ペットロスを乗り越える方法について
家族の一員だった愛する犬や猫などのペットを失った時、飼い主の悲しみや喪失感は本当に辛いものです。
今日はその寂しさや辛さから抜け出せなくて病気に発展してしまう危険なケースもあるペットロス(ペットロス症候群)を克服する方法をまとめてみました。
目次
ペットロス(ペットロス症候群)とは?
ペットを失った悲しみやショックから様々な症状が生じることをいいます。
亡くすばかりではなく、ペットが行方不明になったり里親に出した場合にも現れることがあり、ペットロスから抜け出せないまま長期間を経るとうつ病などのメンタルの病気の診断を受けるケースもあるといわれます。
ペットロス(ペットロス症候群)の主な症状
心の症状として、
・重度の落ち込み
・無気力
・脱力感
・虚無感
・喪失感
・自責の念、罪悪感に苛まれる
などがあり、体の症状としては、
・頭痛
・めまい
・倦怠感
・睡眠障害
・喘息の発作
などが挙げられます。
他にも人によって様々な症状がみられるようです。今まさにペットと別れて辛い中にいる人は、ペットロス症候群の診断チェック項目として参考にしてみてください。
ペットロスの回復の流れ
およそ次の4つの経過を経て数ヶ月の期間をかけて立ち直っていくといわれています。
否認
「信じられない」「ありえない」「何かの間違いではないか」というように、ペットを亡くしたり別れたりした事実を受け入れられない状態をいいます。
絶望
葬儀の後や遺品整理の時などに、ペットとの別れを受け入れざるを得ない現実として直面した時、「あの子がいなきゃもう生きていけない」などの絶望感に苛まれる状態をいいます。
また、「もっとこうしてあげればよかった」などの後悔の念が強く出ることもあります。
受容
ペットを失った悲しみを親しい人と共有しながら段々と気持ちの整理がついていき、亡くしたり別れたりしたショックや悲しみが癒える訳ではない中で「あの子と出会えてよかった」「幸せな時間を一緒に過ごせてよかった」という風に思い出として受け入れていく状態をいいます。
回復
ペットがいない生活や寂しさに慣れていき、完全とまではいかないまでもこれまで通りの日常生活や社会生活に戻っていく状態をいいます。
この4つの回復のプロセスの中で、「否認」の過程や「絶望」の過程から抜け出せないままでいると症状が長引くといわれており、中にはうつ病などのメンタルの病気になってしまう場合もあるそうです。
数ヶ月経ってもペットロスから脱却できない場合、落ち込みが治まらず日常生活に支障が出ていたり、仕事を休んだり辞めたりと社会生活に支障があったりでなかなか克服できないようであれば、心療内科を受診するか専門家のサポートを受けることをおすすめします。
ペットロスを乗り越える方法
感情を伏せない
悲しみや寂しさの感情を抑えずに、泣きたい時はたくさん泣きましょう。
思っていることを言葉にして吐き出す
ペット共通の友人知人に悲しみの心の内のすべてをたくさん聞いてもらいましょう。一人でいるときでもペットの写真に話しかけるのも良いでしょう。
食事は必ずとる
食欲がなくても少しでも良いのでいつもの時間にちゃんと食事をしましょう。そうすることで自律神経の乱れを抑えることができ、体調が悪くなることを軽減できます。
体をしっかりと休める
眠れない時に横になって目をつむるだけでも体の休息をとることができます。
気分転換をする
ちょっと近所を歩いて散歩したり、以前から欲しかったものを買いに行ったり、気分に変化を起こす行動をしてみましょう。
新たにペットを迎え入れる
これは少々荒療治かもしれませんが、すぐにではなくても別れた犬や猫に似たペットや、まったく違うタイプのペットを飼うのも良いと思います。新しいペットの飼育の忙しさのおかげで気がまぎれることもありますし、そのペットを通して生まれ変わりのように感じて寂しさがまぎれたり、段々と辛い別れを思い出にしていけることも期待できます。
これらがすべてではなくいろいろな克服方や対処法がまだまだあるとは思いますが、心の整理をするにあたって心と体ともに壊れてしまわないよう、最低限の立ち直り方といえると思います。
最後に
ペットは飼い主よりもはるかに寿命が短く、別れの時は必ずやってくることを常に心に置くことは、重度のペットロスに陥らないための対策になるのではないでしょうか?
大切な愛するペットとの別れの悲しみや寂しさは何年経っても忘れることはできませんが、一緒に過ごした時間が幸福なひとときであったという大切な思い出にしていけたら良いですね。
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