愛犬が「うーっ!」と唸る理由としつけ方
愛犬が唸る……。
可愛いがっている飼い主にとってはとても悲しく、時にはイライラさせられるものです。
では、ワンちゃんは、なぜ唸るのか? その理由を今日は追求していきたいと思います。
目次
犬が唸る理由・原因は?
一般的には、唸る=怒りや恐怖といったイメージが強いのではないでしょうか。実際に、自分の身を守る自己防衛の為に唸るケースが考えられます。
普段の状態から、突然私たち飼い主に向かって唸り出す……、なんて事は少ないかと思います。
ですが、他人慣れしていなかったり、性格が臆病な犬であった場合、他人や他の犬に安易に唸ったりする事もあります。
そういった場合は、怒りや恐怖だけではなく、もしかしたら飼い主を守ろうとしている可能性もある為、警戒や忠告といった唸りが存在する場合も。
また、ペットとして飼われているとはいえ、彼らもまた動物ですから、やはり食べ物に関しては大変シビアです。
犬種も多少、関係しているとは思いますが、食事中に手を出す、またはおやつを与えようとした瞬間に、うーっと唸るのはよくある事です。
毎日世話をしているのになぜ? と悲しむ前に、主人と犬、といった主従関係がきちんと構築されているかを振り返ってみましょう。
可愛さ故に、過度に甘やかしてわがままにしていたり、しつけをしっかりしていなかったりしませんか?
主従関係がはっきりしていないと、犬は勘違いを起こし、反抗的に唸る事もあります。
遊びの最中に出る唸り
先ほどの、気を付けなければ噛まれてしまうかも、といった唸りとは別に、犬は遊びでじゃれている時にも唸る事が多々あります。
唸る事は成犬を連想しがちですが、実は子犬にも唸る反応はちゃんと備わっています。
おもちゃの人形で遊んでいて、おもちゃを離さないで唸る、これは怒っているのとは違います。唸っていてもしっぽを振っていたり、動きや表情で防衛反応が働いてないかどうかは判断できると思います。
成犬になってからも、おもちゃのロープ等で引っ張り合いをしている時に唸ってみたり、甘えてお腹を見せながら唸ったりします。
この場合は、唸る、というよりものどを鳴らしているような、こもった声に聞こえて、怒って唸る声とは全く違います。
このように、嬉しい時の感情表現でも犬は唸る事があるのです。
犬が唸る時のしつけ方
ここまで、唸る意味について書きましたが、体罰を常に受け虐待されていた等といった特別な理由がない限り、むやみやたらと唸るような事はない、という事が分かります。
ですが、人間と暮らす以上は、あまり警戒心を持たれては困ります。
唸りへの一番のしつけは、やはり犬に誰が主人なのかをしっかりと把握させ、お互いの信頼関係、そして主従関係を確立させる事です。
唸る事が警告であった場合、犬側も最終手段としてかみつく可能性もあります。相手が小型犬だとしても、咄嗟の力は計り知れないものですから、皮一枚の人間はすぐに傷を負ってしまいます。
唸る事を直す為にも、根気強く犬と向き合っていく事が求められます。
対処としてはただ叱るだけではなく、唸るきっかけとなる行動をこちらがとってみて、唸らなかったら褒めてみる、というのもしつけのひとつです。
言葉が通じない分唸ったから叩く、という行為を繰り返すと、元々が防衛の目的なのに意味も分からず叩かれる事でストレスを感じ、ますます凶暴になる可能性もあります。
子育てと同じように、それぞれの家庭においてその飼い主なりのしつけ方法がありますから一概には言えませんが、決してすぐに手をあげる事なく、長い目で見る事を前提に、唸る事をやめさせる事を目指しましょう。
唸るには理由があることを理解しよう
ただ、犬は気に入らないからといって唸っているわけではありません。犬も私たち人間同様、ちゃんと気持ちを持っている動物ですし、その表現もとても豊かです。
気をつけなければならないのは、例えばいつもと比べて元気がない時や、身体の決まった部分を触られると唸ったり等は、もしかしたら痛みや身体の不調の訴えかもしれません。
お互いを信頼できる関係を保つ以上、日頃からスキンシップを大切にした接し方を心がけましょう。
飼い犬の種類によっては、気性が荒かったりする事が原因となっている事もあるでしょうから、自分の飼っている犬がどのような性質を持っているのかをよく把握し、その犬に合った対処法を見つけて共に乗り越えていって下さい。
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