秋冬も油断は禁物!ノミダニの怖い話
ノミダニの予防は済ませていますか?多くのご家庭では春~夏にかけて予防薬を投与し予防を終えていませんか?中には室内犬だからと予防は必要ないと考えている方もいるでしょう。
実は今、ノミダニの生息に関して大きな変化が起きています。この怖い実情を知ると、愛犬の予防の必要性を改めて認識できるでしょう。
目次
実は夏より秋冬の法がノミダニにとっては快適
実はこれまで犬などのペットに寄生するノミダニの問題は春~夏にかけて盛んに話題され、秋~冬は無縁と考えられていました。
しかし近年この生態に変化がみられ秋~冬でもノミダニに悩まされるケースが増えています。その理由は秋~冬の方がノミダニの生息に適した環境が整ってしまっているからです。
例えば
・床暖房
・ホットカーペット
・エアコン
・ファンヒーター
・ペット用ヒーター
・ボア付きのペット用ベッド
・毛布
他にも「暖かい」アイテムを思い浮かべることが出来るでしょう。室内環境が快適になり、犬にとって冬はとても過ごしやすい季節になりました。加湿を置き乾燥対策を講じているご家庭も多いでしょう。
この環境は当然ノミダニにとっても快適な生育環境になります。
夏の冷えた室温よりも冬の方が繁殖、生育に向いているのです。
本来であれば気温が低下する冬は活動が低下し死滅するはずだったノミダニが今や死滅せずに年間を通じて繁殖が続きます。
愛犬のためを思っての環境作りが思わぬ弊害を招いていたことを知ると底知れない恐怖を感じるでしょう。
予防は獣医師の推奨する期間を厳守する
動物病院ではノミダニの予防、駆除の推奨期間を毎年発表しています。
この期間は地域ごとの気温や気候を鑑みて決められていますが、関東の場合3月~10月までが例年の目安です。沖縄など温暖な地域はより長い期間の予防が必要になり、北海道では短くなります。
ただ実際には多くの家庭がこの期間より短い期間で予防を終えてしまいがちです。夏のレジャーやアウトドア、キャンプと言った期間は予防の必要性を実感しているものの、秋が近づくと途端に予防を怠ってしまうのです。
でもノミダニがもし寄生していた場合、犬の体についた卵や幼虫までもしっかりと駆除をしないと、のちに快適な室内での繁殖につながり、冬になってもノミダニに悩まされるという事態を招きます。
夏の終わりでもまだノミダニの寄生は続き、卵が孵化するのは秋になってからです。ノミダニの寄生は必ずお住まいの地域の動物病院が推奨する期間を守り、勝手な判断で短縮してしまわないよう注意しましょう。
愛犬の「お気に入りの寝場所」は常に衛生的に
犬と暮らす室内でノミダニ寄生の温床に最もなりやすいのは愛犬の寝具です。
愛犬のお気に入りの寝具は夜間の気温が下がる時間帯は愛犬の体温で保温され、日中も十分に陽が当たる場所に置かれているでしょう。
飼い主と共に寝ている場合も例外ではありません。
一旦寝具にノミダニが寄生してしまうと完全に取り去ることは困難なことです。
愛犬の寝具は常に清潔に保ち、定期的な買い替えも行い衛生管理を徹底しましょう。
小さな子供の中にはこのノミダニ寄生が原因でせき込むことや体に痒みや赤い湿疹ができる場合もあります。気になる症状がみられる場合は即座に専門医に相談をしましょう。
同時に愛犬は動物病院を受診しノミダニ駆除の処置を受けましょう。
ノミダニは毎月トリミングをしたり、定期的なシャンプーをして清潔に過ごしている犬でも寄生の危険性があります。
決して室内犬だから、清潔にしているから無縁ということはありません。日ごろから寄生のリスクが或ることを意識して正しく予防策を講じておきましょう。
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