無駄吠えのしつけに一番効果的な言葉は「ハウス」
愛犬との生活で唯一の悩み事は「無駄吠え」という方が大勢います。突然鳴きだす、声が大きい、なかなか鳴き止まない、何度叱っても改善されない問題行動に困り果てていませんか?
実はこの問題は飼い主の声のかけ方を見直すだけで簡単に改善することが出来ます。ぜひ家族で愛犬を叱るときのルールを見直してみましょう。
目次
誰もが口にしている「ダメ」はまるで効果なし
愛犬が玄関チャイムに激しく吠えたてたとき、来客に吠えた時、中には携帯電話の着信音に吠えることもあるでしょう…どんな言葉を愛犬にかけていますか?
「ダメ」
「うるさい」
「いけない」
などではないですか? しつけの手法では
・低い声で名前を呼ぶ
・大きな音を立てて脅かす
・首輪を強く引き寄せ体を浮かせる
という方法を提唱する方もいます。
でも、いずれの方法もほんの数秒は愛犬を黙らせる効果があるものの、決して継続的な効果は期待できないでしょう。愛犬は5分後に玄関チャイムが鳴ればいつもと同じように吠えたてることを繰り返します。つまりこれらの対処法がまるで意味がない、効果がないのです。
なぜ「ダメ」などの言葉は効果がないの?
それではなぜ効果がないかというと、理由はとても簡単で愛犬が「ダメ」「うるさい」という言葉の意味を理解していないからです。
犬は人間の3~5歳程の言語理解能力をもっています。ボーダーコリーなどの一部の犬種は7歳児程度にまで知能が発達すると言われています。つまり愛犬は飼い主の言葉を理解することはできるのです。
でも、なぜ「ダメ」「うるさい」という言葉に飼い主が望むように対処が出来ないかというと、飼い主から教えられていないからです。
愛犬はこの言葉を聞くと飼い主が怒っている、不機嫌だという事までは理解が出来ます。でもその場で自分が取るべき行動を理解できていないので、かえってパニック状態が強まり、無駄吠えがとまらないのです。
愛犬に一瞬でも早く鳴き止んで欲しいと思うのであれば、愛犬に理解できる言葉で叱り、誘導をしましょう。
優しい声で「ハウス」と言えば愛犬もスムーズに行動できる
愛犬が激しく吠えているとき、来客があるので静かに待機していて欲しい時はぜひ「ハウス」という言葉を用いましょう。
ハウスとは愛犬にあらかじめ決めた場所で待機をするようにと伝える言葉です。例えば室内の写真のようなキャリーケースを常に置き、いつでも愛犬が出入りできるよう準備をしておきます。愛犬にはハウスという言葉と共にこの中に入るようしつけを済ませておきます。
その上で愛犬が激しく無駄吠えをした場合は、ハウスと声をかけこの中で待機するように指示を出します。
もちろん興奮状態にある愛犬はなかなか指示に従うことがありませんが、オヤツを入れた袋を振り回し、音を立て愛犬の注意をひくとスムーズに誘導をすることが出来ます。
愛犬はオヤツが欲しい一心でそれまで吠えていた理由を忘れ、ハウスへ自ら入ってくれるでしょう。
この方法であれば愛犬は自分が取るべき行動を瞬時に思い浮かべることが出来、無駄吠えを簡単にやめさせることにつながります。
ダメやうるさいとう言葉にはその後に取るべき行動がありません。飼い主の単なる感情表現にすぎないからです。愛犬の問題行動には明確な行動を指示することが最も効果的な解決策です。
ハウスは絶対安全ルールを破らない原則
犬が吠える理由は緊張、不安、恐怖などマイナスな感情が関係しています。そのため飼い主が厳しい声で叱る、大きな音をたてるといった方法で接するとますます精神的に追い詰められてしまい状況はさらに悪化します。
愛犬をより早く落ち着かせるためには安心できる場所に避難することだと理解させてあげましょう。
もちろんハウスは愛犬の絶対安全エリアでなければなりません。ハウスを使ったイタズラなどは厳禁であることを承知しておいてあげましょう。
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