愛犬の噛み癖が治らない! 対処法や気をつけたいこと
「愛犬の噛み癖が治らない…」「体に触れようとしただけで牙をむく」「爪切り、ブラッシングなど到底できない…」という声が多々あります。
家族と思い迎え入れた愛犬に噛み癖がある時、どう対処したらいいのでしょうか? 噛み癖がある愛犬を飼っているときに気をつけたいことを合わせてご紹介いたします。
目次
噛みつき癖が起こる原因は様々
これまで噛みつき癖が問題視されるのは小型犬に限った話題でした。しかしここ数年で、中型犬や大型犬にまで噛みつき問題が起こり、今では室内犬全般にまで問題が広がっています。
犬が激しい噛みつきをする理由には、
・警戒
・威嚇
・過去のトラウマ
・甘噛みの延長
など様々な理由があります。ただ中には爪切りによる出血など特段思いあたることがないにも関わらず、激しい噛みつきをする犬もいます。
散歩のためにリードをつけたいだけ、寒さ対策に洋服を着せてあげたいだけ、食事のために食器を回収したいだけでも噛みつかれるようでは日常生活にさえ支障をきたすでしょう。
犬の噛みつきの本当の原因を特定することはなかなか難しく、プロでも真意を見極めることは不可能と言えるほどです。
犬に噛まれたときの対処法
犬の噛みつき癖の対処法には、
・無視をする
・大声で叱る
・不快な音で驚かす
・スプレーを噴霧する
・革製グローブを着用し噛みつかれても平静を保つ
など様々な手法があります。しかしどの方法も根本的な解決には至らず、あくまでも噛みつかれた「あと」での対処法にすぎません。
犬の噛み癖解消するためには、噛みつかれる「前」の対処法を身に着けることが必要です。
犬に噛みつかれる前の対処法
噛みつかれる前の対処法としては、
・噛みつかれる直前に愛犬をかわし、からぶりをさせる
・オヤツなどで徐々に警戒心を解き、体に触れることに慣らす
・口輪を着用し、物理的に噛みつきを予防する
すでに極度な噛みつき癖がある場合、愛犬自身も自分の行動をコントロールできない状態にあることも考えられます。条件反射的に行動してしまうからです。
このような状況で激しく叱る、叩くなどの対処を講じてしまうとますます関係性を悪化させる一方です。
愛犬の噛みつきに危険を感じる場合、日常生活に支障がある場合は早期にプロのドッグトレーナーに相談をすることも必要です。
家族でない第三者が介入することで犬との関係性を再構築し、問題を解消するきっかけを見つけることが出来るでしょう。
もちろん問題行動を専門分野とするドッグトレーナーにはそれぞれの手法があり、飼い主との相性や方向性の合致も重要です。家族全員で信頼し、共に問題解決に取り組むことが出来るパートナーを見つけましょう。
噛みつき癖があることは必ず事前告知を
噛みつき癖がある愛犬がペットホテルやトリミングショップ、動物病院を受診する際は必ず事前に申し出をしましょう。
噛みつき癖は、
・家族全員に向けられる
・家族の中の特定の1人にだけ向けられる
・相手を問わず誰にでも向けられる
と様々です。これまで家族だけに向けられていた行動が不意に他人に向けられることもあります。相手が動物を扱うプロであっても決して油断してはいけません。
申し出る際は、
・愛犬が触れられることを嫌がる体の部位
(爪切りが苦手、耳掃除が苦手など)
・噛みつく際の癖
(事前に威嚇をする、しない、男性にだけ噛みつくなど)
・家族のこれまでの受傷歴
(犬の力加減が伝わるように)
これらの点を詳細に伝えます。
トリミングショップや動物病院などでは作業中に従業員が負傷した場合でも、飼い主に申し出をしない方針の店舗も多々あります。しかし負傷することで仕事に支障をきたします。飼い主の責任として必ず噛み癖があるという情報を事前に伝えましょう。
犬の噛み癖は一旦悪化してしまうと、速効性のある改善策はありません。改善には根気とプロの技術が最も有効です。
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