実は日本で暮らすダックスフンドはほぼすべが肥満気味だと言われています。
ダックスフンドは本来猟犬種ですから日本の生活スタイルでは慢性的な運動不足に陥りがちなのも理解出来ます。

ただ肥満は加齢と共に様々な病気、不調をもたらす危険な症状です。日ごろから食事管理を心がけ将来の不調を予防してあげましょう。

若く健康なうちから食事管理が必須

ダックスフンドは生後半年頃までは子犬らしい体形でコロコロとしています。
この時期、ダイエットや食事制限を無理に行う必要はありません。
その後生後半年～一年ほどでほぼ体の成長は止まります。生後一年を目途に動物病院で愛犬の適正体重を確認しましょう。
適正体重はそれぞれの骨格によって前後するので必ずしもダックスフンドという犬種だけで同一とは限りません。

今後はこの適正体重を維持することを目標に考えると、日々の食事や運動管理がスムーズになります。

ドッグフードを原料し野菜で量増し法

ダックスフンドは数ある犬種の中でもトップクラスに「ご飯が大好き」「おやつが大好き」です。食欲が旺盛で、家族の食べ物興味津々でしょう。

ただ欲しがるままに与えてしまっては、どんなに運動をさせても肥満をさけることはできません。日ごろから適正体重にあった分量の食事で管理して、適度な運動を習慣化しましょう。

ただ実際にはいつまでも食器を舐めていたり、ご飯を催促する様子を目にするとつい甘やかしてしまいたくもなるでしょう。
そのような時は食事の量はそのままでカロリーだけをカットするという方法がおすすめです。
例えば

などの方法です。犬に野菜を与えることに抵抗を感じる方もいますが、犬は野菜を消化吸収できないという事はありません。

ただ生野菜や繊維質の多い品種では消化不良を起こすこともあるという程度です。
野菜を与える時はしっかりと時間をかけて茹で、食べやすいサイズに刻み与えましょう。

知育玩具を活用したゆっくり食事法

どんなに食事のメニューを工夫しても、量増しをしてもあっという間に完食してしまうという場合は知育玩具を活用した食事法がおすすめです。
この方法はいわゆる食器を使用せずに、知育玩具にドッグフードを詰め与える方法です。
もちろん食事をするためには知育玩具から自力でドッグフードを取り出さなければなりません。でも知育玩具にはいろいろな工夫がされているので、簡単に全てのドッグフードを取り出すことは出来ません。
そのため食事に時間がかかるようになります。時間がかかることで次第に犬自身の集中力も低下してゆき、食事への過度な執着が薄れてゆきます。

ただ知育玩具の中からは美味しいご飯の臭いがするので時間はかかるものの、しっかりと食事をすることは出来ます。
この方法なら丸飲みの食事スタイルや数秒で終わるほどの早食いの問題も解決出来るはずです。

留守番をさせる時や家族の食事を催促するという場合にも知育玩具の活用がおすすめです。留守番中は退屈しのぎになり、家族の食事中は知育玩具に夢中になり食事の催促のために大声で鳴くことも無くなるでしょう。
ご飯が大好きな犬種だからこそ、ストレスを極力与えない方法で体重管理、食事管理に取り組んであげましょう。

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