老犬ホームって? 料金はいくらかかるの?
老犬ホームという名前を聞き、驚かれた方もいるでしょう。
自宅の一軒家を活用するスタイル、ペットショップの一角で行うスタイル、千葉県には大手ショッピングモールの一角で開業しているスタイルもあります。
今や犬も高齢化の時代です。老犬ホームという新たなサービスに注目してみましょう。
目次
どのような時に老犬ホームを利用するの?
老犬ホームとはまさにその名前の通りで、自宅生活が困難になった高齢犬や猫、ペットを施設で預かり飼育するサービスです。
例えば、
・痴呆
・寝たきり
・介護
・感覚器の低下による凶暴化
・家族の転居
など、入居の理由は様々です。実際に痴呆や寝たきり状態になった場合、毎日昼夜を問わず数時間おきの寝返りの補助やトイレの介助が必要になります。
共働き世帯や一人暮らし世帯ではなかなかこのような生活が困難になるでしょう。そのような犬や猫を引き取り、生活を行うのが老犬ホームです。
一時は、このような状態に陥った犬猫が保健所へ持ち込まれるケースが増加し社会問題となりました。しかしこのニュースの影響を受け、全国各地に老犬ホームが開業する流れが出来、今では大手ショッピングセンター内にも開業されるほどにペットサービスの中で存在感を高めています。
老犬ホームに入居をした場合でも、もちろん家族の面会や一時帰宅は可能で、高齢犬との生活における選択肢の1つになっています。
老犬ホームの入居費用、料金の相場は?
老犬ホームの利用で気になるのは当然費用でしょう。料金は犬猫を預かり入れる時点での年齢や持病、介護の程度によって算出されます。
基本的には今後想定される存命期間から必要となる飼育費用を決定します。小型犬の場合は30~50万円、大型犬であれば50万円~が相場です。
もちろんこの間の医療に関しては飼い主の要望を踏まえ、どの程度の医療措置、延命措置を行うのかも決めてゆく必要があります。
長年家族同様に生活を共にした愛犬だから…と誰もが最後まで自宅で過ごさせてあげたいと思う事も当然のことです。
しかし中には、
・夜泣き
・徘徊
・噛みつき
・トイレの介護
・毎日の通院
など自宅で愛犬を介護しきれないというケースもあります。特に夜鳴きや留守中の無駄吠えは近隣との騒音トラブルにもつながり、飼い主の意思だけでは解決できない場合もあります。
海外ではこのような場合、犬にこれ以上の苦痛を与えるべきではないと考え、安楽死という方法を選択することが一般的です。ただ日本ではこのような方法は否定的に受け止められ、現実には不可能に近い方法です。
現状ではまだまだ老犬ホームの利用には賛否両論がありますが、家族にとってベストな愛犬との関係性を考えてゆきましょう。
老犬ホームを検討中なら、事前の見学が必須!
ペット業界で新たなサービスが登場すると、常に深刻な問題も発生します。老犬ホームももちろん例外ではなく、中には悪質な業者や劣悪な飼育環境での生活、高額な飼育費用の請求という問題も起こり始めています。
決して全ての業者に問題があるわけではありませんが、老犬ホームを利用するにあたって、必ず事前に見学・訪問を行い、安心して預けることが出来るかどうかを見極めましょう。
HPやパンフレットの印象で利用先を選定することももちろん効果的な方法ですが、中には掲載されている写真と実情が異なることも多々あります。
高齢になり持病を抱えている犬猫の世話は決して簡単な仕事ではありません。人手も十分には集まりません。過度な期待をすることは現実的ではありませんが、愛犬が安心して生活できるかどうかは妥協せずに考えてあげましょう。
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