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知らない間に法律違反? 犬の正しい車の乗せ方は?

知らない間に法律違反? 犬の正しい車の乗せ方は?

愛犬を連れてドッグランへ、買い物へ、旅行へと様々な場所へ出かける時、車は必需品でしょう。ただ車内での愛犬の過ごし方に法律で決められたルールがあることを知っていますか?

車の運転には常に安全をきす必要があります。携帯電話の使用を禁止することと同様に車内での犬の自由行動は禁止されています。

もう一度愛犬の乗車方法について考えてみましょう。

犬やキャリーバックもしくはシートベルトに固定が原則

法律では犬を車に乗せる場合は、

・キャリーバックに入れる
・シートベルトで固定する

のいずれかが正しい方法だと定められています。つまり運転中に犬が車内を自由に歩きまわることは危険行為とされ禁止されています。

例えば小型犬、中型犬であれば安定感のあるプラスチック製キャリーバックを車内に置き、シートベルトで固定する、座席の足元に置きましょう。

中型犬、大型犬の場合、キャリーバックのサイズが大きく車内に設置できない場合もあります。そのような場合はハーネスや首輪をシートベルトにつなぎ固定をしましょう。市販の製品にも犬用に短く設計されたシートベルトがあるのでぜひ活用しましょう。

犬を膝に乗せる、助手席に乗せる…で思わぬ大事故に

犬の乗車方法で多いのは、

・後部座席に座らせる
・助手席に座らせる
・運転手の膝に乗せる
・ラゲッジエリアに乗せる

などです。犬が車に慣れていれば、車内でも大人しく過ごすことが出来、飼い主もつい安心してしまうでしょう。ただ、このような乗車方法で思わぬ事故が起きていることも現実です。

例えば、

・急ブレーキをかけた瞬間に小型犬が運転手の足元に落下、ブレーキ、アクセルペダルが踏めずに危険な状況に陥った
・座席から落下した愛犬の様子を確認しようと車内で振り返った瞬間に衝突事故を起こした
・愛犬が窓から顔を出していたので、並走していたバイクの運転手が驚き転倒した
・運転中に愛犬に顔を舐められ、思わずハンドル操作を誤った

このように思わぬ事態が起こる可能性が常に身近にあります。

これまで愛犬を車内で自由行動させていたからといって、交通取り締まりに呼び止められたことが無いという方も多いでしょう。かといって決して安全、認められているという事ではないので、改めて愛犬の乗車方法について見直しをしましょう。

事故で愛犬が車外へ投げ出されてしまうケースも

事故で愛犬が車外へ投げ出されてしまうケースも

「DOG IN CAR」のステッカーは愛犬家であれば誰もが知っているでしょう。実はこのステッカーには単なる愛犬家をアピールする意味だけではない別の意味があります。ステッカーは交通事故に遭った時に、車内に犬が同乗していることを外部に伝えるための手段です。

事故の現場で飼い主が怪我を負った場合、愛犬の存在を外部に伝え、安全に保護してもらう事が必要です。特に小さな犬の場合、パニックから車体に隠れてしまったり、不意の隙で脱走してしまうこともあります。衝撃で車外に投げ出されてしまうこともあります。

このような場面でも愛犬がキャリーバックに入っていれば、飼い主でなくても安全に保護し、一時預かりをすることが出来ます。シートベルトで固定されていれば脱走を防ぎ、飼い主に引き渡すこともできるでしょう。

愛犬を車に乗せるという事は自分自身のため、周囲のため、愛犬のために万全の安全策をこうじなければなりません。

せまいキャリーバックに入れると愛犬が可愛そうという考えは単なる勘違いです。犬は運転で振動があり、左右に揺れる車内で自由に行動させられるよりもキャリーバックに入れてもらえるほうが安心して過ごすことが出来ます。ぜひ今度のお出掛けには愛犬の乗車方法を見直してあげましょう。

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この記事を書いた人

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