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犬がしゃっくりをする原因と症状、考えられる病気まとめ

犬がしゃっくりをする原因と症状、考えられる病気まとめ


愛犬と重ねていく日々は、突然前触れもない行動に驚きと発見の連続で、楽しさがいっぱいですよね。人間と同じように犬はしゃっくりをし、人間と同じように寝言を言い、人間と同じようにくしゃみをすることもあります。

愛らしい行動ですが、時に注意しなくてはならないのがしゃっくりです。ここでは、しゃっくりについてご説明します。

しゃっくりをする原因と対処法

愛犬のしゃっくりが多いと、「病気かな…?」と心配になりますよね。

しゃっくりというのは横隔膜の痙攣(けいれん)、不随意収縮で起こる現象で、体内にたまったガスを減少させる効果もあります。

その原因は、エサの食べ方が早かったり、エサの量や固さがその子にあっていなかったり、ストレスや不安症などの交感神経の過剰緊張があります。

それぞれの対処法を見ていきましょう。

エサが原因

しゃっくりをすることが食後に多ければ、エサがらみだと思われます。

治し方は、成犬の場合はエサの食べ方が早い子には少量ずつ与えるようにし、エサが合わない子には、エサを変えることが効果的です。

子犬の場合は、ドライフードのふやかし方を変えてみるといった手法で、しゃっくりを止めることができます。

精神的な問題

生活環境が変わったことによるストレスや、物音に怖がる不安症からくる精神的なしゃっくりの場合は、安心感を与えてあげることが必要です。

しゃっくりをし出しだしたら優しくなでてあげたり、毛布でくるんでぬくもりを感じさせてあげたりすることで、しゃっくりを止めることができます。

体温調節ができていない

犬は寒さ、暑さに弱い生き物です。犬種によってはうまく体温調節ができないので、しゃっくりに伴い呼吸が荒くなる子もいます。

犬は足の裏でしか体内の熱を出すことができません。逆に言えば、温かさを取り入れるのも足裏です。

特に、寒い冬は、気温の低さに対応できず、頻繁にしゃっくりが出る犬も多くなりますので、体全体を毛布やタオルで温めてあげることが大切です。

その他のしゃっくりを止める方法

病気ではないしゃっくりの止め方として、

・「はちみつを溶かした水」か「砂糖をとかした水」を舐めさせる
・舌を触って唾をのみ込ませる
・胃と肋骨の間にあるみぞおちを手のひら全体で優しく押す
・のどや胸部を優しくマッサージする

このような方法でしゃっくりが止まると言われています。

しゃっくりをしている時に、はちみつを溶かした水か砂糖をとかした水をなめさせるためには、まず味を覚えさせるために、鼻の下に少しだけ付けて、自分でなめるように仕向けると、少しでもなめてくれるようになります。

また、しゃっくりや咳で急に口を閉じる場合がありますので、舌を触って唾をのみ込ませるように仕向ける場合には、噛まれないように注意することが必要です。

病気かもしれない症状

病気かもしれない症状


「しゃっくりくらいそのままにしておいても大丈夫でしょ」と、そのうち治まると思っていませんか?

大概のしゃっくりは、時間がたつとおさまってきますので大丈夫ですが、中には病気からくるしゃっくりというものがあります

以下のような症状が現れたら、早めに獣医に相談することをお勧めします。

・長期間しゃっくりが続いている
・しゃっくりがなかなか止まらない
・咳やくしゃみをしゃっくりと合わせてするようになった
・嘔吐、食欲不振
・苦しそうに呼吸している
・心臓の鼓動が早い
・しゃっくりみたいな変な音を立てて鼻を鳴らすようになった
・しゃっくりと違うような音がする

しゃっくりで考えられる病気

さきほどのような症状があれば、このような病気が考えられます。

・喘息
・肺炎
・心膜炎
・心臓病
・心臓肥大
・脳卒中
・呼吸器の欠陥
・低体温症
・胃捻転
・てんかん
・お腹に回虫や寄生虫が発生している腸内異常
・逆くしゃみ

そのほか、おもちゃやティッシュなどの異物を誤飲してしまい吐くことができず、どこかに詰まってしまっているために呼吸困難を起こしている場合もあります。

吐けない、排泄できない場合に開腹手術を行うことになります。

まずは、獣医に症状をよく報告して診断をあおいでください。どの病気も怖いものですが、特に胃捻転、てんかん、脳卒中は迅速な対応が要求されます。

不整脈や、呼吸困難という症状も引き起し命にかかわる病気です。苦しそうな呼吸が続く、吐きそうなのに吐かない、お腹が張ってきたなど、しゃっくりとともに今までと違う症状が現れたら、即病院へ行かれることをお勧めします。

犬がしゃっくりする原因とかんがえられる病気について

睡眠中にしゃっくりするけど大丈夫?

時に寝ている時にしゃっくりをしている犬もいます。合わせて寝てるとき痙攣(けいれん)する犬もいます。寝ながらしゃっくりをする犬、ぴくぴくと体を痙攣させながら爆睡している犬、何かにおびえているような声を出す犬、何か話をしているような声を出す犬、のどを鳴らす犬、寝起きに苦しそうな声を出す犬、さまざまな犬がいます。

病気の場合は、寝ている時だけでなく、日中にも症状が現れるので、睡眠中だけに起こる症状だったら、寝言であり、夢を見ているのであり、浅い眠りのレム睡眠だと思われます

犬も人間と同じように、寝言を言い、楽しい夢、怖い夢を見るのだと思います。痙攣は、日中の運動からくる筋肉のこわばりからくるものが原因だと考えられますので、そっと手を添えてあげれば落ち着くはずです。

最後に

しゃっくりをする愛犬の姿は、可愛く愛おしい姿ですが、体の不調を訴える発信情報でもあります。

愛犬の病気の早期発見ができるのは飼い主にしかできない仕事です。いつもとは違う症状が長く続いているようでしたら、安心を得るためにも早めに病院で診察を受けることをお勧めします。

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この記事を書いた人

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