殺処分をなくしたい! 保護犬のために私たちができること
犬好きな者にとって、毎日ニュースで流れる様々な出来事に心底悲しい気持ちになることがあります。なかなか解消しない殺処分の問題や飼育崩壊、無理な繁殖など国内にはまだまだ課題が山積です。
動物保護活動は、つい特定の方、資金力のある方だけが担う特別な役割と社会で思われるようになっています。
多くの方が現状に問題意識を持ちながらも、協力のための一歩を踏み出せずにいるのです。
でも実は動物保護活動では様々な役割があり、誰にでもいつでもできる内容がたくさんあります。ぜひ自分にも出来る活動を少しずつからでも始めてみましょう。
目次
動物保護やレスキューへのありがちな思い込み
最近では、様々な団体やボランティアの活動を目にすることも増え、応援の気持ちもわくでしょう。
国内では動物ほど活動の大半を民間ボランティアが請け負っています。
テレビやニュースでは活動の成功事例や華々しい成果ばかりが紹介されてしまいがちですが、実は多くの団体、個人の方は人手が足りない、資金が足りない、活動に必要なスキルが足りないと困り果てているのです。
私たちが保護犬のためにできること
殺処分を解消するために、犬猫を保険所からレスキューする、里親が見つかるまでの一定期間自宅で預かり生活をする、里親会を開催するなどこれらの活動は時間的にも地理的にも条件が付きやすく、関心はあってもなかなか参加、協力が難しいと感じてしまうものです。
でも、実は多くの保健所や自治体の動物保護センター、ボランティア団体では様々な「募集活動」を行っています。
物資の寄付
例えば、犬の保護に必要な物資。
・買い替えや犬の成長で不要になったペット用品
・アレルギー発症などで不要になったペットフード
・使い古したタオルや毛布
・古新聞
・ゴミ袋
・ホウキや塵取り、掃除用洗剤、掃除機などの清掃用品
多くの団体では犬の医療費が何よりの負担になり、保護活動に必要な用品の購入にまで資金を調達することが出来ていません。
もし自宅にこのような製品がある場合は、あらかじめ団体に確認の上送付し、寄付することも活動の一端になります。
もちろん送料は発送者の負担になりますが、粗大ごみとして自治体へ処分を依頼する場合も有料なのですから、その分の費用を送料に転嫁したと考えればよいでしょう。
その他の保護犬のためにできること
他にも、
・SNSで里親会開催情報の拡散
・犬の送迎(動物病院への通院や里親会会場までの送迎)
・トリミングやシャンプー
・散歩代行
など活動は多岐に渡ります。忙しい毎日でもSNSでの情報拡散であれば誰でもお手伝いをすることが出来ます。
ぜひ「私にも出来る」を見つけてみましょう。
保護犬との生活情報を発信することも保護活動
保護団体や保険所から犬を引き取り家族に迎えた場合、これで自分の出来る活動は終わってしまったと感じたことはありませんか?
我が家でレスキューすることはこの一頭のみで多頭飼いは難しいと考える方は大勢います。他の犬達はいつか誰かに出会い、幸せになって欲しいと願うばかりです。
でも、実は一頭を引き取るという勇気ある決断がさらに多くの犬達を救うきっかけになりえます。
それは、「幸せな生活の情報を発信し続けること」です。
SNSやブログはもちろんのこと、散歩で顔を合わせる方に「元保護犬です」と紹介をすることも効果的です。
動物保護団体や保険所からレスキューされた犬には、
・性格が凶暴ではないか?
・新しい家族に懐かないのでは?
・病気をもっている?
・しつけが大変?
など様々な偏見が持たれがちです。
でも実は犬は想像以上に学習能力が高く、すぐに新しい家族に馴染むことが出来、幸せに生活を送ることが出来ます。
このような偏見や先入観を払拭するために情報発信を行うことで、一頭でも多くの犬が幸せになれるよう応援をしましょう。
最後に
今まで、「私には保護犬を引き取ることはできないし、貢献できることが一つもない…」と悩んでいた人も、今のあなたでもできることを見つけて、保護犬の助けになりたいですね。
少しずつできることから行動していき、動物保護について理解を深めていくことも大切です。
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