犬がタバコを誤飲! 症状と対処法まとめ
犬が食べたらいけない物って、いっぱいあります。チョコレートとか、たまねぎとか、
人間は食べても大丈夫なのにねえ。と、思うものも入っています。
でも、タバコは人間にも犬にも悪い猛毒のように思っちゃいませんか?
けむりを吸うだけでも、危ないのに食べちゃうなんて…
目次
犬がタバコを食べる時
飼い主がヘビースモーカーで、家の中にタバコが置いてある。または、灰皿にタバコの吸い殻がてんこ盛りになっている。
庭先や、玄関前に吸い殻が、ポイ捨てされている。
「うちは、タバコなんて家族全員だれも吸っていないから関係ない」なんて、思わないで下さい。
拾い食いをするかもしれないし、お客さんが忘れていくかもしれないし、宅配のお兄ちゃんが玄関先に落としていってしまうかもしれません。
社会生活をしている限り、タバコとは、縁が切れません。
犬がタバコを誤飲した時の中毒
タバコを誤飲した時に起きる症状はニコチン中毒です。
普通に一本のタバコ文の煙を吸った場合でも0.5~2mg程度のニコチンが体内に吸収されます。
犬は、タバコを吸いませんが、一般的に、犬は1~2mgのニコチンで中毒症状を起こし、8mg以上では死に至るといわれています。
タバコの誤飲はタバコ一本分のニコチンを一気に体内に入れてしまうことになるので、タバコを吸うよりもよりもさらに危険な状態といえます。
2~3本で中毒量になる場合もあります。
ニコチンは胃では吸収しにくいので、飲み込んですぐは特に症状は現れませんが、飲み込んだタバコが小腸へ移動してしまうと吸収が始まってしまうため、中毒になることがあります。
犬の体内で、胃から小腸に飲み込んだものが移動するのにおおよそ40~60分かかります。
小腸に入るとすぐに吸収が始まり症状が現れると言われているので、飲み込んだ後はすぐに吐き出させることが重要です。飼い主が自力で、吐き出させるより、すぐに獣医師に診断を受けましょう。
犬がタバコを誤飲した時に症状が現われる本数。
死に至りやすい本数です。(ピース・しんせい・ハイライト・セブンスターなど、ニコチン量の多いタバコの場合は、もっと少ない量で、発症する場合があります。)
•子犬 1本以下 •小型犬 2本 •中型犬 4本 •大型犬 8本
犬がタバコを誤飲した時に現われる症状
現われる症状は、ニコチンが体内に入ったために起こる、さまざまな症状があります。
異常に興奮しやすくなる、震えや幻覚、幻聴によるパニック行動、嘔吐や血便、血尿など、乃症状が起こります。
少量であれば、成犬であれば、命に関わることもないようですが、子犬が食べた場合は衰弱の後死に至る可能性もあるので、気を付けましょう。
ニコチンが溶けた水を犬が飲んでしまった時
タバコの有害成分ニコチンは、水に溶けだしやすい性質を持っています。
タバコを水につけることなんて、ないから関係ないなんて思わないで下さい。
火を消すために、灰皿に残った吸い殻に水をかけた時の水には大量のニコチンが溶けだしています。
実はタバコ本体よりもタバコが浸かっていた水のほうが危険です。
ニコチンは1時間で50~60%のニコチンが溶け出すといわれています。
ニコチンが溶けだした水は、吸収スピードが吸い殻を飲み込んだ時の約2倍にはねあがってしまいます。
ニコチンが溶けだした水を飲み込んでしまった場合、約15分で危険な状態に達してしまいます。すぐに獣医師に適切な処置をしてもらいましょう。
愛犬がタバコを誤飲した時に、してはいけない対処法は?
前の項でも書きましたが、タバコの有害成分であるニコチンは水に溶けだしやすいです。
絶対に誤飲した後にやってはいけないことは、液体を飲ませることです。
タバコを早く吐き出せようとして、水や牛乳をのませることは、体内にあるタバコからニコチンが溶け出し、体内に吸収されるスピードが2倍に花上がってしまいます。
水 分を飲ませると犬の体内内のニコチンをより吸収されやすい状態にしてしまうので、絶対にしてはいけません。
犬がタバコを誤飲時の正しい対処法は?
すぐに獣医師に連絡をして診察を受け、獣医師におまかせする。
自力で吸い殻を吐き出させる。(手を突っ込みとる。)
獣医師は、オキシドール8小型犬であれば1回1~2ml大型犬であれば1回3~5ml)を服用させる場合が多いようです。
何はともあれ、犬がタバコを誤飲するのは、飼い主の責任が多いです。犬のために誤飲できない環境を整えてあげましょう。
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