犬の臭いおならは病気のサインかも! 原因と改善方法
愛犬とリビングでくつろいでいた時、いきなり「ブッ」という音が…。
「あれっ?私おならしてないけど誰が?」と不思議に思ってまわりを見渡してもやっぱり愛犬しかいない。
そうです。犬だっておならをするんです。
時には、自分のおならの音に驚いて、「なに?なに?何の音??」みたいに慌てふためく愛犬の姿に笑みさえこぼれてしまいます。
▼例えば、こんな動画▼
つい笑ってしまう愛犬のおなら、実は健康のバロメーターでもあるんです。
ここでは犬のおならの原因や改善方法をご説明していきます。
目次
犬がおならをする原因は?
犬も人間と同様に、お腹が張る、おならが臭い、すかしおならをすることがあります。
しかし、おならがでる原因は様々で、時には病気が原因の場合もあります。さっそく考えられる原因をみていきましょう。
食べ物が消化が原因のガス
ご飯が消化しきれず、糖分やたんぱく質が大腸で分解されると硫化水素ガスが、ご飯に豆や芋を与えたときは、その消化されたときにできる発酵型ガスが、肉や卵を与えたときは動物性たんぱく質が消化されたときにできる腐敗型ガスがおならとなって排出されます。
おならとフードは深い関係性があって、もし、臭いおならをしている場合は、肉食の傾向が強く、腸内の悪玉菌が増えすぎているのかもしれません。
ストレスが原因のガス
犬はデリケートな生き物なので、ストレスも腸内環境に影響を与えます。
ストレスを感じすぎると、胃酸の分泌が弱くなり、ご飯と一緒に入ってきた細菌、雑菌を十分に殺菌しないまま、未消化状態で小腸大腸へ送り出してしまうので、結果的に悪玉菌を増やしてしまうことになります。
老化が原因のガス
おならがでてしまうのは年齢も関係します。
老犬になるにしたがって、生理機能が低下し、腸のぜん動運動が弱まることで、少なくなってきたビフィズス菌をますます減らし、悪玉菌が増殖してしまうので、おならの原因は悪玉菌の増殖もあるとされています。
病気が原因のおなら
病気を疑った方がよい症状をみてみましょう。
・おならが硫黄の臭いがする
・軟便気味もしくは下痢気味
・以前と比べておならが増えた
・ここ最近頻繁におならをするようになった
・おならが止まらない
上記のように、目に見えておならの回数が増えた場合は、胃腸に不調を抱えている場合が多いので、早めに獣医に相談することをお勧めします。
考えられる病気には、以下のようなものがあります。
・慢性胃炎
・腸炎
・胆嚢異常(たんのう)
・膵臓異常(すいぞう)
・肝臓
・直腸腫瘍
・尿路結石
もし、愛犬のおならの臭いがひどいようだったら、病気の可能性もありますので、獣医に相談することをおすすめします。
犬のおなら改善方法
犬の食事の見直し
おならが多いからといって、一概に病気だというわけではありません。
まずは直近のフードを思い出してみてください。
・水の代わりにミルクを与えてはいませんか?
その場合は、病気ではなく、エサを変えれば治ります。
肉類がメインだったご飯を野菜や魚のご飯に切り替えるだけで、人間と同じようにミルクを飲むとお腹がごろごろ緩くなる場合は量を調節するだけで、おならの臭いは改善していきます。
肛門腺絞り
たまに、犬のお尻から液が出ていることがあります。
これは、犬の肛門の左右にある、「臭腺」と呼ばれるものから出た悪臭のある分泌物なのです。
この分泌物が、まれに力んだおならをした時、肛門まわりに液がつくことがあります。臭腺から出た分泌物ですので、すぐに拭いてあげましょう
犬種によっては弁と一緒に排泄することができますが、中には人間の手で排泄を手伝う必要があります。
これが「肛門腺絞り」と呼ばれるものです。
この肛門腺絞りをしないと、化膿したり炎症を起こしたり、最悪の場合は破裂してしまうことがありますので、月に1回は肛門絞りで膿のような分泌物を外に出してあげましょう。
最後に
おならは体に不要な毒素を含んでいますので、我慢をすることで、血液に流れ込んでしまいます。
血液の中を毒素が回ると、皮膚トラブルや糖尿病など怖い病気につながる場合がありますので、おならは絶対にしたほうがいいです。
おならは健康のバロメーターです。腸内環境を良くして快適な日々を過ごしていけるよう、気を使ってあげて下さいね。
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