プードルが気を付けておきたい病気
目次
プードルが健康に長生きをするための知識と予防策
愛らしい外見と高い知能、抜群の運動神経で誰からも愛される人気犬種がトイプードルです。
犬との生活の最大の悩みである抜け毛も体臭も少ないことから、室内で共に生活するうえで最もストレスが少ない犬種とも言われるほどです。
トイプードルは実はその外見的なイメージと違い、骨格は大変繊細で華奢です。
体重もわずか2,3㎏で収まることもあります。
この小さな体で健康に長生きをするためには、あらかじめトイプードルに多くみられる病気を把握し、予防策を講じてあげましょう。
子犬の時点で発病もある膝蓋骨脱臼
トイプードルに最も多くみられる先天性疾患の1つに膝蓋骨脱臼があります。
膝蓋骨とは膝にある皿状の骨のことです。
この皿状の骨は本来膝の溝に収まり、膝を稼働させる際の兆番の役割を果たします。
しかし何等かの理由によって生まれつき溝が浅い状態になると、膝を稼働させるたびに膝蓋骨がずれ、本来の役目を果たせなくなります。
この症状は軽度であれば問題ありませんが、重度の場合は外科手術が必要になることもあります。
また日常生活の環境や肥満によって症状が悪化することもあるので、愛犬の骨格について、生活環境における注意点については日ごろから注意を払ってあげましょう。
垂れ耳犬種特有の外耳炎
トイプードルのように垂れた耳を持つ犬種は慢性的な外耳炎に悩まされることが多々あります。
垂れた耳は耳孔の蓋の役目を果たしてしまうので、内部の通気性が悪化し、雑菌の繁殖や汚れがたまりやすくなります。
この状態の上に、トイプードルは耳内部の被毛も長くのびる性質を持っているので、さらにリスクが高くなります。
トイプードルは週に数回の耳掃除がかかせません。専用の耳掃除用ローションや綿棒で耳内部の汚れを拭き取り、清潔な状態を保ちます。
合わせて月に1度を目安にトリミングショップや動物病院で耳内部の被毛を引きぬくケアも欠かせません。
耳内部は皮膚が薄く大変デリケートです。このお手入れは決して快適なものではないので、中には必死で抵抗し嫌がる場合もあります。
でもお手入れを怠ることで、重度の外耳炎を起こすと強い痒みや痛み、悪臭に悩まされることになるので、定期的なお手入れを続けましょう。
自宅でお手入れをする場合は、お手入れ後にオヤツを与えるよう心掛けると、愛犬のご機嫌も治ってくれるでしょう。
高齢犬に多い白内障
トイプードルは数ある犬種の中でもトップクラスに長寿な犬種です。
最近では20歳近くまで長生きをするケースも増えてきています。
ただ10歳を超えるころから眼球の白濁が目立つようになることが多く、徐々に視力を失い白内障を発症することが多くみられます。
白内障を発症し、視力を失った後でも住み慣れた自宅や歩き慣れた散歩道であればそれまでと変わらず生活をすることが出来ます。一見視力がないとは気が付かれないほどということもあります。
しかしこれはそれまでの経験や習慣に基づくからこそできる行動です。
新たな生活環境や引っ越し、室内の模様替えで物の配置が換わってしまうと途端にパニックを起こし、不安から問題行動を起こすこともあります。
愛犬への負担を軽減するためには、出来る限りそれまでと変わらない生活を送ることが出来るよう心掛けてあげましょう。
定期的な健康診断の受診がおすすめ
犬の健康状態を把握する方法の1つに食欲があります。
食欲の増減によって体調の変化を見極めることで病気の早期発見につながります。
でもトイプードルは若く健康なうちから食欲が不安定、食が細い、好き嫌いが激しいなど食に手間がかかることが多々あります。
そのため必ずしも食欲が参考にはなりません。
シニアと呼ばれる年齢になったら動物病院で定期的に健康診断を受け、健康管理に取り組みましょう。
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