こんなにかかるの!? 知っておきたい動物病院の費用相場
愛犬との生活には思いもよらない事故や病気もつきものです。いざ、動物病院を受診し、あまりに高額な請求額に驚き、支払いに苦労したという声も多々あります。
あらかじめ動物病院における医療費の相場を知っておくと、愛犬のためのもしもの備えをしておくこともできるでしょう。
目次
室内での不意の骨折は30~50万円
犬が室内で生活をすることが当たり前になったことで急増した事故が「骨折」です。
・ソファーから飛び降りた時
・階段を下っている時
・子供が抱っこをしていた時
中にはドアの開閉時に間違えて挟んでしまったというケースもあります。思いもよらぬタイミングで起こる突発的な出来事に、まずは動物病院へと急ぐでしょう。
一般的に小型犬の手足の単純骨折であれば、治療費は30万円ほどが相場です。骨を修復し、ギブスを1月ほど着用し、リハビリと経過観察を行います。
小型犬の骨はわずか数㎜と大変細く、薄く手術には特別な機器が必要です。そのため高額な費用が相場として定められています。
大抵の動物病院ではクレジットカードの利用が可能なので窓口での清算に戸惑うことはありませんが突然の事故による高額請求にはショックを受けるでしょう。
犬の不意の骨折を防ぐためにできること
小型犬と生活をする場合は、
・滑りにくい床材にすること
・子供による犬の扱いには十分注意すること
・階段の出入口にはゲートをつけること
などを検討してみましょう。
この対策は子犬に限ったものではありません。高齢になると感覚機能が低下し住み慣れた自宅の中でも事故や怪我が起こる場合もあります。
愛犬に変化がみられる時は都度安全対策を見直してあげましょう。
癌による抗がん剤、放射線、手術で100万円
今や犬も高齢期になると様々な癌を発症します。10年ほど前までは癌を発症した部位の切除手術もしくは経過観察という選択肢しかなかった治療方法も今では放射線治療、抗がん剤治療、手術、鍼灸治療、酸素カプセルなど様々な選択肢が増えました。
ただもちろんこれらの先進医療には特別な設備が必要になる上に、治療を施すことの出来る病院も限られてしまいます。
癌の治療は術後の経過観察や投薬も必須となり、治療費総額が100万円を超えることも珍しくありません。
ただ犬は自分の寿命を誰よりも自分自身で理解し受け入れています。高額な治療費をかけた延命治療が必ずしも必要とは限りません。
癌を発症した場合は治療にかかる費用も含め十分に方針を相談しましょう。
ペット保険加入時は支払い条件をしっかりと確認
もしもの病気の備えペット保険に加入される方が増えています。ペットの保険は全て医療費を補償する掛け捨て型保険です。
現在では大手保険会社、ペット保険専門会社などから様々な商品が販売されています。気になる保険料も月々数百円と手ごろな商品もあります。
ただペット保険にはサービスごとに細かく補償内容が定められています。
安易に加入をして、医療費への備えは万全と安心しきっていると実は補償対象外であったというケースも年々増加しています。
加入にあたっては、
・補償対象となる疾病
・補償金額
・取り扱い動物病院
・支払い方法(飼い主による一時立て替えの有無)
を事前に確認しましょう。
また先天性疾患や一部の医療行為を補償対象外とするサービスもあるので、疑問がある場合はあらかじめ専門家に相談をすることをおすすめします。
ペット保険に関しては、「犬のためのペット保険って必要? メリットや選ぶ際の注意点」を参考にしてみてくださいね。
ペットにかかる医療費は年々高額になる傾向にあります。ペットを家族に迎えたら、もしもの医療費をどう工面するのかをしっかりと考えておきましょう。
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