もしもの災害に! 愛犬のために備えておきたいことや災害グッズ
想定外の災害が各地で起こる中で、徐々に自治体の避難所ではペット同伴避難の態勢が整いつつあります。
自治体が積極的に受け入れ態勢を整える一方で、飼い主の側の準備が万全でないことが多々あります。もしもの災害の時、愛犬のために備えておきたい大切なことや災害グッズをご紹介します。
目次
狂犬病予防注射は毎年必ず摂取を!
犬を飼う場合は、年に一度狂犬病の予防接種を済ませることが法律で義務付けられています。しかし日本では数十年以上も狂犬病の発症がない事から、近年狂犬病予防注射の摂取率は低下傾向にあります。
しかし、災害の現場では同伴避難の際に避難所への受け入れ条件として、狂犬病予防注射の未済を基準にするケースが多々あります。
不特定多数の方々が共に過ごす場所ですから、万が一の事を想定しこのような基準が設けられることも当然といえるでしょう。
ある避難所では、狂犬病予防接種済の犬はケージに入れることを条件に、飼い主と共に施設内で過ごすことが許可されました。
しかし予防接種を済ませていない場合は、敷地内の屋外フェンスに係留し滞在するよう指示が出されました。
日ごろ、必要性を感じることがなく、つい曖昧にしがちな予防行為ですがもしもの場面を想定し再度摂取について考えてみましょう。
ハウス待機OKなら同伴避難も可能に
災害の現場では限られた施設内で大勢の方々が共に過ごします。中には犬猫にアレルギーがある方、生理的に近づくことが出来ない方もいます。
しかし各地の自治体では「ペットが家族である」という意見に耳を傾け、
・ケージに入れること
・吠えないこと
・排泄による悪臭などで周囲に迷惑をかけないこと
を条件に同伴避難を認めるケースが増え始めています。
この時、重要性を実感するのが「ハウス」のしつけです。キャリーバックやケージに愛犬を入れたうえで長時間、無駄吠えをせずに待機することが必要です。
日ごろ、室内で自由きままに生活をしている場合、屋外で生活をしている場合、使い慣れないケージに愛犬が吠え続けてしまうこともあります。
中には入れられることを極度に警戒することもあるでしょう。しかし、ケージに入ることが出来れば
・同伴が可能になる確率が高まります
・安全に移動や一時待機が出来ます
・一時的に保護団体やボランティアに預けることも出来ます
ケージを活用するメリットは多々あります。日ごろからケージを活用する習慣をつけ、愛犬を慣らしておいてあげましょう。
犬は本来狭く、暗い穴倉のような場所を好む習性があります。ケージに入れることは決してかわいそうなことではありません。
ベッドや休憩場所としてケージを活用するともしもの時にも安心です。
愛犬のための災害避難セットも準備を忘れずに
緊急持ち出しリュックや災害避難用品のセット、非常食を完備する方が増えています。でも愛犬のための用品も完備出来ていますか?
もしもの時に愛犬に必要なアイテムは下記です。
ワイヤー式のリード
一時的に係留する際に、頑丈で軽量な製品が重宝します。布製リードは噛みちぎることがあり適しません。
迷子札
飼い主の名前、連絡先が大きく書かれた迷子札が必須です。布に油性マジックで大きく書き、首輪に巻き付ける方法でも可です。
LED発光製品
夜間、暗闇でも犬の存在を周囲へアピールすることが出来、安全です。
バンダナ
怪我をした時の応急処置に、迷子予防の目印にと活用できます。
一週間分ほどのフード
ドッグフードの調達が難しい場合を想定しあらかじめ持参しておきます。
折り畳み式の食器
人間用食器も不足する状況を想定し、軽量な物を用意しておきます。
キャリーバック
移動、待機に活用できるよう愛犬のサイズにあったものを常備します。
狂犬病予防注射摂取済鑑札
予防注射の証明となるので必ず携帯します。
家族の用品と合わせて定期チェックを行い、備えを万全に済ませておきましょう。
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