犬は枝豆を食べていいの? 枝豆を与える時の注意点は?
お父さんのお酒のお供、枝豆。ワンちゃんについついあげたくなるシーンもあるかと思いますが、ワンちゃんに枝豆を与えても問題ないのでしょうか?
結論から言うと、大豆アレルギーのある犬はもちろんダメですが、大豆アレルギーを持たない犬は、枝豆自体は少量であれば大丈夫です。
枝豆は犬にとって良い栄養素も含んでいます。ここではそんな枝豆の栄養素についてや、犬に枝豆を与える時の注意点をご説明します。
目次
犬の体に良い枝豆の栄養素
枝豆を食べても大丈夫でも、犬にとって何の利点もないのならば、特にあげる必要もありませんよね。しかし、枝豆は犬にとってかなり良い栄養素があります。
枝豆の栄養は(食材100g当たり)135calで、栄養素の中には犬に良いとされるタンパク質や豊富なビタミン類が代表的にあげられます。
ビタミンKは、血を凝固させる作用があり、カルシウムが骨から排出されるのを防ぐ効果があるので、骨の形成を助け、骨粗鬆症の防止に役立ちます。
βカロチンは、免疫力のアップに役立ってくれます。βカロチンは犬の体内でビタミンAに変わり、皮膚や粘膜などを健康に保ち、喉や肺などの呼吸器を守ります。
また、動脈硬化による高血圧や心疾患を防ぎ、免疫力を向上してくれる葉酸も含まれています。
その上、葉酸の吸収を助けるビタミンCも多量に含まれている為に、効率良く葉酸を摂取出来ると言われています。
ビタミンCは、抗酸化作用や免疫力を高める効果があり、脂肪代謝を促し、疲労回復やストレスにも良いとされています。
犬は自分の体内でビタミンCを生成できますが、老犬や闘病中の犬などはその生成が追い付かないこともあります。
炭水化物をエネルギーに変える栄養素であるビタミンB1、カリウム、カルシウム、鉄分、マグネシウムなども含まれています。
枝豆を犬に与える時の注意点は?
生の枝豆には、タンパク質を分解する酵素トリプシンの作用を阻害するトリプシンインヒビターが含まれています。また、生の枝豆には血液を凝固させる働きがある赤血球凝集素という成分も含まれています。
これには、血栓を作ってしまう可能性がありますが、どちらの成分も茹でることでその効力がほとんど失われますので、枝豆を犬にあげる時は必ず茹でてあげて下さい。
また、枝豆の鞘もあげないで下さい。茹でても鞘は硬く、犬は消化できません。腸を傷つけてしまう恐れがあります。
味のついた枝豆はNG
晩酌のお供に枝豆で、愛犬をかたわらに一杯。とても楽しくなる光景です。
でも、犬に枝豆が大丈夫だからと言って「仕事の帰りにコンビニで、お酒と枝豆を買って愛犬と仲よく一緒につまむ」は、やめて下さい。
市販の加工した枝豆は、塩分が多すぎます。
かわいい愛犬の為です。生の枝豆を買って茹でてあげて下さい。人間の分と一緒に茹でてもかまいませんが、必ず真水で茹でてください。
後から塩を振りかけるだけでは、塩味が足りない人は、人間の分は塩水で、かわいい愛犬の分は真水で茹でましょう。
犬に枝豆与えすぎるとどうなるの?
枝豆は畑の肉と言われるほどタンパク質が多く含まれていて、犬は問題なく消化できると思われがちですが、食物繊維が多く肉のように楽に消化できるわけではありません。
食べさせすぎた場合、食物繊維の摂りすぎになり便が緩くなったり、 下痢になったりする可能性があります。
また、嘔吐する可能性やマグネシウムの影響で、毎日与えすぎていた場合に結石が出来やすくなる可能性があります。
大量にあげていないのに、
・皮膚を痒がる
・くしゃみ
・鼻水がでる
・目の充血や目やにが出易くなる
・脱毛がある
・元気がなくなる
・嘔吐、下痢が頻繁に起こる
こんな症状が出た場合にはアレルギーを疑ってみて下さい。症状があまりにもひどい場合は獣医さんに相談して下さい。
何事も、大量にあげすぎない。適量を守って、犬と楽しく生活しましょう。
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