愛犬をノーリードで散歩させるべきでない4つの理由
平日は留守番時間が長い、若く活発で運動量が多い、しつけが十分にできているなど様々な理由から散歩中に愛犬のリードを外し、自由行動をさせたことがありますか?
愛犬にとっては至福の時間ですが、実は思いもよらぬ大きな危険をはらんでいます。
なぜノーリードをしてはいけないのか? すべきではないのか? 現実に起きているケースを知り考えてみましょう。
目次
迷子犬になり保健所へ収容されてしまう
犬猫の殺処分問題、飼育放棄問題をきっかけに保健所の存在を意識する機会がたびたびあります。悲惨な最期を迎える犬達の話題に胸が痛くなることもあるでしょう。
実は国内の保健所に収容されている犬は飼い主の無責任さ、愛情のなさで収容されているだけではありません。
実はその中には「迷子」になったことが原因で、自宅に戻る術をもっていないことから収容生活を送っている犬がいます。
犬が迷子になる原因は、
・散歩中の脱走
・自宅敷地からの脱走
・レジャーや旅行で見知らぬ土地へ連れ出したことで逃走、迷子
などです。日ごろ大人しい、しつけに従順な愛犬でも不意の騒音や衝撃、地震や花火などをきっかけにトラブルに巻き込まれることもあります。
保健所には、
・洋服を着ている
・首輪をつけている
・丁寧にトリミングがされている
状態で収容され犬もいます。このような犬は直前まで飼い主に大切に育てられていたことが分かります。
散歩中に愛犬のリードを外すという事は、このような結果につながることを重々承知しておきましょう。
他人とのトラブルで高額な慰謝料、治療費が生じる
今や犬は家族の一員とする概念が法的な判例にもたびたび現れています。ただ、その一方で飼い主の責任も以前に比べ各段に大きくなっています。
もし安易に愛犬のリードを外し散歩させている最中に、
・周囲の人に飛びつく、威嚇する、驚かせ転倒させる
・自転車、バイク、車の前に飛び出す、事故を引き起こす
・他犬を負傷させる
・他人の敷地に侵入する
などが起きた場合は、飼い主には想像以上に高額な賠償責任が生じることを知っておきましょう。
発情期のメス犬と遭遇してトラブルが起こる
犬連れOKな施設が全国に増加する中で、発情に関するトラブルも多発しています。飼い主が発情中のメス犬を不注意で屋外に連れ出すことで、他犬が刺激されトラブルや喧嘩に発展するケースです。
小型犬だから簡単に抱き上げ、抑制することが出来る、いつも大人しい大型犬だから、飼い主の指示に絶対従うからと過信することなく、いつどこで遭遇するか…というリスクは常に意識しましょう。
拾い食い、交通事故など思わる悲劇に見舞われる可能性
国内で市販されている犬用リードの長さは120cmが標準です。飼い主の持ち手を差し引くと、1mほどの長さの範囲内で犬が行動をすることになります。
この1mという範囲は飼い主が自然な姿勢で、目視で愛犬の行動を把握するちょうどいい距離感です。この範囲であればもし愛犬が、
・拾い食いをしてしまった時
・興奮状態になった時
・出会いがしらに自転車と衝突しそうになった時
瞬時に愛犬を助けることが出来ます。
もしリードを外したり、伸縮性リードを使用し愛犬が飼い主の5mも10mも先を歩いている時、不意の危険を察知した飼い主は瞬時に愛犬に駆け寄り、危険を回避させる事はなかなか出来ません。
最後に
リードをつけておくことで窮屈さ、不自由さを感じる気持ちもありますが、リードがあるからこそ回避できる危険があることもしっかりと承知しておきましょう。
もしリードを外し、愛犬を思い切り走らせたい、犬友同士で遊ばせてあげたいという場合はドッグランを活用し、安全安心な環境で遊ばせましょう。
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