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犬に歯磨きは必要? 嫌がる子におすすめな方法は?

犬に歯磨きは必要? 嫌がる子におすすめな方法は?

犬にも歯磨きが必要と聞いたり、ペットショップに並ぶ歯磨きアイテムを見て驚く方も多いでしょう。実は今や犬も食後の歯磨きの必要性だと言われています。決して単なる過保護でも飼い主が潔癖な訳でもないその事情を詳しくご説明させていただきます。

歯磨きは「嫌い」が当たり前

犬に歯磨きが必要と聞き驚き、不快に感じる方も多いでしょう。もちろんこれは当然の事です。本来は野生の環境でも生息することが可能な動物ですから、歯磨きという人間同様の行為を習慣化することに違和感を覚えるでしょう。

犬には本来歯磨きは必要ありません。犬は自分の唾液で歯や口内の汚れを洗い流すことが出来るからです。数十年前の日本では犬は屋外に鎖でつながれ生活をして、食べものは人間の残り物を分け与えていました。この当時の犬にも今のような歯磨きは必要とされていませんでした。

犬に歯磨きが必要になったのは、人間と共に室内で生活を始め、食生活が多様化したことが多いに関係しています。

これまでに比べ美味しくなったドッグフードには自然界には存在しない人工添加物がふんだんに配合されています。中には粘着性が強く犬の唾液だけでは十分に洗浄できない成分もあります。この成分に食べかすが付着することで歯垢や歯石が出来、深刻な口内トラブルにつながります。

この悪循環が頻発したことで対応策として歯磨きの導入が急速に進んだのです。

しかし犬にとってはあくまでも人間側の都合であって、決して快適なお手入れではありません。愛犬が全力で歯磨きを嫌がるのも当然の事と理解してあげましょう。

歯磨きをせずに過ごすとどうなる?

愛犬が嫌がるから、飼い主が忙しいから、方法がわからないから…歯磨きをしないまま過ごした場合どうなるの?と気になるところです。

歯磨きは実は全ての犬に無条件で必要となる訳ではありません。それぞれの食生活、体質、生活習慣によって中には生涯歯磨きと無縁な犬も大勢います。

しかしもし愛犬が、

・ウエットフード(缶詰やレトルト)を主食としている
・ジャーキーなど柔らかいオヤツを頻繁に食べる
・すでに歯の根元が茶色や緑色に変色をしている

という場合は歯磨きが必要です。歯垢や歯石の付着は日々の蓄積量は極わずかで、目に見える汚れもありません。しかし2年、3年と蓄積されることで次第に歯の根元付近から変色が始まり、歯石かし家庭のお手入れでは解決できないほどに深刻な状態を招きます。

歯垢や歯石は付着が目立ち始めてもさらに数年は現状維持のまま生活を続けることも出来ます。しかしさらに症状が進むと

・虫歯
・歯の抜け落ち、ぐらつき
・口臭
・痛み
・雑菌が口内の歯肉に侵入

など別の症状を引き起こします。中には頬の内部に雑菌が繁殖し手術が必要になるケースもあるほどです。

一旦、歯石や歯垢にまで悪化した症状は自然治癒することは決してありません。動物病院で全身麻酔を施したうえで除去処理が必要になります。愛犬の負担を考えた場合、できる限り初期の段階で解消してあげることがベストでしょう。

ストレスをかけない方法を見つけよう

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歯磨きの必要性は十分に理解できていても、いざとなると嫌がる愛犬を前になかなか思うように歯磨きが進まない物でしょう。

嫌がる愛犬に無理強いをしてしまうと、日に日に愛犬の歯磨き嫌いが加速し最終的には飼い主に噛みつくようにもなるでしょう。

一般的な歯ブラシでの歯磨きが苦手な場合や小型犬で市販品ではサイズが大きすぎる場合には下記の方法もぜひ知っておいてください。

・液体を口内に数滴たらすだけ
・ガム状のオヤツを与えるだけ
・ロープ状のおもちゃを噛ませるだけ

まずは愛犬が歯磨きをスムーズに受け入れてくれる方法を見つけることから始めてゆきましょう。

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この記事を書いた人

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