愛犬の一日の摂取カロリーはご存知ですか？

愛犬が口にするものだからこそ、安全で安心な物を選んであげたいと心がけている方も多いでしょう。
でも市販のオヤツは素材の品質や添加物に何かと不安がつきまとい、商品を選ぶことさえ難しいと感じてしまいます。

このような時、身近にある旬のフルーツなら！！と考えていませんか？
愛犬のオヤツにフルーツはあり？なし？しっかりと考えてあげましょう。

果物が大好物なワンちゃんは大多数

実はフルーツが大好物！！というワンちゃんは大勢います。
それぞれにこだわりもあって、好きなフルーツ、苦手なフルーツもあるでしょう。

中には自分から催促をするほどに目がないということもあります。
犬には「甘味」を感知する機能が舌にあると言われています。甘いフルーツの味をしっかりと楽しむことが出来るからこそ、たとえ少量のお裾分けであっても大喜びをしてくれます。

もちろん犬がフルーツを喜ぶ理由は味だけではありません。
フルーツを目の前にした時に家族の楽しそうな雰囲気や明るい声色にも反応し、その嬉しさを共有しているからです。
市販のオヤツに比べ添加物や品質の安全性という面では多いに評価出来る上に、家族と同じものを味わえるという点でもフルーツをオヤツにと考えることも当然です。

実は高カロリーな果物オヤツに要注意

大好物で品質面の不安もないフルーツですが、実は想像以上にカロリーが高いという事もしっかりと理解しておいてあげましょう。
甘味のあるフルーツには糖分がふんだんに含まれています。
犬は本来糖分を進んで摂取すべき食性をもっていないので、オヤツとして与えることで肥満や歯垢を引き起こすリスクが高くなります。

たとえ家族にとっては少量でも、犬の体のサイズに当てはめると摂取過多になることもあるので、与えすぎにはくれぐれも注意しましょう。
犬が大好きなフルーツのカロリーは以下です。

一見さほど高い数値にも思えませんが、小型犬（体重5㎏）が一日に必要とするカロリー量は、374kcalです。
一日の摂取カロリーと比較すると、たとえ家族のお裾分け程度の分量であってもオヤツだけで相当な比率を占めてしまう事がわかるでしょう。
小型犬であればほんの少量で済むものの、中大型犬の場合、ついオヤツの分量も多くなりがちです。

あっという間に完食してしまうので、必要以上に多く与えてしまっているという認識を家族が持ちにくいことも注意しなければならないポイントです。
中大型犬のオヤツにバナナを一本、みかんを1個という分量で気軽に与えてしまうと、気が付けば肥満になっているのでくれぐれも注意しましょう。

オヤツは上手に活用しましょう

安全、安心なオヤツをと考え、自宅でドライフルーツを作ったり、ササミや砂肝を天日干しして手作りオヤツを作るという方が増えています。
このようなオヤツは市販の製品よりも格段に品質が高い上に、風味もよく愛犬も喜んでくれること間違いなしです。

でもたとえ良質なオヤツであっても、与えすぎには注意が必要です。
オヤツを与える時は、一日の摂取カロリーの10％未満を目安に分量を調整してあげましょう。

もし肥満気味や高齢で食事量の調整が必要な場合は、さらに分量を減らしてあげましょう。
また素材はできる限り糖分、カロリーが低いものを選び、肥満対策を心掛けましょう。
犬にとってオヤツは家族とのコミュニケーションであったり、ご褒美であったりと様々な意味があります。
ダイエットのためにオヤツを全て取りやめてしまっては、家族も愛犬も物寂しい気持ちになるでしょう。
オヤツを与える、もらう習慣はこのままで、素材や与える分量を見直し、オヤツを楽しみましょう。

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