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愛犬の治療にもセカンドオピニオンはあり?なし?考えておきたい愛犬の終末期医療


癌と宣告された・・・あまりに高額な医療費に驚いた・・・愛犬の最後は家で・・・高齢になった愛犬との時間には家族にたびたびの決断の時があります。実は今、動物医療の分野でも「セカンドオピニオン」を推奨する動きがあります。愛犬に何がベストなのか、、後悔しない選択は?と考える時、セカンドオピニオンを取り入れてみましょう。

セカンドオピニオンって何?

セカンドオピニオンとは1つの物事に対して複数の専門家、相手から意見を聞くことです。例えば犬の場合、癌を発症した後の治療には下記の選択肢があります。

・抗がん剤治療
・放射線治療
・手術による患部の摘出
・痛みを取るだけでの緩和ケア

抗がん剤や放射線といった先端医療を施す場合、成果を期待できる反面で100万円以上もの治療費がかかることもあります。強い副作用と長期の入退院を繰り返し、愛犬にもストレスがかかります。
手術による治療は発部位を除去するので即効性のある方法ですが、高齢の場合は体力的な負担が大きく危険を伴います。
過度な医療を施さずに痛みを取り除きつつ、自宅で過ごさせるという方法もあります。
同じ症状に対する治療でもこれだけの選択肢があるのですから飼い主が迷うのも当然です。ただ日本では8割以上の動物病院が個人開業の小規模な施設です。治療の選択肢は自身の持つ施設、医療機器、技量の範囲にとどまります。そのため提示される治療の選択肢は限られてしまい、必ずしも家族の意向に沿うとは限りません。
こんな場面で、セカンドオピニオンを活用するのです。
愛犬を別の病院へ連れてゆき、治療に関する選択肢の可能性を検討してみましょう。これまでのかかりつけ医とはまた別の方法、金額が提示されるでしょう。
同等の個人病院へ相談をすることもできれば、癌の専門医へ相談をすることも出来ます。
どのような可能性が残されているのかを知ることで、家族が下すべき決断の後押しになり、後悔をしない決心を下すことが出来るでしょう。

どうしてこれまではセカンドオピニオンが無縁だったの?

日本の動物医療の分野でセカンドオピニオンという文化が定着してこなかった背景には、個人病院と飼い主との密接な関係性があったからです。

・子犬の頃からお世話になっているから
・毎年予防注射を受けているから
・近所に住んでいるから
・知人の紹介で受診しはじめたから

このような犬自身の症状とはまた別の関係性が受診の根底にありませんか?
この意識が根強く残っていることで、大病をした折に別病院を受診することや他の獣医師の意見を聞くことに戸惑いや後ろめたさを感じるのでしょう。
しかし今、動物医療の世界は日を追うごとに発展し、医療機器や治療法もより負担の少ない方法が可能になっています。
十数年前に受診したかかりつけ医が必ずしも現時点でベストな治療法を提案できるとは限りません。
セカンドオピニオンを受けたことは決して双方の獣医師に公開する必要のない情報です。もしも戸惑いや不安を抱えているのであれば、まずは他病院や獣医師など多くの専門家の意見に耳を傾けてみましょう。

最後の決断は家族で・・・後悔しない選択を


セカンドオピニオンを受けたものの、複数の獣医師から同じ回答だった、同じ内容の治療法しか提案されなかったという結果も当然生じます。しかしこのことを決して無駄だったとはとらえないでください。
複数の専門家から見ても同じ提案であるという事は、飼い主がその治療法を選び、施すことに間違いがなかったという証になります。愛犬が最後を迎えた時、多くの飼い主は後悔の念にさいなまれます。しかしセカンドオピニオンがあったことで少しでも後悔を減らすことが出来れば、多いに意味があったといえるでしょう。

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この記事を書いた人

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