鼻ペチャに夢中!パグの多頭飼いを始めたい
目次
体重管理が重要?パグの多頭買いを始める前に知っておくこと
穏やかでのんびりとした性格、時におどろくほどに無防備であったりと、魅力たっぷりのパグ犬は実は多頭飼いに向いている犬種でもあります。
オス犬の場合、縄張りや序列争いが起こりやすいとされる多頭飼いですが、パグはその穏やかな気質からオス同士でも比較的仲良く暮らせることが多いからです。
でも実際に多頭飼いを始める前に、もっときちんとパグを知っておくことも大切なことです。
小さいでも重い!考えておきたい移動手段
お手入れも簡単で、さほどしつけの手間もかからないとパグの多頭飼いを前向きに考える方も多いでしょう。
でもパグの多頭飼いでまず考えるべき点は「移動手段」です。
なぜかというと、パグは体形は小柄なものの、体重は5~8㎏と重く、 中には10㎏を越えることもあります。
もし2匹目を家族に迎えた場合、2匹同時に抱きかかえる場面も生じるので、無理がないかをきちんと考えておきましょう。
例えば電車やバスでの移動の場合、10kg近い愛犬が入ったキャリーバックを2つ持ち歩くことになります。
女性1人では難しいと感じるでしょう。
ペット用カートを利用する場合でも、2匹分の体重に耐えうる頑丈な製品を選ばなければなりません。
車で移動をする場合は車内にキャリーケースを2つ置くだけの十分なスペースがあるかも考えておきましょう。
性格やしつけ面で手がかかることもなく、お出かけも大好きなパグですが、意外にも移動のことを考えるべきとはつい見落としてしまいがちでしょう。
健康面は意外にデリケート
パグは体形にボリューム感があり、なんとも言えない無防備な性格からか、つい健康、丈夫そうと思われてしまいがちです。
でも実はその逆で意外にも皮膚はデリケートです。
パグに多くみられる皮膚トラブルは
〇食物アレルギー
〇脂漏症
〇脱毛
〇湿疹
〇カビなどに原因がある皮膚炎
などです。
特に顔のしわは奥深くに汚れや皮脂がたまりやすく、湿疹や赤み、かゆみの原因となることが多々あります。
被毛が短い上に、力が強いことも相まって、一旦痒みが起きてしまうと執拗に掻き続けてしまうことも多いので、日々の生活では食事やお手入れをこまめにしてあげましょう。
シャンプーを自宅で済ませる時は
〇耳に水が入らないよう注意する
〇シャンプー後は綿棒で耳掃除を済ませる
〇顔のしわ、脇、足指など水分が残らないようにしっかりと乾かす
〇爪切りも忘れずに済ませる
という点を心掛けておきましょう。
同じ犬種、兄弟、年齢であっても健康面は様々です。
多頭飼いの場合はそれぞれの体質にあった食事を用意し、健康管理に取り組んであげましょう。
食事は個別管理の徹底を
パグとの生活で何よりしっかりと取り組まなければならないのは、食事管理です。
アレルギーを回避するために良質な食事であることはもちろんですが、さらにその量にも管理が必要です。
パグは何より「食べること」が大好きです。
時には自分の食事だけでなく、他犬の分、家族の分まで催促することもあります。
食べ物を目の前にすると、目つきも変わり、それまでとは豹変してしまうこともあります。
あまりに幸せそうに食べてくれる、喜んでくれるからといって、この点を甘やかしてはいけません。
パグの体形はとてもアンバランスでボリュームのある胴体に比べ、足は驚くほどに細いでしょう。
正常体重の範囲内であっても足腰、関節には負荷がかかっています。肥満体形になればなおのこと負担は増大します。
骨折や関節痛などの辛い症状を回避するためにも、食事やオヤツはそれぞれの分量を管理し、正しく与えてゆきましょう。
愛嬌たっぷりなパグは共に暮らす中で、たくさんの「笑い」を家族にもたらしてくれる存在です。
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