マイペースのチワワを飼う前に知っておきたいこととは？

小さな体、大きな瞳、きりっとした表情をたくさんの魅力があるチワワを家族に迎えたいという方も多いでしょう。
多頭飼いを考える時も小さなチワワなら・・・という声もあります。

ただチワワはその小さな体のイメージとは相まって実は独立心が強い、勝気な性格をしています。
チワワの生活を知るときっともっとチワワが気になるようになるでしょう。

マイペースで独立心が旺盛でも甘えん坊

手のひらに乗るほどの小さな体とうるんだ大きな瞳、小刻みに震える姿に一瞬で心奪われ、チワワに魅了されてしまったという方も多いでしょう。
生後間もないチワワは食も細く、何かと手がかかることもおおいものです。いつも飼い主さんの傍にいて甘えん坊な一面を多々見せるでしょう。

しかし実はチワワが甘えん坊な時期はこの時限りです。
その後は精神的な成長が早く、特に女の子は自立した生活を好むようになります。
中にはチワワの性格はまるで猫のようだという専門家もいるほどです。

とてもマイペースで甘えん坊かと思えば、ふらりと一人でどこかへ移動してしまったり、ひとり遊びが好きだったりと。
このマイペースぶりと見た目のか弱さのギャップもまたチワワの魅力なのでしょう。

子供より大人との生活に向いた犬種

チワワと言えば小さな子供でも抱っこが出来、散歩が出来ると考えられ子供のいる家庭で飼われることも多い犬種です。

しかし実はこの犬種は元来猟犬として輩出された歴史をもっています。
農家の納屋に暮らし、ネズミや猫を駆除する役目を担っていました。そのためマイペースで独立心が強い気質に育ったとも言われています。

チワワはもちろん遊び好きで活発な面もありますが、必ずしも無邪気に小さな子供と遊びまわることが好きな性格ではありません。

また勝気で警戒心が強い面もあるので、小さな子供が乱暴に扱ってしまったり、しつこく追い回すような事があれば飼い主相手であっても威嚇したり、噛みつくこともあるでしょう。
見た目には小さなぬいぐるみのような印象を受けますが、実際には大人と暮らすこと、大人の目が届く範囲で暮らすことが向いている犬種だという事も理解してあげましょう。

多頭飼いは相性が大切

独立心が強いチワワは必ずしも多頭飼いが成功するとは限りません。
サイズが小さくいことから数頭で飼育したいという声は多いものの、チワワ本来の気質から考えるとストレスにさえなるほどです。

チワワを多頭飼いするなら、同じような独立心が強く、マイペースで自分の世界観を持った犬種がおすすめです。例えばチワワ同士、ヨークシャーテリアなどがよいでしょう。
逆に相性が合わない、難しい犬種と言えばダックス、パピヨン、コッカーの様に甘えん坊で常に誰かに寄り添い暮らしたい犬種です。
チワワにとってこのようなタイプは面倒に感じることも多く、喧嘩が目立つでしょう。

犬同士の相性を見極めることはなかなか難しいものです。初対面の印象とともに生活を始めてからでは変化がみられることもあります。
チワワを多頭飼いする場合は、多頭飼い後も自分専用スペースを確保し続けることが出来るように生活環境を工夫してあげましょう。

ベッドやサークルなどの専有スペースがあれば自分らしく過ごすことが出来、余計な喧嘩も避けることが出来安心です。
何といっても可愛らしさ抜群なチワワを家族に迎える時は、その性格をあらかじめ理解しておいてあげると、お互いが良好な関係を築けるでしょう。

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