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犬のマイクロチップに関する5つの疑問とAIPO/動物ID普及団体とは?

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マイクロチップのあれこれ

年々、普及率が上がっている犬のマイクロチップ。

ペットショップ等で子犬を購入する場合、すでに埋め込みされている犬がほとんどだと思います。

マイクロチップに関しては、迷子になった時に探せるという認識がありますが、どのように埋め込むものなのか、将来的なリスクはあるのか、実際に迷子になった時にどうやって探すのか、等、様々な疑問が生じてきますね。

では、マイクロチップに関する素朴な疑問を今日はひとつひとつ考えて行きましょう。

一般的にマイクロチップはどういう意味を持つのか?

マイクロチップは簡単に言うと、犬の身分証明書です。

例えば迷子、盗難、事故、失踪だけでなく、犬が被害を受ける盗難等も忘れてはいけません。

・仮に、犬と離れ離れになって探した時に、いくら自分の愛犬だ! と確信があっても、他の人が名乗りを上げる可能性もありますし、この犬は私が拾ったのだから今更遅い! と言われてしまうかもしれません

そんな時、犬は喋る事は出来ませんし、状況によっては動揺し、飼い主のそばに来ない可能性も考えられます。

ですが、犬のマイクロチップの番号を読み取る事で、飼い主の情報が明確となる為、犬の証明にも飼い主の証明にもなるのです。

・ここで注意点ですが、マイクロチップは迷子になった時に居場所を特定できるような機能を持っていません

GPSのように電波で追跡する事は出来ないので、犬がいる事が前提での番号照会となります。

マイクロチップの仕組み

マイクロチップの本体:直径2ミリ、長さ約8~12ミリの円筒状の電子標識器具
マイクロチップの中身:IC、コンデンサ、電極コイル
マイクロチップの外側:生体適合ガラス

このように構成されているそうです。

また、それぞれのチップには世界で唯一の15桁の数字が記録されており、この番号を専用の機械で読み取る仕組みとなっています。(環境省自然環境局 総務課 動物愛護管理室HP内より一部抜粋)

マイクロチップ本体の規格とは?

マイクロチップ、と検索すると、「ISO規格」という表示が多くされます。

このISO規格は、データーコードと通信方式が、国際標準化機構(ISO)に準拠していますよ、というもので、日本を始め海外でも多くの国が、このISO規格に準じたマイクロチップを使用しています。

日本で流通している主なマイクロチップメーカーは、ほとんどがアメリカのメーカーで、このISO規格のものです。

マイクロチップにかかる費用

費用はピンキリですが、例えば病院で埋め込むと3,000円~が相場のようです。

全身麻酔をする等、処置によっても料金は変わります。

・また、埋め込みの手術費用の他にマイクロチップの本体料金、マイクロチップの登録料も別途で必要になってくるので、マイクロチップ全体にかかる金額は安いものではないです

ですが、マイクロチップへの補助金制度を設けている市町村もありますから、是非、お住まいの市町村に問い合わせて、利用してみてはいかがでしょうか。

チップの埋め込みは医療行為

マイクロチップの埋め込みには、埋め込み専用の少し太めの注射器を用います。

この行為は医療行為となりますので、必ず獣医師にお願いして下さい。

気になる痛み…実際は?

形的には注射ですから、すぐに終わります。痛みは伴うでしょうが、激痛!というものではなさそうです。

ですが、やはり痛みは必ず感じますので、心配であれば獣医師に麻酔の相談をしたり、避妊手術等、全身麻酔をする機会に一緒に出来ないか、と聞いてみるのも良さそうですね。

埋め込みの場所は? 移動してしまう事もある?

埋め込みの位置は、一般的には肩甲骨の間あたりの様です。

こちらは基準があるわけではないようで、他の犬と位置が違う事が問題にはなりません。気になるようなら、埋め込み前に動物病院で相談すると良いでしょう。

移動してしまう事も? とありますが、実際に「肩甲骨の間に埋め込んだのに、気がついたら全く違う所に移動していた!」なんて事例も例外ではないようです。

マイクロチップが移動しても、チップ自体は皮膚の下にあるので、どこかの臓器に入っていってしまうような事はないそうです。

ですが、急に動いている事に気付いたりしたら驚きますよね。

ちなみに、移動を防止するためにマイクロチップにキャップがついているものや、埋め込み後、チップの周りにコラーゲンが幕を作り移動を防止する、なんて近未来的なものもありますので、気になる時は獣医師に相談してみて下さい。次からもっと深く考えていきましょう。

登録される機関「AIPO(動物ID普及団体)」

通常、マイクロチップの登録場所は、動物愛護団体と日本獣医師会からなる「AIPO(動物ID普及団体)」になっています。

・ですが、最近ではAIPO以外の登録先も出ているようです

登録先が違うとどうなるかと言うと、仮にAIPO以外に登録されているとして、緊急時に犬が保護された場所へ行ったとします。そこに置いてあるのがAIPO専用の読み取り機である場合、登録先がAIPOではないわけですから、AIPO以外の番号を照会しても、飼い主の証明が出ないのです。

AIPOでなければだめだ、というものではありませんが、その場にAIPO以外の団体の読み取り機がない場合は、どうする事も出来ません。

・あまり知名度の高くない団体に登録されたとしても、やはりもしもの時に対応範囲が広いAIPOにも登録する事をおすすめします

新たにマイクロチップを埋め込むような事なく、AIPOにも新たに登録する事が可能であるようなので、ご検討してみてはいかがでしょうか。

住所変更等の手続きは?

AIPOでの話になりますが、登録後にもらった「飼い主控」か「登録完了通知」をコピーし、変更する箇所に二重線を引いて、新たに記入したものを郵送、またはFAXでAIPOまで送るシステムになっているようです。

・しかも今はオンラインでの受付も出来るそうなので、簡単に登録情報を変更する事が出来ます

いつ、緊急時が訪れるか分かりません、手続きは早めに済ませましょう。

マイクロチップのメリット・デメリット

犬の身分証明書であるマイクロチップ。

直接身体に埋め込まれているため無くなる心配もありませんし、電池を使わないため約30年もの耐久性がある事も、大きなメリットです。

専用の読み取り機の使用のみでしか情報を得る事が出来ないため、個人情報が漏れていく心配もありません。

デメリットを知ろう

身分証明にもなるし、読み取り機を使用しなければ、情報が漏れて悪用される事もない。逆に考えれば「読み取り機がなければ全く意味がない」というものなんですね。

マイクロチップ自体は珍しい世の中ではありませんが、全国各地どこの自治体にも読み取り機がある、というわけでもありません。機械がなければ何も分からないのが現状です。

痛い思いをして、お金もかけたのにも関わらず、「何もわからない」という結果が出る事は避けたいものです。全国的に普及される事を望んでいます。

身体への危険性や害等は?

現在、日本におけるマイクロチップでは、チップ表面に生体適合ガラスを使用している等安全性が高く、埋め込み後の犬への害や副作用の報告はない、との事ですが、海外においては発癌性や、神経障害、四肢不全麻痺の報告がなされているようです。

これらの事から、100%安全かと言われると不安はありますが専門家や獣医師等、医学的な根拠に基づいたアドバイスがもらえる方に聞いて、納得した上でマイクロチップの埋め込みを検討するのがベストでしょう。

マイクロチップ埋め込みへの倫理的問題

携帯や、物ではない、生きている愛犬に、マイクロチップを埋め込むなんて……。

そういった反対意見は必ずあります。確かに、なんだかSFの世界のような気もしないでもありません。

直接身体に埋め込む、その文面から、怖い、かわいそうという意見があっても、その感情自体は間違ってはいないのです。

飼い主と愛犬が暮らしていく上で、選択出来るもので、強制されるものではありません。ちょっと前までは、きっと「ありえない!」と言う方もいたと思います。

首輪につけるわけではなく、注射器を使っている為、実際の痛みもありますからね。

・不安や迷いがある時は、やめた方が良いでしょう。マイクロチップは、飼い主を心配させる為のものではありません

あくまで何かあった時の保険であると共に、犬と人間のより安心した生活を送る上で推奨されるものです。

きちんと納得した上で、必要性等も含め、なおかつ飼い主が希望する時、私はその選択が間違っているとは思いません。

家族みんなで話し合って、これで良いんだ! と言える選択が出来たら良いですね。

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この記事を書いた人

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