愛犬の突然死の原因は? 心臓病の可能性も
大切な愛犬との間に何の前触れもなく突然別れが訪れる、考えたくはない事かもしれませんが、命と向き合っている以上、何が起こるか分からない現実があります。
今回は、そのような事にならない為に、犬の突然死の原因や、気をつけておきたいチェックポイントを紹介したいと思います。
目次
突然死の原因は?
なぜ突然死するのか? その根拠のある原因は、実際のところ100パーセント明確ではないのが現状です。
突然死の疑いがある全ての犬に対し、解剖して原因を究明すれば分かるのかもしれませんが、突然愛犬を失ってしまった深い悲しみの中、これからさらに解剖を! とお願いする飼い主は少数派です。
悲しみは深く、死因の真相究明をすぐに思い立つ事は難しいと思います。
ですが、今現在絞られてきている原因のひとつとして心臓に関わるものが挙げられます。
生まれつきの心臓病、後天的な心臓病……単純なようで難しい心臓の病気ですが、愛犬がもし心臓病を患っている可能性があるなら、その病態生理を必ず把握しておきましょう。
心臓が原因となる突然死
一言に心臓病と言っても、病名は数多く存在していて、全てを学ぶのは至難の業です。
私達がよく耳にするのは、心筋梗塞、心臓肥大、心臓発作、心不全等、人間でも時として致命的なものになる病名ばかり。
また、最近問題視されている、犬の生活習慣病が起因となっているものも多いです。
そしてフィラリア。フィラリアは蚊を媒介して寄生虫が原因となる病気ですが、その寄生虫は犬の心臓、または肺動脈に寄生し、突然死の原因となります。今でこそフィラリアの予防は常識になりましたが、まだまだ気は抜けません。
心臓以外の器官で言うと、他にも肺水腫、胃捻転、腎不全が挙げられます。
そこには脳が原因となるてんかんも含まれ、発作時に突然死に繋がる事もあり得ます。
外的なものでは、熱中症、毒物等の誤飲・誤食、過度のストレスも突然死を引き起こす要因です。次からもっと深く考えていきましょう。
心臓病のサインに気付いて!
心臓に原因があったからといって、突然バタリと倒れるだけが症状ではありません。
臓器の働きが悪くなってくると、咳が出る事がサインのひとつとなります。
これは愛犬がフィラリアを患っている時も同じですし、心臓疾患には咳が伴います。
心臓の働きが低下する事で、当然、脳への酸素供給量も減少しますから、低酸素状態の時に失神する事もあります。
失神時は、
・身体の痙攣
・尿や便の失禁
・嘔吐
・泡を吹く
などの症状が見られ、ここまでくると病状も思わしくない可能性があります。適切な治療をしなければ、最悪の結果、突然死で愛犬を失う可能性が高まってしまいます。
あなたの愛犬に、現在そのようなサインは見られませんか? 今一度、チェックしてみてください。
突然死を起こしやすい犬種
中には、原因がひとつに限られる事なく、なぜか突然死で亡くなってしまう犬種がいる事も確かなようです。
例に出せば、チワワの突然死の比率は他犬種と比べると高い、といったものが挙げられます。
チワワに限った話ではなく、元々心臓が弱い、呼吸に問題を抱えやすい、といった犬種がいますから、もし愛犬が生まれながらにトラブルを抱えやすい器官を持っていたならば、「元気だから大丈夫!」と言い切ってしまう事なく、常に気を配ってあげる事が大切です。
最後に
未だ100パーセントの原因究明に至っていないという大きな壁はありますが、私たち飼い主が注意する事で何かが変わるかもしれない、何も分からないからといって、悲観する事はないのです。
言葉は通じないけど、いつもあなたの前では元気でいたい、そんな健気な愛犬たちが、ずっと健康で長生きする為に、私たち飼い主が全面的にケアして、いつまでも理解しようとする。そうする事で希望は確かなものへと続いていくのです。
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