愛犬がうれしょんをする原因と正しい治し方を解説!
「私が外出から帰ってきた途端おしっこをするのはなぜ?」
「いつもはちゃんとトイレで排尿できるのに、なぜか突然場所を問わずおしっこしてしまう……。」
「不意な来客や配達業者の人が来ると、玄関先におしっこをしてしまう」
普段はいい子にしているのに、なぜ帰宅直後や飼い主意外の人に会ったときにこのような行動をしてしまうのでしょうか?
それは、犬の感情表現の「うれしょん」かもしれません。ここでは、犬のうれしょんの原因や治し方についてご説明します。
目次
犬のうれしょんって何?【原因】
うれションとは、喜びや楽しさ、嬉しさなどはしゃいでいるような興奮状態の時におしっこをしてしまったり、ちびってしまったりすることを言います。
犬にとってうれしょんは、高揚感や躍動感の感情表現の一つです。子犬の時に多く見られる症状で、成犬になると治ると言われています。
うれしょんしてしまう原因は、子犬の場合、膀胱の括約筋が成長過程中のため、コントロールできず、興奮状態の感情を抑制できずにおしっこを漏らしてしまうから、と言われています。
うれしょんしやすい犬っているの?
うれしょん行為は、成犬よりも子犬に、オスよりもメスに、大型犬より小型犬に多く見られます。
これは、成長過程の問題、生殖器のホルモンバランス問題、室内犬と室外犬の飼い主との密接な時間の長さの問題から起こりうる理由なのかもしれません。
時に散歩中にうれしょんをする犬もいます。これは、散歩の楽しさとほかの犬のマーキングの匂いに興奮しているとも考えられます。
飼い主にとっては家族の大事な一員ですが、ほかの人から見たらペットのうれしょんを好まない人もいます。
特に出先で、知らない人にかわいいねと声をかけられ撫でられたりしたことで、嬉しさの余りその人にうれしょんをしてしまったら、洋服を汚してしまったりと何かと面倒なことになりかねません。
うれしょん行為を防止するためにも、うれしょん行為はいけない事、よくない事と覚えさせることが大切です。
犬のうれしょんの治し方・対策
うれションをさせないための対策は、「興奮させないこと」です。そのためには普段から待てや伏せを覚えさせ、興奮状態にさせないようにすることが大切です。
家に帰ってきた直後の対策
例えば、仕事や外出先から帰ってきたとき、真っ先に愛犬に近寄って、「一人でお留守番できて偉いね」と声をかけたり、抱きしめたりはしていませんか?
この行為は、犬、特に子犬にとって飼い主の愛情が強く感じられて嬉しさ、喜びがいつものスキンシップより強く感じます。
その感情を飼い主と一緒に居られて嬉しいと、うれしょんで表現してしまうのです。
この場合、帰宅した際に一番先に愛犬に声をかけるのではなく、室内着に着替えたり、買ってきた物を片付けたりした後の落ち着いた状態で愛犬に声をかけます。
かまって欲しくて鳴いたり、まとわりついて来たりしますが、ここは心を鬼にして、愛犬が落ち着くまで、飼い主自身の身の回りの片付けが終わるまで、声をかけるのをやめましょう。
この行動を繰り返すことで、うれしょんしてはいけないというしつけを覚えさせることができ、うれしょんという行為も徐々に治すことができます。
犬がうれしょんをしてしまった時の対策
もし愛犬がうれしょんしてしまっても、大きな声で怒ってはいけません。
大きな声で怒ったり、叱ったりすると、ワンコはうれしょんすると飼い主にかまってもらえると勘違いしてうれしょん行為が治りません。
冷静に黙ってふき取り掃除するなど、うれしょんの行為そのものを何事もなかったようにすることが大切です。
愛犬のうれしょんをする理由が分からない場合
もし、うれしょんする理由が見当たらない、成犬になってもうれしょんが治らない場合は、感情とは関係なく、起きている時だけでなく、寝ている時にもおしりの周りが濡れている状態の尿失禁という病気の可能性もあります。
また、先天性の泌尿器の構造欠陥や不妊治療後のホルモンバランスの異常の場合も、うれしょんの症状が起きます。
最後に
成犬になってもうれしょんが治らない犬もいますが、この場合は内向的でシャイな性格がかかわっていることもあります。
出来るだけ子犬の時にきちんとしつけをし、うれしょんをさせないようにしたいですね。
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