも長く伸ばすと毛玉が出来る・・・
こんなお悩みを解決するべく日ごろのお手入れの基本を知っておきましょう。

毛玉対策にはスリッカーを活用

毛玉対策には小まめなブラッシングが何より効果的です。
このときに用いるブラシは「スリッカー」と呼ばれる種類を用います。
スリッカーには「ソフト」と「ハード」の2種類がありますが、皮膚が薄く被毛が繊細なトイプードルには「ソフト」を用いましょう。
スリッカーでは

の部分を丁寧にブラッシングします。
これらの部分は日常生活で摩擦が起こりやすく、小さなもつれや毛玉ができやすい部分です。
スリッカーで毛玉やもつれを1か所ずつほどき、仕上げにコーム（平たい櫛）で毛並みを整えておくと、毛玉防止に効果的です。

ブラッシングローションを活用

ブラッシングは必ずしも快適なものではなく、中にはもつれた被毛で皮膚が引っ張られ痛みや不快感をあらわにすることもあります。
ブラシを見ただけで・・・気配を感じただけで逃げてしまう、怒る、噛みつくということも珍しくありません。

でもトイプードルにとってブラッシングは生涯続けなければならないお手入れの1つです。
ブラッシングが嫌い、苦手という意識が根強く残ってしまうと家庭でのブラッシングだけでなく、トリミングショップでさえも暴れ、抵抗するようになってゆきます。
ブラッシング嫌いにさせない、克服させるためには、ブラッシングの都度「ブラッシングローション」を活用しましょう。

ブラッシングローションを用いると被毛が適度な湿り気を帯び、毛玉やもつれがスムーズにほどけるようになります。
ブラシで毛玉が引っ張られることもなく、ブラシを通すことが出来るようになります。
ブラッシングローションは速乾性があり、使用後にドライヤーで乾燥させる必要はありません。
自然乾燥で完了出来る上に、被毛の静電気防止や芳香効果もあります。
市販のブラッシングローションの多くはハーブの香りがほどよく漂うので、ぜひお気に入りの香りのする製品を見つけ、こまめなブラッシングに役立てましょう。

へアレンジでお手入れの手間を軽くしよう

忙しいから、嫌がるから・・・様々な理由から家庭でのブラッシングを怠ってしまうこともあるでしょう。

でも毛玉は決して見栄えの問題だけではありません。
毛玉があるということは、その下の皮膚は通気性が悪くなり蒸れ、雑菌が繁殖しやすくなります。
口周りであれば唾液や食べかすで悪臭がすることもあります。毛玉で皮膚はつれ不快な思いをすることもあります。

トイプードルとの生活では週に数回がブラッシングをするよう心掛けてあげましょう。
もしこまめなブラッシングが難しいという場合は、カットスタイルを見直し、家族の生活に負担にならないヘアスタイルにアレンジしましょう。

例えば口周りに汚れや毛玉が出来やすい場合は、テディベアカットではなくラムクリップと呼ばれる方法もあります。
口元の汚れやすい部分をバリカンで短く切りそろえてあるものの、耳や頭部には十分な被毛が残ります。
ヘアスタイルを短くすることでトイプードルのかわいらしさが半減してしまうのでは・・・・という声も多々ありますが、トイプードルは想像以上に多彩なアレンジが出来る犬種なので、まずは毛玉が出来にくいこと、お手入れが楽な事を最優先に考えてもいいでしょう。

ヘアスタイルに悩む場合はSNSやネット上で気になるヘアスタイルを見つけ、トリマーに相談しましょう。

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