実は気難しい?柴犬のお手入れ嫌いを克服しよう
目次
日ごろからスキンシップを意識して
シャワーをかけただけで絶叫する・・・
逃げ回る・・・
お風呂の気配を感じただけで不機嫌になる・・・
実はお手入れ嫌いな柴犬が大勢います。
短毛種な上に、カットも必要ないのでできればお手入れやシャンプーは自宅で済ませておきたいという家族の願いとなかなか折り合いがつかないこともあるでしょう。
柴犬は日本犬特有の気質から、苦手なことを無理強いされるとかえって問題を悪化させてしまいます。
苦手なことはそのまま受け入れる、別の方法に切り替えるなどで乗り越えてゆきましょう。
苦手、絶叫は叱るよりも落ち着いて、なだめるが効果的
お手入れが苦手、絶叫してしまう・・・という愛犬にお困りの場合は、あえて「遠回り」をした関係作りから始めてゆきましょう。
お手入れを済ませたい
ブラッシング
爪切り
シャンプー
歯磨き
とお手入れそのものに目を向けるのではなく、日ごろのスキンシップ、コミュニケーションに重点をきます。
例えば愛犬を撫でる時、頭や背中に触れるだけでなく
〇足先
〇お腹
〇尾先
〇上唇を軽くめくり歯や歯茎に触る
〇耳の中を軽く撫でる
などを意識して取り入れてみましょう。
この時、愛犬が嫌がる素振りを見せた時は決して無理強いをせずにすぐに中止します。
とても簡単で家族誰でも出来る簡単な方法ですが、日ごろから意識して繰り返すことで、次第に愛犬は家族に全身どこと触られても危険でないこと、不快でないことを理解し受け入れてくるようになります。
爪切りを嫌がる場合、肛門腺を嫌がる場合は、日ごろ触れられることのない部分に突然触れられ、驚き、警戒しているからです。
ですから日ごろから触れることが当たり前と感じるように習慣づけてあげると効果があるのです。
もちろんこの方法は生後間もない子犬の時期から続けることでより効果がありますが、成犬や保護犬でも効果を期待できます。
成犬や保護犬の場合、爪きりや肛門腺以外にも苦手意識を抱いていることがあるでしょう。
そのような点もあえて「遠回り」をして、過去のトラウマを解消出来るように協力してあげましょう。
また愛犬が嫌がったり、絶叫している時は決して叱る、叩く、脅かすという対処方をとらないことも大切です。
誤った対処法をとることで、愛犬のトラウマはますます強くなり、次回はもっと激しく拒絶を表すようになります。
このような時は愛犬を優しくなで、ゆっくりとした口調で話しかけ、おちつかせてあげましょう。
難しい部分はプロにお任せで乗り切る
柴犬のお手入れはシャンプー、ブラッシングだけでなく、「爪切り」や「肛門腺絞り」も月に1度を目安に必要です。
ただこの2か所は柴犬が過剰に嫌がる部分でもあります。
中には爪を切ろうと抱き上げただけで絶叫をしたり、激しく噛みついてしまう柴犬もいます。
このような時、家族だけで解決をしようと躍起になるとかえって関係性が悪化するので注意しましょう。
柴犬は本来飼い主にとても従順で、決して無暗に牙をむくようなことはありません。本能に逆らい家族に牙をむくという事は、極限であることを理解してあげましょう。
家族が爪切りや肛門腺絞りを強制すると、回を重ねることで、愛犬は家族への余計な警戒心を抱くようになります。
時には誤解から牙をむいてしまうことも起こるでしょう。
愛犬のことを受け入れ、お互いが仲良く暮らすためには、愛犬が「無理」と意思表示をする項目に関しては適度にプロに依頼をしましょう。
トリミングショップや動物病院では爪切りや肛門腺絞りなどのお手入れをワンコインで引きうけてくれることが一般的です。
ぜひ気軽に相談をしましょう。
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