愛犬のニキビなどの皮膚トラブルについて
犬にもニキビができる事があるってご存知ですか?
ただ、人のようなニキビではない事もあります。犬の皮膚は、実は人よりも弱い為、皮膚のトラブルに悩まされている犬も多くいるのです。
今回は、犬のニキビを含む皮膚トラブルについて、詳しく紹介したいと思います。
目次
犬の皮膚は、意外に弱い
犬は、人よりも皮膚が薄い為に、実は皮膚のトラブルは多く、ニキビを含めたできものに関しては人の約34倍の発症率だと言われています。
また、加齢と共に皮膚トラブルの発症率も高くなるため、子犬よりも老犬が多く発症します。
それは、ニキビだけではありません。様々な症状が出現する為、見た目だけで疾患かどうかを判断する事は難しいとされ、犬のニキビは、人の思春期にできるニキビとは違って、いくつかの疾患の可能性を含んでいると言われています。
人の思春期のように膿が確認できるものが多くでき、それが痒みを伴って現れる場合には皮膚疾患のひとつである膿皮症が疑われ、それ以外にもマダニやニキビダニ症が疑われるので、動物病院でしっかりと検査を受けるようにしましょう。
膿皮症とは?
膿皮症は化膿した皮膚の総称で、軽症の場合は自然に治りますが、抵抗力が弱い犬や治療が不適切な場合には炎症が悪化し、慢性化しやすくなります。
膿皮症の原因としては、衛生的に悪い環境で皮膚が感染されたり、犬同士のけんかによってできた傷から黄色ブドウ球菌などの細菌が侵入して起こるといわれています。
また、シャンプーを過度に行ったり、シャンプーの中に不適切な成分が入っていた場合にも原因となります。
症状としては、皮膚が一部分だけ赤くなり、次第に痒みが出てきます。痒みの為に犬自身が舐めたり、引っ掻いたり、噛んだりする事で広範囲な脱毛が起こります。
予防としては、生活環境を常に清潔にして、殺菌消毒を行うようにします。また、多頭飼育している場合には、伝染する事もある為に隔離するようにします。
散歩時には、マダニに要注意!!
マダニは体長約4ミリほどの寄生虫で、動物の血を吸って生息しています。
草や木が多いところ、芝生や植え込みなど様々な場所で生息しているので、散歩などで外出した際に寄生してしまいます。
マダニは吸血をするために、症状としては貧血を起こします。また、足に多数寄生すると正常に歩くことができなくなる事もあります。
痒みも伴う為に体を頻繁に引っ掻いたり、噛んだりして皮膚が傷つけられて、傷口から別に感染症が感染してしまう可能性もあります。
予防としては、マダニがいるような場所を通らないようにしたり、ブラッシングをこまめにするようにしましょう。
ニキビダニ症とは?
ニキビダニ症は、毛包虫症とも呼ばれるイヌニキビダニによる寄生によって引き起こされる疾患です。
ニキビダニ症は、成犬や老犬よりも生後間もない子犬に発症する為に、母犬から伝染すると考えられています。感染すると、体中に脱毛が確認されます。
ただ、多くの犬の場合は無症状で生涯寄生しているといわれます。発症する原因は、免疫力や抵抗力が低下すると発症するといわれています。
子犬だけでなく、アトピー性皮膚炎・甲状腺機能低下症・クッシング症候群・糖尿病などを発症している成犬でも発症する事があるので注意が必要です。
特に膿皮症を発症している犬の場合は、症状が重くなる傾向にあります。
多頭飼育している場合に、1頭が感染しても隔離をする必要はありません。親子ほどのかなり濃密な接触をしなければ、他の犬への伝染はないといわれています。また、人への伝染もありません。
症状としては、脱毛や皮膚が赤くなったり、フケといったものがあり、これらの症状が口や目の周りから首、全身へと広がります。
予防としては、イヌニキビダニは皮脂を好み、毛穴の垢を食べて生活するので、シャンプーをして清潔にしておくことが大切です。
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