フードを変えたら悩みが涙やけが改善?!ドッグフードの気になる脂肪分
目次
愛犬に合った食事の見直しで改善できること
なかなか改善されない涙やけにお悩みではありませんか?プードル、シーズー、マルチーズ、シュナウザー、コッカー・・・目頭の茶色い変色は顔の印象まで変えてしまいます。
実はこの涙やけの改善にドッグフードの切り替えが効果的という情報があります。もちろん症状の変化には個体差がありますが、気になる方は愛犬の食事をもう一度確認してあげましょう。
ドッグフードに含まれる脂肪分は「旨味」成分
ドッグフードのパッケージに記載された原材料表示欄を確認してみましょう。
・動物性油脂
・牛脂
・脂肪分
などの記載がされていることがあります。これらは食肉加工の過程で生じる脂肪分を意味しています。人間の食用には不向きですがドッグフードや家畜の飼料には重宝されます。この成分は肉に似た強い風味、塩気があることから「旨味」成分とも言われています。
私達が口にするスナック菓子やジャンクフードが味が濃いものの、おいしい、病みつきになると感じる仕組みと同じです。
食にこだわりの強い小型犬向け製品にこの成分は多用されがちです。
脂肪分自体は犬にとって有害ではありません。野生の環境下で獲物を口にするとき、肉だけでなく脂肪分もあわせて食べているからです。しかしドッグフードの製造においては、肉そのものと脂肪分の配合バランスが崩れています。肉の量に比べ脂肪分は本来あるべき量の数倍も含まれているからです。これではどんなに良質で、おいしい食事であっても健康的とは言えません。
皮脂の過剰分泌が起こりやすい犬種
プードル、シーズー、マルチーズ、シュナウザー、コッカー・・・一般的に涙やけが目立つとされる犬種はその体質から脂肪分の過剰分泌が起こりやすいと言われています。
プロのトリマーの間では、コッカーをバリカンでカットすると、その過剰に分泌される皮脂でバリカンが壊れてしまうと言われるほどです。
ただこのような体質はサプリメントや薬、食事で根本的に解決することはできません。家族がすべきことは、本来の体質を理解し、症状を悪化させないことです。
愛犬の涙やけが気になる・・・という方は愛犬の食事を確認してあげましょう。
ドッグフードの原材料に脂肪分が配合されていませんか?
含有脂肪分は何%?ですか?
ドッグフードに含まれる脂肪分はその製品、メーカーによって大きく異なります。高価格だからといって、高品質、低脂肪とは限りません。
「低脂肪」や「カロリーカット」を謳う製品も、実は自社製品に比べ・・・という注釈がついています。他社製品と比べた場合、実は脂肪分の含有率が高く、高カロリーということもあります。
脂肪分の過剰分泌が起こると
・涙やけ
・外耳炎
・皮膚や被毛のべたつき
・体臭が強くなる
・かゆみがある
などの症状がみられることがあります。
少しでもつらい症状を改善するために、ドッグフードは「今」食べている製品よりも低脂肪な製品に切り替えてあげましょう。
この時確認すべ項目は
・パッケージの原材料表示欄に動物性油脂の記載がないか?
・パッケージの成分表示欄の脂肪分配合率が何%か?今食べているフードよりも%が低いか?
です。
体質改善には長い目で見ることも必要
ドッグフードの切り替えには賛否両論があります。でも体質や体調は生活環境や年齢によって変化します。
必ずしも特定の製品にこだわらずに、都度見直してあげることも必要です。ただ食事による体質改善には数か月、半年と時間がかかるものです。
焦らず、気長に取り組むことを心掛けてあげましょう。症状が改善されない、辛そうな姿が見られる場合は獣医師に相談のうえで再度食事の見直しをしてあげましょう。
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