愛犬の臭いやフケはシャンプー不足? 正しい知識と頻度を知ろう!
「愛犬の体臭が気になる」、「うちの子の抜け毛やフケが増えてきた…」という方は本当に多いでしょう。
臭いやフケ、抜け毛などが気になるとき、もっとしっかりと、もっとたくさんシャンプーをするべきなのかな、と普段以上にシャンプーする回数を多くしがちですよね。しかし、実は洗いすぎは愛犬に別のトラブルをもたらします。
ぜひ犬の皮膚に関する正しい知識を知って、愛犬のために正しいお手入れをしてあげましょう。
目次
人間の赤ちゃんよりも薄い犬の皮膚
実は犬の皮膚は人間の赤ちゃんよりも薄くデリケートにできています。被毛で覆われていることや、動物であることからあまりデリケートな印象を持たれませんが、犬の皮膚はわずか数mmと本当に薄い膜で出来ています。
犬はその薄い皮膚を守るために全身をしっかりとした被毛で覆い保護しているのです。
愛犬の、
・体臭
・フケ
・抜け毛
・べたつき
が気になるとき、つい人間と同じ感覚でより清潔に保ってあげようと思うと、シャンプーの回数を増やしたり、シャンプー剤をより洗浄力の高いものに変えたくなるものです。
しかし、これは完全な誤解です。
犬の皮膚はとても薄いので、このように頻繁に洗ってしまうことで皮膚表面に本来あるべき皮脂が洗い流されてしまい、皮膚の保護機能が低下してしまうからです。
犬は本来野生の環境で暮らすことを前提に体の組織が出来ているので、人工的な製品での洗浄は最低限度に控えるべきなのです。
シャンプーをしすぎると犬の皮膚に逆効果
愛犬のシャンプーを頻繁に行ったり、湯船に入れたり、洗浄力の高いシャンプーで洗いすぎると愛犬の皮膚は乾燥し、フケやかゆみを引き起こします。
せっかくフケを解消しようと思い続けているお手入れが実は悪影響を及ぼしているのです。
犬のフケは、決して不潔だから、またはシャンプーの回数が少ないから起こるのではなく、皮膚の乾燥やアレルギーなどからも起こります。
フケが多いという事は皮膚の状態が悪いというSOSのサインです。お手入れの方法や回数はもちろん食事の栄養バランスや内容も併せて見直しをしてあげましょう。
強いかゆみがある場合は、一旦家庭でのお手入れを控え、動物病院に相談をしましょう。飼い主の目線では気が付くことの出来なかったトラブルが起こっていることも考えられます。
ベストな犬のシャンプーの頻度は?
臭いやフケが気になってついつい頻繁にしてしまいがちのシャンプーですが、自宅で愛犬をシャンプーする場合は、月に一度を目安にと心掛けてあげましょう。
もし体臭や抜け毛が気になる場合はブラッシングをすると各段に変化がみられます。
ブラッシングをする場合も、背中だけでなく胸やわき腹、尾の付け根などの部分をしっかりとブラッシングすると抜け毛をスッキリと取り除くことが出来、気になるトラブルを解消出来ます。
洗浄力の強い製品は使い方に注意!
市販のシャンプーの中には洗浄力の強さをアピールする製品や白毛用の製品があります。愛犬の体臭や被毛の汚れが気になる場合につい選んでしまいますが、洗浄力の強い製品はあくまでも部分洗い用と考えておくと安心です。
<部分洗いする箇所>
・足周り
・尾先
・お腹周り(ダックスやコーギーの下腹当たり)
室内で主に生活をして、外出は朝夕の散歩のみという生活を送っている場合、一見汚れているかのように思えても、特別強い洗浄剤で洗うほどの汚れではありません。
<特別な時>
・ドッグラン
・キャンプ
・川遊び
洗浄力が強いという事はその分皮膚への刺激も強いという意味だと理解をしておきましょう。
最後に
犬の体臭の原因は体に残っている抜け毛と抜け毛についている汚れです。
お手入れは月に一度のシャンプーとこまめなブラッシングで対応し、薄い皮膚の保護も意識してあげましょう。体臭が気になる場合は自宅シャンプーと併用してトリミングショップの利用も効果的です。
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