愛犬のよだれが止まらない?考えられる原因まとめ
目次
ワンちゃんが普段よだれを出すのはどんな時でしょうか?
エサをお預けされた時、激しい運動をした後や睡眠中なんかによく見られますね。
大型の犬種はいつもよだれが出ているイメージがあります。
ところがよだれの状態によっては恐ろしい病気が潜んでる場合もあるんです。
今日は犬のよだれについて調べてみました。
犬はなぜよだれを出すの?
「よだれ」というのは大量の唾液のことを指します。
正常な場合、犬は汗腺が少ないので汗だけでは体の熱を発散しきれないことから、平常体温を保つために唾液の量を調節してよだれを出します。
大型犬は体が大きいので、体の熱の発散に時間がかかることからよだれが多いといわれています。
また、エサのお預けで待ちきれない時、極度の緊張、ストレス、ドライブ中の乗り物酔い、激しい運動の後などにもよだれが多く見られることがあります。
どんなよだれに気をつけるべき?
異常が懸念される例として、普段の生活の中で室温、湿度、環境、食事の量や与える時間などに変化がないにも関わらず、普段には見られないほどのひどいよだれ、口の周りがよだれでベタベタになっている、よだれに血が混じっている、よだれが止まらず元気がない、またはぐったりしている、よだれが止まらず息が荒い、下痢や吐き気でよだれが止まらない、匂いのあるよだれを出すなどの場合は何かしらの病気のサインかもしれません。
よだれが出る犬の病気とは?
てんかん
脳神経の病気です。
主な症状は発作による失神、全身もしくは部分的な痙攣、それに伴い失禁などがみられ、発作が長時間にわたる時は脳に深刻なダメージを負う場合があるので緊急処置が必要です。
発作が起きた時によだれを出して失神するなどがみられることがあるようです。
胃腸障害(胃拡張、胃捻転)
胃に食べ物やガスが溜まって胃拡張となり、やがて胃が捻じれてしまう病気です。
主な症状は腹部がガスで膨れる、吐くしぐさをするが吐けなくてよだれを大量に出す、などがみられるようです。
熱中症(熱射病、日射病)
蒸し暑さなどで起こる急激な体温上昇による急性の病気です。
主な症状は苦しそうに口を大きく開けて早い呼吸を繰り返す、よだれが大量に出る、目や歯茎の充血、などがみられるようです。
口内炎、歯肉炎、歯周病
口の中にできもの(潰瘍など)ができる、何らかの傷から起こる炎症、歯石が溜まるなどで歯茎に細菌感染が起こるなどの病気です。
主な症状は悪臭を帯びたよだれや血が混じったよだれが止まらなくなる、口の中の痛みで食欲がなくなるなどがみられるようです。
門脈体循環シャント
門脈(部位血管の名前)と大静脈血管の間に本来はないはずの連絡路(シャント)ができる病気です。
主な症状はよだれが多い、ふらつき、痙攣、ちゃんと食べているのに痩せる、発育不良、食欲不振などがみられるようです。
口腔内悪性黒色腫(メラノーマ)
口の中の粘膜や舌に黒色腫瘍(メラノーマ)ができる病気です。
主な症状は口の中の出血、口から悪臭がする、血が混じったよだれ、悪臭がするよだれ、痛みによる食欲不振などがみられるようです。
顔面麻痺
顔全体もしくは左右どちらかの片側に麻痺が現れる神経の病気です。
主な症状はエサを口からこぼして上手く食べられない、よだれをポタポタとたらす、片側の麻痺の場合はこれらの症状が片側だけにみられるようです。
他には肝疾患(肝臓病など)、呼吸器疾患、循環器の異常や体のどこかに何らかの痛みがある場合もよだれが止まらなくなるなどがみられるようです。
老齢の犬はよだれが多い傾向があります
加齢によって免疫機能が低下したり、体温調節機能が鈍くなることでよだれが多くなるようです。
常時よだれが多いと口の周りに赤茶色のよだれやけができやすくなりますので、原因が加齢によるものであればこまめに拭き取る、アレルギーなどであれば食べる物に注意してサプリメントを与えるなどの対策をしてあげましょう。
まとめ
犬によだれはつきものではありますが、よだれの程度や状態によって様々な病気の可能性があること、加齢によるものや痛みによるものなどがあることがわかりました。
ちょっとした異変をすぐに察知できるよう普段からよく観察しておきましょう。
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