犬のいろいろな寝方から見る、体調や心理状態とは
目次
愛犬の寝方で心理状態が分かる!?
どんなにやんちゃな犬も寝ている時はみんな天使のようですね。
犬にはいろいろな寝方がみられ、SNSやブログなどに投稿されている愛犬のおもしろい寝相の画像や動画を見て楽しんでいる方も多いと思いますが、犬の寝方にはそれぞれにちゃんと意味があるんです。
今日は犬の寝方別にその意味と心理状態などについて調べてみました。
横向きに寝る(横たわる)
犬の本能の観点からみると、外敵に気付いたら熟睡していてもすぐに目覚めることができ、すぐに応戦できる体勢であるといわれています。
室内飼育犬の犬には外敵はいないので、安心しきって熟睡しているとしたら声をかけて起こしてもなかなか起きない場合もみられるようですね。
犬が横向きに寝るときの心理状態はリラックスしていると考えられます。
また、加齢で関節などが硬くなり動きが鈍くなるため、老犬になると横向きに寝ることが多くなるようです。
うつ伏せに寝る
犬の本能の観点からみると、うつ伏せは犬が寝る時の基本の姿勢であり、犬にとって急所であるお腹を床につけることで身体の安全を確保し、なおかつ体温を保つためといわれています。
また、顎を床(地面)につけることで獲物が近づいた時の振動を察知できると考えられています。
室内飼育の犬がこのように寝ている時はウトウトとうたた寝している時が多いようですね。
犬がうつ伏せに寝る時の心理状態は何かしらの行動(飼い主の動向、指示など)に備えていると考えられます。
仰向けに寝る
犬の本能の観点からみると、急所であるお腹を丸出しにして仰向けで寝る時は外敵の心配がなく安心しきっているといわれます。
犬の祖先の狼でも、母狼の側で安心しきって眠る子どもの狼によくみられた寝方だそうです。
室内飼育の犬が仰向けで寝ている時は、声をかけても揺さぶってもなかなか起きない事が多いようで、完全に安心しきってリラックスしている心理状態とみられます。
丸くなって寝る
犬の本能の観点から見ると、丸くなることで体温の低下を防ぐといわれています。
室内飼育の犬が寒くない時に丸くなって寝ている時の心理状態はやや緊張がある、または何かに警戒していることも考えられます。
また、内臓や体のどこかに痛みがある時に丸くなって寝ることが多いようです。
この時に寒くなくても体の震えがみられたり、エサを近づけても食べようとしないなどの様子がみられたら、体調の異変や何かしらの病気の疑いの場合もあるので動物病院の受診をおすすめします。
飼い主に体をくっつけて寝る
犬の本能の観点からみると、犬は群れで生活するので、仲間同士で体を寄せ合って寝ることで暖を取り、外敵から身を守るといわれています。
室内飼育の犬が飼い主にくっついて寝る時は、安心したい、甘えたいという心理状態とみられます。
飼い主に依存するタイプや甘えん坊、独占欲が強いなどの性格も関係しているといえるでしょう。
部屋の隅や狭い隙間に入って寝る
犬の本能の観点からみると、外敵や環境に対する強い警戒態勢の中で睡眠中の身体の安全をを図るため、安心して眠りたい時などといわれています。
室内飼育の犬がこの様に寝る時もやはり安心して眠りたいという心理状態と考えられます。
臆病な性格の犬に多くみられるようです。
室内にその犬専用の小屋などを置いてあげると安心できる寝場所となるのでおすすめです。
犬の寝方 まとめ
何気ない犬の寝方ひとつにもちゃんと意味があるんですね。
寝る=体と心を休めることですので、犬が寝ている時はなるべく起こさずにゆっくり寝かせ、寝方や寝ている様子で体調の異変に気付けることもありますので、何かおかしいな?と思ったら動物病院に連れていきましょう。
他にも個性的な寝方、かわいい寝方、変な寝方、おもしろい寝方など、飼い主を楽しませてくれる寝方がたくさんみられることと思いますが、
それの多くは犬が飼い主を信頼して安心しているからこそ、なのかもしれませんね。
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