犬の毛玉を上手にとる方法。匂い対策にも!
体毛が長く毛が柔らかい種類の犬を飼育する飼い主さんお悩みの毛玉、毎日マメにブラッシングしてもどうしてもできてしまう毛玉、今日はその厄介な毛玉のあれこれとケアの方法をご紹介します。
目次
毛玉ができる原因
抜けた毛が生えている毛に留まり絡まる、シャンプー後の湿ったままになった部分が絡まる、洋服や首輪、胴輪などで擦れや静電気によって絡まる、泥やゴミが毛に付着したまま絡まる、等が考えられます。
毛玉ができやすい体の場所は?
犬の汗腺は耳の後ろと肉球の間にあり、この汗腺に沿った場所として耳たぶと耳の後ろあたりから首周り、アゴにかけて一帯と足の裏が特にできやすい場所となります。
そのまま放置するとそこから繋がって全身に毛玉が広がっていきます。
他にも洋服や首輪があたる部分、脇の下などの擦れやすい場所や、お腹や足やお尻など汚れる場所にもできやすくなります。
毛玉を放置すると皮膚病になることも
できてしまった毛玉をそのまま放っておくと皮膚と毛玉の間が蒸れてしまい、溜まった皮脂を栄養にして雑菌が繁殖してしまいます。そうなるとフケが出たり嫌な匂いが出たりして、悪くすると皮膚がただれたり、ノミやダニによる皮膚炎や細菌感染による皮膚炎を発症する恐れがあります。
皮膚病の他にも犬が自分でむしった毛玉を飲み込んでしまうと嘔吐の原因になりますので、毛玉を見つけたらできるだけ早く対処しましょう。
毛玉を防止する対策
・全身を基本として汗腺周辺と汚れやすい部分や擦れやすい脇の下など、ブラッシングスプレー等で念入りに毎日ブラッシングしましょう。
・シャンプーの後は湿ったままの部分が残らないよう完全に乾かしましょう。
・洋服を長い時間着せたままにしないようにしましょう。
・お散歩の後、犬の体に落ち葉や枯れ草などのゴミが付着していたら取り除き、手で除ききれない細かいゴミはコームでとかして取り除いてあげましょう。
犬の毛玉を自分で上手に取る方法
ここではわかりやすく毛玉の状態を三段階にしてご紹介しましょう。
できたてほやほやの小さな毛玉の取り方
毛玉の真ん中にコームの端一本目の櫛を穴をあけるように何度か挿し込み、絡みを広げるように手でほぐし、ある程度塊がほぐれたらスリッカーブラシで毛先から少しずつとかしていきます。
硬く締まった頑固な毛玉の取り方
毛玉の真ん中あたりをハサミで縦に切って毛玉を手で広げるようにほぐしながら少しずつコームでとかし、概ねほぐれてきたらスリッカーブラシでとかしていきます。なおもほぐれない場所はまた縦にハサミで切り、同じ手順で少しずつ取り除いていきましょう。
皮膚近くで絨毯のように広がってしまった重度の毛玉の取り方
よほど放置しないとここまでひどい毛玉にはなりませんが、こうなってしまうと犬は常に毛玉に毛を引っ張られていて痛いので、上記のように少しずつほぐすのはほぼ無理です。毛玉を根元から切ってサッパリさせてあげる方法が一番良いです。
皮膚に対して並行にハサミの刃を寝かせてあてて、毛玉の根元から毛玉をはがすように少しずつ切っていきます。この時、皮膚を切らないよう毛玉に近い根元を切っていきます。
コームやスリッカーブラシでほぐす場合のコツとしてはブラッシングスプレーなどを毛玉にたっぷりと吹きかけてすべりを良くするとやりやすくなります。
まとめ
一番良いのは毛玉ができないようにケアすることですが、なかなかパーフェクトにはいかないものです。毛玉ができたらなるべく早く対処することで犬の不快感の解消はもちろんのこと皮膚病等も防ぐことができます。
自分で毛玉を取ることも慣れてくるとそう難しくはないので、ワンちゃんが嫌がらないように優しく褒めながらやってみましょう。
ですがもし自分では難しいと感じたら無理をせずトリマーさんにお願いしましょう。
トリマーさんにお願いする時は、通常のトリミング料金とは別に毛玉取りの料金を設定している場合もありますので、予め確認することをおすすめします。
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