シニア犬・老犬の食事で気になることトップ4!
愛犬が高齢になると何かと食に関するお悩みが増えるものです。多くの飼い主さんが「気になる」と口にするお悩みについてご説明させていただきます。
シニアになると個々の体質、体調はそれぞれ大きな違いが現れます。不安がある場合は小まめに動物病院を受診しましょう。
目次
柔らかい食事は虫歯になるの?
犬も高齢になると歯が抜け落ちてしまったり、隙間が目立つようになったり、硬いフードを食べにくくなります。そのような時、缶詰やレトルトパウチなど柔らかく、愛犬が食べやすい食べ物に変えてあげるべきか悩むものです。
でも柔らかい食べ物は虫歯になりやすいという情報もあり、なかなか決心がつかないものです。
実は、犬は柔らかい食べものを食べているから虫歯になるわけではありません。市販の缶詰や、ウエットフードに含まれている添加物が原因で虫歯になるのです。
野生で生活をするオオカミは、毎日柔らかい生肉を食べ続けていても生涯虫歯になることはありません。これは、歯の表面や隙間に残った食べ物のカスを自分の唾液で洗浄出来ているからです。
ペットとして暮らす犬も同様で、添加物などの一切配合されていない食事であれば自分の唾液だけで歯を清潔に健康に保つことが出来ます。
愛犬の年齢や健康状態に合わせて食事を見直す時は、健康上必要のない添加物の配合をしっかりと確認し、除外してあげましょう。
食欲旺盛なことは元気な証拠?
高齢になると、それまで少食だったはずの愛犬が驚くほどの大食漢になったり、食べ物に異常な執着を見せるようになります。
これは老化現象の一種で必ずしも健康で正常な行動ではありません。つまり愛犬の要求のままに食事やおやつを与えてはいけません。
高齢になると運動量が減少し、新陳代謝も低下します。過剰に摂取した栄養分はそのまま肥満の原因になり病気や怪我をもたらします。
愛犬の食事量は愛犬の体形、運動量に合わせて適量を与えましょう。
また、中には痴呆の症状のため過度な食欲が起こることがあります。この時、これまでは無関心であった生ごみや家族の食事を無理やり食べようとしてしまう事もあります。
愛犬の食事は年齢、体調に合わせて適量を与えるように飼い主が管理してあげましょう。
慢性的な便秘が続く。うんちが出にくい場合はどうすればいい?
高齢になると便秘が起こることも増えます。健康な状態の犬のうんちは、一本のバナナ状で排泄されます。
数日間排便がない、細かくちぎれて排泄される、力んでも排泄できないという場合は、便秘の対策が必要です。
便秘の理由は、日々の摂取水分量不足が原因になっていることが多々あります。
若く健康なうちは、自身の筋力で何とか排泄しきることが出来ていたものの、高齢になると筋力が低下し、排泄が困難になるのです。
この症状の改善には
・ドッグフードをふやかした状態で与える
・肉や魚、野菜でスープを作り、ドッグフードに混ぜ与える
などの方法で日々の食事の摂取水分量を増やしてあげると、スムーズに改善できます。
シニア用フードへの切り替えは必須なの?
ペットショップに並ぶシニア用製品を目にするたびに、「ドッグフードを切り替えるべき?」、「それとも食べなれている食事を続けるべき?」と悩みます。
高齢になったからという理由だけで、シニア用製品に切り替える必要はありません。愛犬にとって、食べなれたドッグフードがある日切り替わるという事はストレスになり、食欲不振を招くこともあります。
もし愛犬に下痢や嘔吐、便秘などの問題がみられないなら食事はそれまで食べなれている物を与え続けても問題ありません。
ただ年齢に応じて給与量を調整し肥満や消化不良を避けるよう気にかけてあげましょう。
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