犬がチョコレートを食べてしまったら?まとめ
犬がチョコレートを食べた際の吐かせ方などまとめ
あなたが食べているチョコレートの甘い匂いにつれられて、愛犬が物欲しげな顔をしていませんか?
あまりのかわいさについついチョコレートをおすそ分けしてあげたくはなっていませんか?
ペット、特に犬にとってチョコレートは害がある食材なので、あげてはいけない食べ物とわかってはいるものの、ほんの少しだけなら大丈夫と思ってはいませんか?
では、チョコレートをあげてはいけないのは嘘なのかなと思ってしまいますよね。
例えば私たち人間が賞味の切れた食べ物を食べたとき、お腹を壊す人、食中毒を起こして入院してしまう人、そして全く平気な人がいるように、犬もチョコレートを食べても平気な犬、下痢をしてしまう犬、そして最悪の状態、死という結果を招いてしまう犬がいます。
どれくらいなら食べても大丈夫、どの犬種なら大丈夫というデータは存在しません。
なぜなら私たち人間と同じように、犬も個体個体で体質が違うからです。
ではなぜチョコレートを与えてはいけないのか、ここでは、チョコレート中毒についてご説明します。
①どうしてチョコレートをあげてはいけないの?
チョコレートの成分には、テオブロミンという犬にとって有害な物質が入っています。
このテオブロミンはカフェインに似ている物質で、チョコレートやカカオ豆、カカオ豆の外皮、お茶、コーラに多く含まれています。
特にチョコレートやカカオに多く含まれており、誤って摂取してしまうと、解毒分解能力が低い犬に大脳興奮作用や呼吸興奮作用が起き、中毒症状が起きる原因を引き起こすとされています。
この解毒分解能力を数値で表すと、食べたチョコレートの量にもよりますが、17.5時間でやっと摂取量半分、約50%の分解排泄ができるとされています。
つまり、誤って誤食、誤飲してしまってから、約24時間が最も危険な状態にあるということになります。
②チョコレートを食べてしまったら、どうなるの?
誤ってチョコレートを食べてしまった場合、下痢や嘔吐、抗うつ状態や興奮状態、不整脈や呼吸が荒くなるなどの心拍数の増数、発熱、運動失調、震え、痙攣、発作、多尿や血尿、血便や脱水症状、低カリウム血症などの症状が出て、最悪の場合、死に至ることもあります。
犬個体個体の生態、体質にもよって異なりますので、一概には中毒量の判断はできませんが、
一般に10㎏の体重の犬に対して、500㎎~1000㎎のテオブロミンを摂取すると、中毒の症状が現れる
とされています。
チョコレートの量に換算すると、200g~400gが致死量になります。
元々、肝臓疾患などの病気を持っている犬は少量の接種の場合や、包み紙についていたチョコレートを舐めただけでも、中毒症状、死亡してしまう場合がありますので、注意が必要です。
またチョコレート本体だけでなく、チョコレート成分を含んだクッキーや飴などのお菓子類も同様に害を与える可能性が高いですので、合わせて注意が必要です。
ちなみにテオブロミンは色の濃いチョコレート、ホワイトチョコレートよりブラックチョコレートのほうが多く含まれています。
誤ってチョコレートを食べてしまった!
もし、誤ってチョコレートを食べてしまったら、まずは応急処置として吐かせることが大切です。
チョコレートを食べた直後、すぐ吐かせることができれば、中毒症状を少しだけですが軽減することができます。
そのあとすぐに病院へ連れていき、獣医の診断、治療を仰いでください。
テオブロミンへの代謝機能は悪いので、時間が経てば消化ができるというものではありません。
食べた後の素早い対処が重要です。
症状が出てからでは治療も困難になります。ある意味、時間との勝負になる場合もあります。
チョコレートの吐かせ方
チョコレートの吐かせ方の応急処置の対処法としては、塩を小さじ1~7杯くらい舌の上に乗せ、体内に飲み込ませてから水をたくさん飲ませます。
塩の塩味に違和感を体に味わせることで嘔吐するように仕向ける方法です。
ただ、塩を与えても吐かない場合もありますし、あくまで健康な犬にしか対処してはいけない方法です。
アレルギー体質の犬や肝臓などの内臓疾患のある犬には絶対に行ってはいけません。
オキシドールを薄めて飲ませて吐き出させる方法もあります。
この場合、原液でもいいとされていますが、小型犬に対してはオキシドールを1回1~2㎖、大型犬に対しては3~5㎖を目安に飲ませ、嘔吐するように仕向けます。
1回で吐く場合もありますが、吐かない場合は15分くらい様子を見て数回繰り返すことで様子を見ます。これも健康な犬にしか行ってはいけない対処法です。
応急処置でチョコレートを吐き出す場合と、チョコレートは吐けず血の混じった胃液のようなものを嘔吐する場合があります。もし、血を吐いたり、嘔吐物に血が混じっている場合には内臓に炎症が起きている場合が多いので、すぐに病院へ連れていかれることをお勧めします。
チョコレートを吐き出せない!!
吐きだせない場合は、病院で嘔吐促進用の薬を処方され、重度の場合は胃の洗浄が行われます。
チョコレートを食べた直後すぐには中毒症状は起こりません。
ということは、誤飲、誤食を見つけた時点で、的確な対処法を獣医に仰げば、後遺症もなく、健康に害する影響を最小限に抑えることができます。
確かにチョコレートをたくさん食べても大丈夫な犬もいます。
ですが、犬にチョコレートをあげてはダメな理由は、チョコレートの成分は犬に悪影響を及ぼすという成分結果、病状実例、死亡例があるからです。
その結果がある以上、私たち人間がチョコレートを手に届かないところに置く、かけらを落とさない気遣いが必要です。愛犬の誤飲誤食を防げるのは私たち人間の務めです。

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