お洒落犬種シュナウザーって知ってる？

口ひげを伸ばした特徴的なヘアスタイルで有名なミニチュア・シュナウザーは賢く、従順で世界中で愛されている犬種です。
日本では小型サイズのミニチュアが定番ですが、本場ドイツではジャイアントと呼ばれる大型犬サイズも家庭のペットとして数多く生活しています。
ここではシュナウザーの気質やおしゃれなヘアスタイルについてご紹介させていただきます。

性格は見た目の通りで「頑固」さが目立つタイプ

シュナウザーはヨークシャーテリアやウエストハイランドホワイトテリア（通称ウエスティ）と同じテリア種の属する犬種です。テリア種の特長と言えば

等をあげることが出来ます。
テリアはもともと狩猟で活躍することを期待されていたので、このような気質になったことも納得出来るでしょう。
テリア種の中でもシュナウザーは忍耐力が強く、体が頑丈であった事から他犬種以上の働きを求められていた時代もあったほどです。

今ではかわいらしさ、お洒落さが注目をされる犬種になり、その知能の高さから素晴らしいパートナーと呼ばれることも多々あります。
ただしつけの面では元来の頑固さが強く出ることもあり、やや難易度が高い事を覚悟しておきましょう。

トリミングには独特な手法がある

一般的に犬のトリミングといえばバリカンとはさみで仕上げてゆきます。
でもシュナウザーやテリア種のトリミングにはナイフと呼ばれる小刀状の別の器具も使用します。

その理由は、シュナウザーは被毛を切るのではなく、抜くことでヘアスタイルを整えてゆくからです。
被毛を根元から引き抜くと回を重ねるごとに被毛のコシが強くなり、硬くごわごわとして手触りに変化します。
この硬い毛質に仕上げることが本来のシュナウザーらしさの表れであるとされているからです。

ただもちろん被毛を引き抜くにはプロのトリマーでも熟練した技術が必要になるので、決して気軽にできる作業ではありません。
そのためトリミング費用も通常の倍近くになることもあり、家庭のペットの場合はバリカンやハサミで仕上がることが一般的です。
バリカンやハサミを用いてトリミングを続けると被毛はふわふわと柔らかい手触りになり、毛色も薄く退色をします。
健康上、なんの問題もありませんがシュナウザー本来の精悍さとは異なる印象には仕上がるでしょう。

ただ最近ではシュナウザーに精悍さを求めないことが多くなり、テディベアカットを施し、かわいらしさ、お洒落さを楽しむ方も増えています。
シュナウザーには様々なヘアアレンジが出来るので、ぜひトリマーと相談しファッションを楽しみましょう。

困った時は早めにプロに相談を

シュナウザーには元来の気質があるので、中には

などの問題行動を見せる犬もいます。

日ごろはとても穏やかで甘えん坊な一面を見せることが多いのですが、苦手意識を持っている状況に直面すると一変してしまうのです。

でも無駄吠えや噛みつきは家族でさえもストレスを感じる上に、時には危険を近づけることにもなります。
シュナウザーなどのテリア種のしつけはとても難易度が高く、褒めること、叱ることに匙加減がとても難しいものです。

は家族だけで対処しようと考えずに、早急にしつけに関するプロに相談をしましょう。

この時、テリア種のしつけに十分な経験があり、テリアをしっかりと理解している方に相談をすることも心掛けておきましょう。
シュナウザーの知的さ、従順さがあれば必ず問題を改善することが出来ます。
諦めずに前向きに向き合ってあげましょう。

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