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犬のお風呂の入れ方、洗い方と頻度について

犬のお風呂の入れ方と頻度についておさらい

同じ犬の中でも、お風呂が大好きな子とお風呂が大嫌いで逃げ回る子がいますよね。

天性からお風呂が嫌い、お湯が嫌い、水が嫌いな子もいますが、大概は私たちと同じように、一番最初の印象が悪く、お風呂に入るのが嫌いになってしまった子が多いような気がします。

どんな風にお風呂に入れてあげたら、お風呂は楽しく安らげるものと教えてあげられるのか、ちょっと考えてみませんか?

子犬のシャンプーについては、初めての子犬のシャンプーで気を付けたい事も合わせてお読みください。

子犬はいつからお風呂に入れてあげていい?

生後まもなくから排泄で汚れたときなど、綺麗にしてあげることが大切です。

しかし、ワクチン接種が終わらない子犬は抵抗力が弱く、骨格ももろいので、風邪をひかせてしまったり、骨折させてしまったりということも起こりかねません。

子犬の場合はお風呂に入れてあげるというより、蒸しタオルや濡れタオルで優しく汚れをふき取ってあげるようにすることがおすすめです。

お風呂に入れてあげるのは、ワクチン接種が終わった後、生後6か月以降から徐々にお風呂に慣れさせてあげるといいでしょう

犬をお風呂に入れる前に

初めてのお風呂は飼い主も愛犬もドキドキしますよね。

まずは、お湯に慣れさせること、シャワーの音に慣れさせること、ドライヤーの音に慣れさせることが大切です。

犬は音に敏感な生き物なので、飼い主にとっては少しずつ出しているお湯の音、送風のドライヤーの音が、犬にとっては異様に大きく感じるものです。

湯船につかるのが嫌ではなく、音が嫌でお風呂嫌いになる子もいますので、初めのうちは音に慣れさせることが必要です。

また、お風呂に入れる前に、よくブラッシングをしてあげて下さい。スニッカーというブラシがありますので、よく汚れを浮かし、毛のもつれをほぐしてからお風呂に入れてあげるようにしてください。

毛玉をそのままにしてお風呂に入れ、乾かそうとすると、スニッカーでとかしながら乾かす時、毛がもつれたまま引っ張られるので、犬は痛みを感じ、暴れたり、噛んだりします。

これもまたお風呂嫌いになる要因の一つですので、よくブラッシングをして毛のもつれをほぐしてあげて下さい。

正しい犬のお風呂の入れ方と適正温度

お湯の温度はぬるめの36℃~38℃に調節し、濡らし方は、お尻、後足、背中、胸、前足、顔の順に濡らしていきます。

いきなり頭から濡らすと、目や耳にお湯が入ってしまい、驚いて暴れる場合や、唸り声をあげて怒る場合があります。

また、顔を濡らさせることを嫌がる犬は非常に多く、時には噛む子もいます。その場合は、シャワーを細目に出し、顔に密着させて濡らしたり、濡れタオルで拭ってあげたりするといいでしょう。

正しい犬のお風呂の入れ方と適正温度

洗い方は、濡らし方とは逆で、顔から洗っていきます。

その場合、耳の穴や、鼻の穴に水が入らないように注意してください。毛質によってよく濡れない、洗えない場合がありますので、地肌がよく濡れるようにし、よごれを洗い流してあげながら、湯船につからせてあげてリラックスできるようにしてあげましょう。

湯船の温度は、シャワーの温度と同じ36℃~38℃がおすすめです。

柴犬やラブラドールなどの外犬は毛質が固い場合が多く、水をはじき、濡れにくいので、十分に濡らし、洗い流してあげて下さい。

犬の毛の乾かし方

犬の毛を乾かす時は、お風呂から上がり、即ドライヤーで水気を飛ばすのではなく、まずはよくタオルドライをすることが大切です。

水気が多いままドライヤーをかけると、ドライヤーを使う時間が長くなります。そのドライヤー音や熱風が嫌でお風呂嫌いになる子もいるので注意したいところですね。

時間短縮のためにもタオルドライがおすすめで、ある程度水気を取り、ドライヤーを使って乾かすようにするといいでしょう。

その時、耳の穴に入ってしまった水気を指にティッシュや脱脂綿を巻いて、優しくふき取ってあげるようにしましょう。

耳の奥まで綿棒で拭こうとすると鼓膜を傷つけてしまう場合がありますので、指が届く範囲で十分水気は取れますので、優しくふいてあげましょう。耳の穴に入ってしまった水気をそのままにしてしまうと外耳炎になってしまう場合があります。

特に耳のたれている犬は要注意です。元々通気性が悪く、耳の病気にかかりやすいので、よくふいてあげるようにしましょう。

ドライヤーは背中からお尻、お腹、足、顔、尻尾の順に当てていきます。プードルのように毛が丸まりやすい毛質の子は顔から乾かすことをお勧めします。

その時、ただドライヤーをあてるだけでなく、スニッカーを使って地肌を乾かすようにとかしていくとより早く乾かすことができます。スニッカーは先端が尖っているので、地肌にこすり付けると、肌に擦り傷を作ってしまいますので、毛のみとかすようにするといいでしょう。

お風呂が好きになる方法

お風呂を好きにさせるには、お風呂は汚れを落としきれいさっぱりできる、そしてリラックスできる時間だと肌で感じさせてあげることです。

他のしつけとは違い、お風呂に入らせるためのしつけはありません。

お風呂を好きになる方法は、愛犬自体がお風呂は楽しく、飼い主とのスキンシップの延長と認識すること以外ないのかもしれません。

そのためには、いきなりお湯をジャージャー勢いよくかけるのではなく、体を少しずつ濡らしてお風呂に対する警戒心をといていく事が大切です。

始めは嫌がって鳴く子もいます。優しく声をかけ、恐怖心をといてあげて下さい。

犬をお風呂に入れてあげる頻度

お風呂に入れる頻度は、毎日でもいいと言われています。

理由としては、シャンプーと異なり汚れを洗い流すだけなので、乾かしは別にして、犬への負担が少ないからです。

室内犬だと2週に1回、外犬だと週に1回という間隔が清潔に保ってあげられる理想と思われますが、どれくらいお風呂に入れる必要があるという概念はなく、愛犬の体調を見て回数を調節することをおすすめします。

お風呂に入れる際の注意点

お風呂に入れる際の注意点

お風呂に入れる注意点として最も注意したいのは、お風呂が大好きで、嬉しさの余り浴室で走り回る子や、逆に嫌で逃げ惑う子がいますので、愛犬の心理状態をよく見て、滑り止めのバスマットを使うこともおすすめです。

タイルは滑りやすいので、転んで骨折する場合もあります。

また、汚れがひどいのでお湯洗いだけでなくシャンプーしてあげようとして、人間用のシャンプーを使われている方もいらっしゃるようですが、人間と犬では皮膚の質が違いますので、皮膚炎を起こしかねないので絶対に犬用のシャンプー以外はお使いにならないほうがいいでしょう。

最後に

私たち人間がシャワーを浴びるだけで気分がすっきりするように、愛犬もシャワーだけで気分転換ができるはずです。

その気分転換を楽しくさせてあげられるか、それとも義務や強制でさせられていると感じさせるかは、子犬のころからのお風呂への関心をどう持っていくかにかかっていると思います。

お風呂の良さを身をもって教えてあげられるといいですね。

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この記事を書いた人

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