犬の白髪(退色)について知っておきたいことまとめ
「この子が我が家にやってきた時には、もっとハッキリした毛色だったのに、最近なんだか白っぽくなってきた気がする……」
長く一緒に暮らしていると、愛犬の身体に白い毛が見つかったり、全体的に毛色が薄くなって来たりしませんか?
もしかすると、それは気のせいではなく、本当に退色してきているからかも知れません。
実は、犬も私たち人間と同じように、歳を重ねていく事によって、白髪が生えるようになります。今日は、犬の白髪について説明いたします。
目次
犬の白髪の原因
実は、犬の毛が退色していく原因はさまざまです。
老化の他にも、血行不良、ストレス、睡眠不足、栄養不足、水分不足、皮膚疾患等の病気が、白髪の発生原因になっている事があります。
特にストレスは一番の原因になりやすいので、白髪が目立つようであれば、体調だけでなく環境にも注意してあげる事が大切です。
白髪が生えはじめる時に見られる変化や症状
退色がはじまると共に、被毛の伸びが悪い・肌のハリが悪い・フケが目立つようになった・皮膚にできものがある等の徴候があれば、皮膚病の可能性が高いと言われています。
このような症状があるようでしたら、適切な治療を受ける事で、病気と共に白髪も予防する事ができます。
犬の老化は、顔から表れてくると言っても過言ではありません。
犬の白髪は、顔の周りから出てくるからです。ヒゲや口のまわり、まつ毛や目のまわりの毛が白くなり始めたら、老化による退色だと考えて良いでしょう。
人間のまつ毛が白くなることはなかなかありませんが、犬の場合はマツゲも白くなります。顔のまわりの毛が白くなり始めると、次第に背中の毛が退色しはじめます。
いつ頃から白髪が生え始める?
では、何歳ごろから生えてくるようになるのでしょうか。
その時期は、個体の体質によって異なりますが、早い犬は1歳ごろから生えてくる事もあるとされています。
一般的には7~8歳(老犬と呼ばれ始める年齢)ごろに生えてくる犬が多いですが、3~4歳(人間に換算すると20~30代)ほどで退色していく、「若白髪」の犬もいます。
白髪が生えるのが早い犬種
この若白髪現象がとくに顕著なのは、プードルだと言われています。
毛色の濃い個体の方が人気(価格)が高いようですが、個体の体質によっては生後4か月から退色のはじまる事もあり、2歳ごろには白い毛が目立つようになる事が多いそうです。
進行速度に程度の差こそあれ、トイプードルを飼う時には「毛色は薄くなるもの」と思っておいた方が良いでしょう。
一方、パピヨン等の白い毛が多い犬種は、白髪が生えてきても目立ちません。なので、老化に気が付くのが遅くなる事もあり、注意が必要です。
犬の白髪の予防・対策方法!
白髪の予防に大切なのは、なんといっても被毛の手入れや食事等、日常のケアです。ブラッシングやシャンプーを定期的に行い、皮膚の清潔を保つ為のケアを行う事です。
4歳頃までに、野菜や果物等に多く含まれるビタミン等の抗酸化物質をしっかり与え、適正量の炭水化物やミネラル、そしてフードからタンパク質を摂取させてあげる事が肝心です。
大型犬か小型犬かで差がありますが、5~6歳頃には、低脂肪低カロリーのフードやオメガ脂肪酸を含むフードを与える事も、白髪予防に効果があるとされています。
そして何より、ストレスを感じさせない環境を用意してあげる事が大切です。
私たちより速く歳を取るとはいえ、犬の一生は約12~16年。短い時間ではありません。白髪を気にしてカリカリするよりも、できる限りのケアをしながら、一緒に過ごす時間の流れを楽しんだ方が、健康的かも知れませんね。
愛する犬と一緒に共白髪になるのも、ステキな事だと思いませんか?
INUJINが海外犬服の通販サイトをはじめました
わんちゃんが好きすぎてついに通販サイトをオープンしてしまいました。 URLは今までと同じで「https://inujin.com」になっています。 海外のドッグウェアをメインに取り扱っていますので、もしご興味がありましたら遊びにきてください!犬の幸せと健康を願う、犬のためのウェブマガジン「犬人」の公式ソーシャルアカウントです。Facebook または Twitter で最新情報をチェックしてもっと犬と繋がりましょう!