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犬の水頭症を疑う症状と原因まとめ

犬の水頭症を疑う症状と原因まとめ

愛犬が水頭症にかかった際に読みたい情報まとめ

愛犬にどんなに教えてもなかなかおすわりやお手など覚えてくれない、気づくとボーっとしていることが多い、昼間もずーっと寝てばかりいる、突然怒り出し吠えたてたり、噛みついて来たりする、歩き方がおぼつかないといった症状はありませんか?

なぜうちの子は物覚えが悪いんだろう、どうしてうちの子は、起伏が激しいのだろう、どこか具合が悪くて歩き方がおかしいのかななどとお悩みにはなっていませんか?

もしかして、その症状、水頭症からくる行動かもしれません。ここでは水頭症についてご説明します。

水頭症ってなに?

犬の数多くある病気の中に水頭症というものがあります。

水頭症というのは、頭の中、脳内に水(脳脊髄液)が溜まってしまい、脳室が異常拡張してしまう病気で、この水頭症には2つの種類があります。

・脳の室内に脳脊髄液が大量に流出して脳内の拡張が起き、脳組織が圧迫されるために障害が引きおこる内水頭症
・くも膜下腔に脳脊髄液が流出して障害が引き起こされる外水頭症です。

水頭症の原因には、先天性のものと後天性のものがあります。

先天性な原因の場合は、遺伝性の確率が高く、出生前のウイルス感染やほかの要因による発育不全もので、後天性な原因の場合は、頭部の外傷や、ウイルス感染による脳炎、脳腫瘍です。

ちなみに、先天性な原因で水頭症になりやすい犬種は、ミニチュアダックスフントやチワワ、ヨークシャーテリアやポメラニアン、パグなどの小型犬や頭の形が小さく短い犬です。

発症年齢は先天性の場合は生後数週間から1年で、後天性の場合は発症時期に年齢に制限はありません。

水頭症の症状は?

水頭症の初期症状や症状の特徴は、時間をかけてしつけやトレーニングを教え込んでもなかなか覚えない、なぜか同じところを旋回し続けるといった意識障害や、一日中ぼーっとしたり寝ている時間が多い痴呆症状、突然性格が変わってしまったかのように、吠えたり噛んだり暴れたりといった興奮状態に陥る神経疾患、歩きかたがおかしい、突然ひきつけや痙攣をおこすなどの筋肉の硬直や麻痺による運動障害、目の焦点があっていない、呼んでも反応がないといった斜視や眼球振とうなどの視力及び知力の障害です。

重度の場合、全身性のてんかん発作や肝性脳症をひきおこします。

症状は、意識がなくなり、よだれ、嘔吐、トマトジュースのような下痢、顔の引きつりや歪んだ状態の顔面麻痺に陥り、脳に悪影響を及ぼしますので、緊急処置が必要です。

愛犬が水頭症にかかった際に読みたい情報まとめ

水頭症の治療について

治療はレントゲン検査、CT検査、エコー検査、MRI検査、脳脊髄液の検査を行い、脳脊髄液の量を減少させ、脳圧を下げるためにステロイド剤や利尿剤などの薬で内科的治療を行う場合と、脳にたまった脳脊髄液を腹腔などに流すための手術を行う外科的治療があります。

費用は、病院によっても異なりますが、レントゲン検査やCT検査、エコー検査やMRI検査などすべての検査を行い、外科手術をすると5万円~かかりますので、負担を考えると、動物保険に入られていたほうがいいとされる病気です

外科手術の場合は、脳に副作用を起こさないようにするため、麻酔は使わない場合が多く、外科手術の場合も内科的治療と同様に術後、症状を軽くするために薬物投与を継続的に行います。

この薬物投与は一生続けていかなければなりません。途中で投与をやめてしまうと、元の病状状態に戻ってしまったり、最悪、死亡という命に関わる重大な結果を招いてしまいます。

末期の状態は意識混濁、失明、昏睡状態といった状態に陥ります。

少しでも進行をくいとめ、遅らせるためには、薬物投与は命ある限り最期まで続けていかなければなりません。

食べ物で利尿効果を促進する場合には、はとむぎや小豆をいつものフードに加えたり、病院で処方されるサプリメントを食事に加える栄養補助の方法があります。

しかしながら、水頭症自体がほかの病気による合併症だった場合は、ほかの病気と合わせての治療になりますので、いち早く獣医の診断を仰ぐことが必要です。

この水頭症という病気は予防が難しい病気です

水頭症は、脳の病気なので、足を痛がる、お腹を痛がるといった痛みの症状とは違いわかりにくく、仮に問題行動や異常行動があらわれても、ほかの脳の病気に似通った症状が出ますので、見分け方も難しい病気です

ですが、意識障害、運動障害など、目視できる初期症状が現れたらできるだけ早めに病院へ連れていき、適切な処置を受けましょう。

水頭症は薬物投与療法や外科手術料などを施しても、完治することは難しいとされています。治ることは難しくても、症状を和らげる治療法を施すことで、すこしでも寿命を延ばすことができます。

今まで何の症状も出ず、健康な犬でも気圧の変化でも水頭症になってしまう場合もあります。特に、ミニチュアダックスフントやチワワ、ヨークシャーテリアやポメラニアン、パグなどの小型犬や頭の形が小さく短い犬を連れて旅行に行くときには、気圧の変化に注意しましょう。

国内海外に関わらず、飛行機など気圧の変化を感じやすい乗り物に乗せることは大変危険です。

愛犬がこの水頭症という難しい病気にかかってしまったとき、飼い主として何ができるか、何をしてあげればいいのか、本当に深く考えさせられる日々が続いてしまうかもしれませんが、後悔しない時が過ごせるように、一日でも長く愛犬と一緒に過ごしていけるようにできる限りのことはしてあげたいものです。

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この記事を書いた人

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