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犬の多頭飼いは性格や性別、体の大きさを考慮して!

犬の多頭飼いは性格や性別、体の大きさを考慮して!

犬を飼っていると、新しい犬を迎え入れて寂しさを紛らわしてあげたいと思うこともあるかと思います。

でも、現実問題として犬も人間同様、個性豊かな生き物なので、好き嫌い、性格の違いで相性が合う合わないかなど、色々な課題が立ちはだかり、難しいものがあります。

犬同士の喧嘩ができる限り起こらないように、多頭飼いをする前に考慮することや注意することなどをご説明します。

多頭飼いは先住犬の性格を考慮する

多頭飼いの飼い方の基本として、元々飼っている犬、先住犬がいて、新たな家族を迎え入れたいと考えたとき、まず考えなければならないのは、先住犬の性格です。

好奇心旺盛タイプの先住犬

例えば、先住犬の性格が好奇心旺盛の犬で、常に快活、普段から社交的な性格だった場合は、どんな性格を持った新しい犬でも受け入れることができます。

仮に、新しい犬のほうが萎縮タイプ、引っ込み思案なタイプの犬でも、一緒に遊ぼう、一緒に散歩しようと、相手を気遣うことができ、仲良くすることができますので、多頭飼いに適した犬です。

ただ、この場合、逆に新しい犬のほうにストレスがかかることが多いので、必要以上に先住犬が新しい犬にちょっかいを出すようだったら、少し距離を置くようにしなければなりません。

おっとりタイプの先住犬

おっとりしたマイペースの性格の先住犬の場合も、新しい犬を受け入れやすいとされていますが、新しい犬が攻撃的だったり、好奇心旺盛すぎたりした場合、先住犬がいい事も悪いこともすべて我慢してしまうことが多く、先住犬に精神的ストレスがかかる場合があります。

この場合も状況を見て少し距離を置くようにしなければなりません。

攻撃的な性格の先住犬

先住犬が攻撃的な性格を持っていた場合は、多頭飼いに向きません。

主である事、リーダーであることを常に意識しやすく、自分のテリトリーを侵害されたり、侵害されそうになったりすると新しい犬と喧嘩することが多くなります。

時には、新しく迎え入れた犬の性格まで攻撃的になってしまう場合があります。

甘えん坊な性格の先住犬

今まで飼い主の愛情を独り占めにしていた甘えん坊な性格の犬の場合、飼い主の自分への興味関心をそがれた、愛情を取られたと拗ねてしまったり、いじけてしまったりとやきもちを焼くことが多にしてあります。

すねるだけならまだしも、嫉妬からくる感情の高まりで新しい犬へ攻撃したり、まったく飼い主の言うことを聞かなくなったり、飼い主が離れてしまったと感じる不安分離症になったり、ストレスからくる嘔吐や下痢の症状を引き起こしてしまう事があります。

この場合は先住犬と新しい犬への愛情は平等ではなく、先住犬のほうへ多くの愛情を注ぐことが大切です。

餌を与える時、先住犬から先に与える、おもちゃを与える時、先住犬のほうへ先に声をかけるなど、わかりやすい優先順位、上下関係をつけてあげることです。

気の弱い性格の先住犬

先住犬が気が弱い場合、新しい犬のタイプによっても現象は異なりますが、好奇心旺盛なパワフルタイプの犬の場合、かまわれ過ぎ、まとわりつかれ過ぎると、しばらくは怖がる、逃げる、隠れるといった行為をし、我慢しきれなくなると防衛本能から新しい犬を噛むことがあります。

この現象は新しい犬が子犬の場合に多く、噛まれたことでけがをしたり、仲が悪くなり、けんかが絶えなくなります。

この場合は、子犬が先住犬のペースに慣れるまで、飼い主が子犬の行動に注視して、行き過ぎの場合は注意し少し距離を置くように心がける必要があります。

多頭飼いでは先住犬の年齢と健康状態もチェック!

多頭飼いでは先住犬の年齢と健康状態もチェック!

何より先住犬の年齢と健康状態、精神状態を考慮する必要があります。

その理由は、先住犬が若くて快活、健康的で社交的だったら多少のストレスを感じても、新しい犬と暮らす生活になれて来れば多頭飼いの生活を自分なりに楽しむことができるようになりますが、老犬だと状況は異なります。

私たち人間のおじいちゃんやおばあちゃんが、幼稚園生や小学校低学年の動きの激しい鬼ごっこについていけないように、老犬は新しい子犬や成犬の動きについていけず、新しい犬の存在自体がストレスになってしまう場合もあります。

逆に、幼稚園の送り迎えをしているおじいちゃんやおばあちゃんがお孫さんの元気をもらって、日増しに元気ハツラツになっていく場合もあります。

一概に老犬と子犬、成犬が合わないとは言い切れず、あくまで今の先住犬が置かれている状態を把握し、引き合わせるタイミングを見計らう必要があります。

多頭飼いでは性別を考慮する

多頭飼いする場合、犬個体個体の性格の問題のほかに、性別の問題、体の大きさの問題を考えることも必要です。

性別の問題として、一般的にうまく多頭飼いできる性別、オスとメスの組み合わせです。

ここで注意しておきたいのは、オスとメスを飼う場合、発情期、交配はどうするかということです。赤ちゃんを取る予定がないのであれば、どちらか一方、もしくは両方、去勢手術、避妊手術をする必要があります。

妊娠してみて飼えない、生まれてきてから飼えないといった不幸な状況は避けなければなりません。今の生活を考慮しつつ、家族が増えても大丈夫か否かを後悔しない判断するべきです。

その次に合う組み合わせはメス同士です。

犬は元々リーダー的存在を意識する生き物です。オス同士の場合、年齢差がある事、性格が似通っている事、飼い主の対応次第ではうまく多頭飼いできますが、一般的にオス特有の常にどちらかが優位に立とうとする生態が邪魔して喧嘩が絶えず、トラブルが多いとされています。

当然なことながら親子の多頭飼いはほぼ何の心配もいらないとされています。

多頭飼いでは体の大きさも考慮する

体の大きさの問題は、遊びやじゃれあいの中で大型犬が小型犬に怪我を負わせてしまったという場合も多いです。

また、散歩も歩幅が違うので、小型犬用の乳母車を持って一気に散歩する場合と、大方犬、小型犬に分けて散歩に行く場合、何より、大型犬は一日2回走るといった運動量と約1時間の運動時間を必要としているのに対し、小型犬は室内もしくは30分前後の軽い運動で済むことから、散歩の内容も考えなければならない事を忘れてはいけません。

一般的には先住犬が小型犬で、新しい犬が大型犬の場合のほうがうまくいくと言われています。

番外編:犬と猫の多頭飼いは?

ちなみに犬と猫の場合も、猫はわれ関せずな所がありますので、問題は少ないでしょう。

犬は周りを気にしますが、猫の場合、犬がまとわりついて来ることが嫌ならシャーと威嚇声をあげてその場を去りますし、元々犬と一緒に何かをしようとする気持ちがないので、問題は少ないとされています。

犬と猫の多頭飼いについては、「犬と猫は意外に仲良し? 同居させる時の環境づくり」を参考にしてみてくださいね。

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この記事を書いた人

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