愛犬が痴呆症かな? と思ったら読んでほしい記事
目次
老犬の痴呆症状のチェックと対策まとめ
あなたの愛犬も「老犬」と呼ばれる年齢になりはじめ、「少し痩せたね」、「白髪が増えてきたな」、「毛が薄くなったなぁ」といった症状が見え始めていませんか?
そんな老犬の仲間入りから気をつけたいのが「痴呆(ちほう)」症状。
わんちゃんも昔に比べると随分長く生きられるようになり、人間同様「痴呆症」に対する対策が必要になってきました。
老犬の痴呆は必ず介護が必要になります。
早めに痴呆症を知っておいて、しっかり予防することが大事です。
まずは、あなたの愛犬が痴呆の傾向がないか、以下をチェックしてみましょう!
2.徘徊する、同じ場所をくるくる回る
3.昼夜が逆転している
4.呼びかけなどの反応が低下している
5.飼い主の認識ができない
6.学習した行動を忘れている
7.一定方向にのみ歩く
8.食欲旺盛でよく食べるのに痩せる
9.トイレに失敗する
いずれかに当てはまるようであれば、痴呆症を疑うべきです。
老犬の痴呆予防に出来る事とは?
上記項目に当てはまった老犬も当てはまらなかった老犬も、痴呆の進行を予防していきましょう!
痴呆症の予防は、寝たきりになってしまったりする予防にも繋がりますので、是非実践してみてください。
適度な運動を率先する
毎日の散歩の距離を少し伸ばしてあげるように意識して、適度な運動を心がけましょう。
運動は、脳を活性化させるため、痴呆予防にとても有効ですし、散歩で外の刺激(匂い・他のわんちゃんとの交流)を受けることで、痴呆対策をすることが出来ます。
また、いつもの散歩コースを変えて変化をつけてみるのも効果的ですよ。
スキンシップを意識的に多くする
愛犬が起きているときは、意識的にスキンシップを多めに図りましょう。
その中でもマッサージがおすすめで、皮膚を触られることで脳が刺激され、痴呆予防に効果を発揮します。
日光浴で体内時計を正確に
適度な運動で体に気持ちのよい疲労感を誘い、質の高い睡眠をさせましょう。
退屈な睡眠を多く行ってしまうと、体内時計が崩れ昼夜の逆転を引き起こしてしまいます。
夜に寝ないというようなことになると、介護の難しさも上昇してしまいますので、注意が必要です。日光浴は、体内時計を正確にするのに、とても有効です。
名前を良く呼んであげる
老犬になると、子犬の頃のように甘えったになる子が多くいます。
分離不安などを起こしがちですので、日頃から名前をしっかり呼んであげて、いろいろ話しかけてあげることで不安を軽減させる事ができます。
犬は聴覚と嗅覚に優れた生き物ですので、聴覚を刺激することで脳に強い刺激を与えることができるのです。
新しい仲間を迎え入れる
これは、敷居が高い提案ですが、新しい子犬を迎え入れることで老犬には大きな刺激となります。
犬はもともと群れで生活する生き物ですから、子犬に対してリーダーシップを取ることで、脳の活性化を図れます。
しかし、老犬の体力や体調によっては、後住犬がかえって寿命を縮めてしまうこともあるので、愛犬の性格を良く考え検討しましょう。
サプリメント予防
「パンフェノン」や「転ばぬ杖」など老化防止用のサプリメントを利用するのも効果的です。
パンフェノンは豊富で効果的な抗酸化成分を多く含んでいるため、痴呆への高い効果が期待できます。転ばぬ杖は比較的簡単に手に入るのでおすすめです。
一緒に旅行へいく
愛犬と一緒に旅行へ行き、新しい土地や新しい人々に触れ合うことも、脳の刺激になります。
旅行で一泊するのが難しければ、日帰りのドライブでも大丈夫。いつもと違う環境にさせることが痴呆症の予防に効果的です。
愛犬の痴呆行動の対処方法は?
残念ながら、痴呆を治す薬や治療は存在しません。
老犬の痴呆は、根気よく付き合っていくことが大事です。
続いて、老犬のそれぞれの痴呆行動の対処方法を確認しましょう。
夜鳴き、無駄吠えをする
夜鳴きは、飼い主の精神をむしばむ困った行動のひとつです。
睡眠不足・近隣住民への迷惑など、かなり辛い痴呆行動となります。
対策としては、昼間にしっかり運動させて夜にグッスリ寝られるようにしてあげましょう。
また、意味のある「夜鳴き」をしている可能性もあります。分離不安に陥っている場合は、添い寝も有効です。
もしくは、使い古した飼い主の匂いが染み込んだタオルやブランケットなども有効的です。
「トイレに行きたい」や「空腹なので食事がほしい」、「どこか痛い」というような場合で吠えるときは、それぞれ適切な対処をして原因を解決しましょう。
徘徊、同じ所をぐるぐると回る
意味もなくうろうろと歩きまわり、隙間に突っかかると抜け出せなくなったりしてしまいますので、飼い主が良く注意してあげましょう。
また、同じ所をぐるぐると歩き回るようになります。飼い主の方が愛犬の行動をしっかり管理することが大事です。
大きめのゲージを用意してあげたり、部屋の隙間をダンボールで塞いであげたりすると徘徊時のトラブルが軽減できます。
庭やベランダに出す習慣があったお家では、脳の老化により迷子になったり、変な場所で閉じ込められたりしてしまいます。
外へ飛び出してしまうと、帰省する可能性はかなり低くなってしまいます。交通事故などにも繋がるため、厳重に注意しておきましょう。
トイレに失敗する
老犬になると、人間と同様にトイレの失敗が多くなります。
これは、若い頃よりも膀胱が小さくなり、我慢が難しくなったり、おしりが緩みうんちの我慢が難しくなったりするためです。
老犬のトイレの失敗は仕方がないことです。飼い主のあなたも同じ年齢くらいのときに、同じことをしてしまうでしょう。
ポイントは、決して怒らないことです。愛情を持って、処理してあげましょう。
おしっこシートを買うと処理が楽になって便利です。
犬人の愛犬ポッキーの場合は、腰を落とした瞬間におしっこシートを滑りこませる神業を習得し実践していました。
これも愛犬のお世話のひとつとして、受け入れるようにしましょう。
最後に
老犬の痴呆が進んでしまうと、どうしても早めに弱ってしまいがちです。
出来るだけ予防策を実施して、痴呆の進行を遅くしましょう。
これは当然の話ですが、老犬の痴呆で、余命や死を意識して介護放棄などを考えることは絶対やめてください。
最後の最後まで責任を持ってお世話してあげるのが飼い主の義務です。
もし、どうしてもダメだという人には、「老犬ホーム」というものが存在します。
そちらを検討することをおすすめします。
老犬の介護はとても大変ですが、犬人は老犬時代が一番好きです。
とっても可愛い老犬時代をしっかり楽しみましょう!
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