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愛犬の老化のサインを見逃さないで!

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大切な愛犬も、段々と年を取るにつれ老化が訪れます。

年老いても、うちの子はまだ元気いっぱいで……、と思いがちですが、老化のサインは元気さに隠れていても、確実に現れてきているのです。

老化が訪れる年齢は、大型犬や小型犬の違いもありますが、大体生後7歳になると、どの大きさの犬も人間で言う40歳を超えてしまいます。

寿命というものがある以上、人間よりもはるかに早いスピードで、急激に老化が進んでしまうので、犬の年齢や状態に合わせたケアを早期に開始する事は、老化による怪我や事故を未然に防ぐ事になります。

まず初めに、老化とはどういった特徴やサインが見られるのかをまとめていきたいと思います。

被毛について

一番わかりやすいのが、犬の毛に関してかと思います。

若い頃はつやつやだった毛も、徐々に毛づやがなくなり、脱毛も見られ、薄毛になってきます。

また、毛色も薄くなり、黒っぽい毛に白髪が混じっている事に気がつくと思います。

皮膚の張りもなくなる為、乾燥してフケが出たりする事もあるので、皮膚病を予防する為にも、シャンプーの成分や使用頻度を考慮し、老犬に合ったケアをしましょう。

視力・聴力について

当然ながら、耳や目にも老化の影響は出てきます。

当たり前ですが、どちらも衰えるもので、視力が低下し、歩いていてモノにぶつかったりするようになります。

飼い主からすると、あまり見えていないのでは? と感じるようになります。

原因としては老化が考えられる他、老化によって生じた白内障も考えられます。

白内障は水晶体が白っぽく濁ってくるので、進行に応じた治療を進めていく事が大事です。

聴力も段々と弱まります。名前を呼んでも振り向かなかったり、大きな音にも反応が鈍かったりと人間と同じような状態になってきます。

飼い主がしっかりサポートしていく事で、いつもと変わらぬ日々を過ごせるように心がけましょう。

排泄について

室内飼育の犬であれば、やはり気がかりなのはトイレだと思います。

今まではちゃんとトイレが出来たのに、失禁するようになることもありますが、ほとんどの場合がわざとじゃないのです。

また、お漏らしして! なんて、しからないでくださいね。きっと誰もが通る道なのです。

老化が進み、犬も自分の身体のコントロールが難しいのかもしれません。

老化によって頻尿になったり、かと思えば尿の出が悪かったり。回数や量を全体的に見て減少傾向にあったりと、なかなか把握するのは難しいところです。

尿の量は大切な健康のバロメータですので、決して疎かにしないように。気になる事があったら病院受診をおすすめします。

あまりおしっこが出ていないけど、まだ1日目だから……、なんてのんびりは、ワンちゃんの年齢と相談しましょう。

老犬の容体急変はとても早く、悪化するほどに体力は消耗されます。

食べ物だけでなく、出て行くものもきちんと管理しましょう。同じように、食べる量が減り、内臓の働きも低下する事から、便も出づらくなってくるでしょう。

フードだけに頼らず、食物繊維のあるサツマイモを加えてあげたり、ヨーグルトでビフィズス菌を摂取させる等もひとつの方法です。

散歩について

散歩について

生活における老化の兆候として、老化が進むにつれ筋肉量も低下し、元気に走り回る事も減り、散歩中はゆっくり歩くようになります。

休憩を取り入れても、立ち上がりが困難で、あまり疲れていると寝そべったまま、しばらく歩けない事もしばしば。

これはもう、犬の体調や季候に合わせるほかありません。老犬に無理は禁物です。

オスは足を上げて排尿しますが、その足を上げるのも一苦労。足を支えてやるわけにもいきませんので、優しい心で見守ってあげましょう。

食事について

食事量も、若い頃に比べると断然減っていきます。

老化に伴い歯が抜けてしまって食べづらくなったり、顎の筋力の衰え等も関係し、食事の好みが変化する事も。

中には、「食べ物に興味を示さなくなった」、「食べなくなった」などの極端な例もあるようですが、わがままだけが原因ではない老犬の事を親身になって考え、「食べたいな」、「食べやすいな」と愛犬が感じられる様な食事をあげるようにしましょう。

最近は手作りごはんのレシピ等も多くありますから、そういったものを参考にチャレンジしてみるのも良いかもしれませんね。

老化は必ず訪れる、シニアライフも楽しもう

様々な変化を書き出してみましたが、いかがだったでしょうか。

老化は遅かれ早かれ必ず訪れるものですが、子犬時代、成犬時代、老犬時代、それぞれの内容は全然違いますが、その期間に合った、たくさんの楽しみ方や思い出の作り方が存在します。

犬が見せる表情や、表現方法も月齢で変わってきますし、一つ一つが飼い主にとっては貴重な瞬間となるでしょう。

衰えるから、低下するから、だからといって、悪いわけでも悲しくなる事もありません。

逆に、今まで元気いっぱいに走り回った愛犬が、のんびり過ごしているな等と、以前よりもっと近くに感じるかもしれません。

犬が望む事の全てを知る術はありませんが、老犬になっても、変わらぬ愛情で接してあげる、これが一番なのではないかと思います。

老犬になってもしっかりケア出来るように、私たち飼い主が健康である事、こちらは基本中の基本ですね。

老化からくる変化をよく理解して、ゆっくり、のんびり、愛犬のシニアライフに寄り添ってあげてくださいね。

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この記事を書いた人

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