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子犬の歯の生え変わり時期に知っておきたいこと

子犬の歯の生え変わり時期に知っておきたいこと

昨日より今日、今日より明日と、子犬の成長は早いもので、日々新しい顔が発見できる楽しさと面白さは、毎日がドキドキワクワクすること間違いなし。

特に、子犬の歯はあっという間に乳歯から永久歯に生え変わります。

生え変わったことに気づかないことも多いのですが、知っておいたほうが安心な事も多くありますので、ご紹介いたします。

子犬の歯の生え変わり時期と順番

子犬の歯は、犬種や成長の状況にもよりますが、生後4か月から5か月頃に生え変わりの時期を迎えます。

切歯と呼ばれる中央部分の歯、いわゆる食べ物を噛み切る前歯から、犬歯と呼ばれる切歯と臼歯の間にある食べ物を噛み砕く歯、前臼歯、後臼歯と呼ばれる臼歯、人間でいうと奥歯に当たる歯の順番に生え変わるとされています。

犬の歯の数は、乳歯が28本、永久歯は42本です。臼歯は乳歯が生えていなくても、永久歯が生えてきます。歯の数が42本より多ければ過剰歯、少なければ欠歯と呼ばれています。

どんな風に子犬の歯は抜けるの?

自然に抜け変わることが多いので、実は子犬の歯が抜けた事に気づかないことも多くあります。

なぜなら食べ物、エサと一緒に食べてしまったり、飲み込んでしまうことも多いからです。食べてしまっても問題はありませんので、安心してください。

子犬の歯の生え変わり時期で感じる変化

よく子犬の行動を見ていると、いつもとは違う変化を感じる場合があります。

・もごもごしたような口の動き
・一時的な口臭
・いつもより噛み癖が目立つ
・食欲がおちる

このような変化や仕草があれば、歯の生え変わり時期かもしれません。一つ一つ詳しくみていきましょう。

もごもごしたような口の動き

時にはおもちゃで遊んでいるときに抜けることもあります。

もし、何か食べているようなもごもごした口の動きがあったら、よく注意して歯を見てみてください。歯がぐらぐらし始めているのかもしれません。

歯がぐらぐらし始めると違和感を感じ、人間でいうガムを噛んでいるようなそぶりをすることが多く見受けられます。

一時的な口臭

歯の生え変わりの時、口臭を感じることがあります。これは一時的なものです。歯が抜けた事で、口の中の血に雑菌がついたり、血が臭ったりするので、口臭になることが多くあります。

その場合は口の中を清潔にすることが大切です。

子犬用の歯ブラシが市販されていますので、口の中を清潔にしてあげることで、徐々に口臭が薄れていきます。柔らかいコットンやガーゼで口の中を拭いてあげるだけでも口臭は防げます。

いつもより噛み癖が目立つ

歯の生え変わりの時期では、人間の子供と同じで、子犬も歯茎が痒くなったり違和感を感じることがあります。

その痒みを紛らわそうと、いつもより甘噛が多くなったり、やたらと色んなものを噛むようになります。

子犬の歯の生え変わり時期に知っておきたいこと

食欲がおちる

歯の生え変わりの時期は、食べることが大好きな食欲旺盛の子犬も一時的に食欲が落ちることがあります。

原因は歯がぐらぐらしたりして食べにくい事や、歯が生えてこないので、直接歯茎に食べ物が当たって痛かったり、生えてきた歯が短くてかみ合わせが悪いことが考えられます。

そんな時はドライフードを少しふやかしてあげることで解消できます。柔らかくしてあげることで、食欲減退を抑えることができます。

子犬の歯が抜けたあとに知っておきたいこと

生え変わる時の変化などもそうですが、歯が抜けたあとに起こりうることを把握しておくことも大切です。

初めて犬を飼う人はぜひ覚えていきましょう。

歯から出血した場合

口の周りに血がついていたり、おもちゃに血がついていたらびっくりしますよね?

乳歯は自然に抜けたり折れたりすることも多いのですが、中には歯の根っこが深く、なかなか抜けずにぐらぐらした状態の歯もあります。

そういう状態の時、おもちゃやタオルを噛んで遊んでいたり、ちょっと硬いものを食べてたりすると、歯が抜けたり、折れたりして、出血を伴うことがあります。

でも、すぐ血は止まりますので心配しないでください。

乳歯が残っている場合

生後7か月を過ぎても乳歯が抜けずに残っている場合は、乳歯遺残と呼ばれ、将来的にかみ合わせや、あごの病気などを引き起こしてしまうことが予見されますので、先々のことを見越して獣医に相談、抜いてもらうことをお勧めします。

また、歯が生えてこない欠歯と思っていてもあごの骨や歯肉の中に埋めっている埋伏歯の場合がありますので、注意が必要です。

乳歯が残っていることで永久歯が歪んで生えてきたり、歯と歯の間に食べかすや歯垢が溜まって口臭、歯周病の原因になってしまうことも多いので、注意が必要です。

歯が二重、二列に生えてきてしまった場合

乳歯が抜けず、乳歯の脇に永久歯が生えてきてしまう二重、二列の歯は、歯並びが悪くなってしまうだけでなく、かみ合わせや色々な病気を引き起こす要因になりかねないので、獣医に相談することをお勧めします。

もし、抜く必要がないと診断された場合は、歯石、歯垢がつきやすい二重歯、二列歯を、歯周病にならないようにするために口の中のケアをまめにする必要があります。

成犬になってから歯磨きに慣れさせることは難しいので、子犬のうちから慣れさせておくことが大切です。

そこで注意が必要なのは磨き過ぎです。

歯の生え変わりの時期はエナメル質が薄いので、強く磨きすぎると逆に歯に傷をつけてしまう場合があります。柔らかいコットンやガーゼで軽くふいてあげるだけで十分ですので、スキンシップを兼ねて楽しく歯磨きする習慣をつけましょう。

最後に

ご飯を食べる時にかかせない歯ですが、ワンちゃんにとって食べることは毎日の楽しみの一つです。

長く自分の歯でおいしいものを食べられるようにしてあげられる事や、致命的な歯の病気を回避してあげることは飼い主の大切な役割です。

歯は一生の付き合い、人間同様、歯を大切にしていきたいものですね。

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この記事を書いた人

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