これってあり?愛犬家の行動に賛否両論沸き上がる現状
ペットは家族の一員と言われるようになり、その生活も多様化しています。一概にペットと言ってもそれぞれの家庭で接し方生活スタイルも様々でしょう。
ただここ最近のSNSの流行に伴い、ペットとの生活に様々な意見が生じています。これまで家族内だけでのルール、友人同士のルールであったものが社会全体に話題を提供する事態になっているからです。今改めてペットとの関係性について考えてみましょう。
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増加するSNSへの愛犬の亡骸写真の投稿
実は今様々なSNSで意見が沸き上がっている行為があります。それは愛犬の亡骸つまりは死体の写真を投稿する行為です。生前それぞれのコミュニティで話題を共有し、ネット上での友人関係が出来上がります。
しかしせっかく何年も続いた交流や多くのファンを持つ投稿も愛犬が亡くなることで終わりを迎えます。その時に様々な思いを込めて愛犬の亡骸の写真を投稿するケースが増えています。もちろん愛犬の亡骸に周囲に花を飾ったり、メモリアル用衣装を身に着けさせるなどの配慮はされているもののこの行為は様々な意見が生じています。
投稿者の意見では「最後の挨拶」「お別れ」の意味が込められていることが多い行為ですが、必ずしも同じ感性で相手に伝わるとは限りません。この行為はここ数年で急増し、中には有名芸能人が投稿し話題になったこともありました。
生前は「家族同然」に生活をしていた愛犬の亡骸写真の投稿は控えるべきかそれとも問題視すべきではないのか……正解が出ないまま今後も続くのでしょう。
虐待批判がエスカレート!誤解から生じる過度な個人攻撃
SNSの普及は愛犬家同士の情報の共有に様々なメリットをもたらしています。旅行やレジャーの情報はもちろんのこと、しつけや病気に関することも同じ悩みを持つ者同士だからこそ分かり合えることもあるでしょう。
しかし一方で誤解による投稿が大きな影響をもたらすことも増えています。
あるトリミングショップでは噛みつき癖がありトリミング作業に支障をきたす犬に限り、飼い主の了承を得たうえで口輪やエリザベスカラーを着用しトリミング作業を行っています。この行為は犬もトリマーもお互いの安全を確保し、クオリティの高い作業を行ううえで正しい判断です。しかしこの姿を写真に撮影しSNSに「虐待」だと投稿したケースがあります。
同様のケースはトリミングテーブルからの落下事故予防のために使用しているリードを虐待だとして掲載しています。トリミングを行ううえで正しい処置であり、決して虐待と呼べる行為ではありませんが写真の取り方やコメントの内容によって読み手に与える印象はおおきく異なります。
犬猫の虐待に社会全体が監視の目を光らせることは素晴らしい傾向ですが、決して誤解や間違いのないよう注意することも必要でしょう。
ペットカートが批難の的に!高齢ペットへの理解不足
今や犬も高齢化問題を抱え、15歳、20歳という長寿な犬も珍しくありません。その中で寝たきりや四肢不自由を抱える犬の場合、ペットカートを利用し散歩をさせること、屋外に連れ出すことが推奨されています。
しかし一方でこの行為が過保護、誤った飼育方法だと非難を浴びることも増えています。ほんの20年ほど前には目にすることも無かった光景ですから、見る人によっては違和感を覚える行為でしょうが、実際に介護に直面する家族にとっては欠かせないアイテムでもあります。
今や価値観や生活スタイルはますます多様化してきています。周囲から心無い言葉を浴びせられたり、投稿された文章に辛い思いをする方もいます。社会が猛スピードで多様化していることを理解してゆくこともとても大切なことだと心に留めておきたいものです。
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