愛犬が食への悩みを抱える前に「食」の選び方の知識とは？

愛犬がご飯大好きすぎて困る・・・・という方がいる一方で、あまりに少食すぎて困るという方もいます。
たとえ同じ犬種、兄弟、親子であっても食事への姿勢は様々です。
もし愛犬が何日も食べ物を拒んでしまったら・・・どんなドッグフードも食べ飽きてしまったら・・・つい品質よりも「食いつき」を重視してしまいませんか？美味しい、よく食べるドッグフードの中には、「塩」が配合されていることも少なくありません。愛犬と塩の関係性について正しく知っておいてあげましょう。

塩気が強いごはんは美味しい！犬も人間も一緒

ファーストフード、ジャンクフード、スナック菓子・・・これらは健康に好ましくない、毎日食べるべきではないという情報を目にすることがあるでしょう。
なぜなら高い濃度で塩分が含まれているからです。
でもどんなに健康のこと、塩分の事を知っていても「美味しい」と感じてしまうのですから仕方がありません。
実はこれは犬も同様です。
ウエットフードやオヤツ、一部のドライフードには原材料に「塩」が含まれています。パッケージの表記には

などと様々な表記法が用いられていますが、いずれももたらす効果は同じで「食欲増進」です。
塩分が多いという事は、風味が強くなり、喉が渇きます。愛犬がこれまでにないほどの食欲をみせ、完食してくれると途端に製品への評価が変り、毎日でも与えてあげたいと思ってしまうでしょう。
でも人間同様に犬も過度な塩分摂取は決して好ましいことではありません。
よく食べること＝良質で安全なご飯ではないことを理解しておきましょう。

食いつき重視に潜む生活習慣病のリスク

自然界において犬やその祖先であったオオカミが「塩」そのものを摂取するという習慣はありません。手の入れた獲物を通じて、肉や体の一部から「塩分」を摂取する程度です。しかしこの「塩分」はごくわずかな量です。
ドッグフードに含まれている「塩」はたとえ微量であっても、犬の食欲を過度に刺激するには十分な量です。
犬本来の食性にさからい、塩を過剰に摂取させることで起こるリスクは

など様々です。ただいずれも初期の時点では目に見える異変が感じられず、家族が不調に気が付くのは症状が進行してからでしょう。
「美味しい」ご飯を用意してあげたい
毎日しっかりとご飯を食べてもらいたい
食への悩みから解放されたい
という家族の想いは決して簡単に解決出来るものではないでしょう。
でも食の問題を簡単な方法で解決してしまうと、次はもっと深刻な悩みが起きる可能性があることを考え、「食」の選び方は慎重をきすべきです。

手作りごはんも選択肢に加えてあげよう

食が細い、食欲にムラがある、数回で食べ飽きてしまうという悩みを抱えている犬の中には、ドッグフードに配合されている動物性油脂や特有の臭いが苦手というケースもあります。
中には授乳後、市販のドッグフードに切り替える時点で敬遠する意識が芽生えてしまい、依頼ずっと市販品に苦手意識を持ち続けていることもあるほどです。
もし愛犬が食への悩みを抱え、家族も何を与えたらいいのか？と思い悩んでいる場合はあえて市販品にこだわる必要はないでしょう。
そのような場合は、家族の食材を少量取り分け作る手作りご飯もおすすめです。
手作りご飯なら市販品特有の添加物や油の風味への苦手意識を解消することが出来ます。
日々異なる食材でアレンジが出来るので食べ飽きの悩みも解消出来るでしょう。
手作りご飯は決して難しいことではなく、専門知識も不要です。ごくシンプルで簡単な方法でかつ安全でもあるので、ぜひ前向きに考えてあげましょう。

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